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薬局でRMPを活用する〜学会からの学び〜

10月10日に仙台で日本薬剤師会学術大会が行われました。
2日目に行った分科会では「RMPを活用しよう」という演題で、私の好きな山本雄一郎先生が登壇するということで楽しみにしていました。

*RMP〜医薬品リスク管理計画のこと。

早速そこで得た学びを共有したいと思います。
薬局でRMPを活用する方法としては
1・pmdaの「PMDAメディナビ」に登録し、「マイ医薬品集作成サービス」にログインします。

2・自分の薬局で採用している「ハイリスク医薬品」を登録していきます。


3・その中で、RMPがある(RMPの欄に◯がついている)薬を「お気に入り」に登録。そうすると、38件に絞り込むことができました。
ハイリスク薬登録は150件を超えますが、RMPがある薬品はそれほど多くないことがわかりますね。

4・RMPの◯をクリックし、その医薬品のRMPを確認し、
【重要な特定されたリスク】の項目を服薬指導で必ず確認すべき事項としてスタッフと共有します。

すごくざっくり言うとこれだけです。
ハイリスク薬以外にもRMPがある医薬品は多くありますが、「せめてハイリスク薬だけでもRMPを活用してみては?」という山本先生の発表はなるほどと思いました。

ちなみに、RMPの「患者向け資材」をクリックすると、最新の患者向け資材が確認できますが、結構改訂されているものが多く、薬局においている資材が古い場合は新しく取り寄せたほうがいいでしょう。
ただ、A4版の資材が多いので、ちょっとだけ使いにくいかも?しれません。
私も服薬指導の際には、「このお薬の新しい情報が入った資材ですので、あとで目を通してくださいね」と言って渡すようにしました。

他にも、新薬採用の際にこのマイ医薬品集があれば、RMPの有無もすぐ確認できますし、勉強会などでもすぐ使える資料に早変わりします。
私自身、まだこの方法を取り入れて1週間しか経っていませんが、積極的に活用していこうと思います。


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