第96回全国選抜高等学校野球大会 1日目展望

 皆さん、いよいよ球春到来ですね!
 センバツ100年の記念すべき大会が、いよいよ始まります!
 今日から、展望と振り返りを行っていきますが、その前に、組み合わせを受けての、優勝とベスト8予想をしていきます!
 
 優勝   青森山田
 準優勝  関東第一
 ベスト4 健大高崎、大阪桐蔭
 ベスト8 近江、創志学園、宇治山田商、報徳学園

 青森山田の優勝予想は、黄金世代の到来として、一気に優勝もありうるのではないかと思いきってみました!関東第一の機動力でかき回す野球も、低反発バットが導入される新しい大会にマッチする気がしています!
 では、1日目の予想から参りましょう!

第1試合 八戸学院光星(青森)- 関東第一(東京)

 豊富な投手陣を誇る八戸学院光星に対して、機動力を生かした打撃に自信を持つ関東第一の実力校同士の対決。開幕戦から、緊迫した好ゲームが見られそうだ。
 昨夏の甲子園でベスト8のメンバーが多く残る八戸学院光星。聖地での経験は十分で、伸び伸びとしたプレーが期待できる。注目は、左腕の3本柱である洗平(あらいだい)、岡本琉、森田。エースナンバーを背負う洗平は、1年生の夏から甲子園でのマウンドを経験し、ファンからもお馴染み。角度のある直球に磨きがかかる。岡本も最速148キロを誇る本格派。昨秋は、この2人に加えて、変則左腕の森田も台頭。充実な投手陣で守りからリズムを作る。砂子田や渡部といった、甲子園経験豊富な野手の闘志あふれる打撃にも期待したいところだ。
 昨秋の関東大会を制して、春夏通じてでは5年ぶりの甲子園出場を決めた関東第一。久々の聖地にはなるが、戦い方は、伝統的に関東第一の野球そのもの。機動力を生かした攻撃と、充実の投手陣が噛み合えば、上位進出も十分に狙える。打撃の中心は、4番で主将の髙橋。昨秋の公式戦では、本塁打を3本放つなど、コンパクトな振りながら、長打力のある注目打者。上位打線には、公式戦の打率が5割の飛田や野球センス抜群の2年生坂本など、関東第一徠位俊足打者が揃う。昨秋、主戦で投げていた坂井は、伸びのある直球に魅力がある。もともとエースであった左腕畠中の奮起にも期待したい。

第2試合 田辺(和歌山)- 星稜(石川)

 21世紀枠で71年ぶりの選抜出場を決めた田辺と、昨秋の明治神宮大会を制し、投打に充実した戦力を誇る星稜の対戦。田辺にとっては、星稜の強力打線に対して、守り抜きながら、接戦の展開に持ち込みたいところだ。
 田辺は、登録選手18人と少数精鋭ながら、選抜は71年ぶりの出場で、21世紀枠での出場であるが、昨秋の和歌山大会で、市和歌山や智弁和歌山など、和歌山の甲子園常連校を次々と撃破。一般選考枠のチームと遜色ないと言っても過言ではないだろう。試合の出来を握るのは、エース右腕の寺西。昨秋の公式戦は7試合中6試合で完投し、無尽蔵のスタミナと粘り強い投球に期待がかかる。打線では、中軸に座る山本結、山本陣の「山本コンビ」に期待がかかる。山本陣は昨秋、市和歌山戦と智弁和歌山戦でいずれも本塁打を放つなど、勝負強さに期待がかかる。
 昨秋は、北信越大会、明治神宮大会を制して、公式戦負けなしの圧倒的な強さを見せた星稜。積極的な打撃陣に、左右の2枚看板を擁して、石川県勢初の優勝を目指す。打線は、切れ目の無さが脅威で、3番の主将芦硲(あしさこ)、4番の萩原、5番の2年生服部など、小柄ながらパンチ力のある打者が揃う。投手陣も安定しており、甲子園での経験も豊富な技巧派左腕のエース佐宗(さそう)と、星稜中学時代から頭角を現していた2年生右腕の道本の2枚看板で、失点を最小限に抑える。充実した戦力で、序盤から主導権を握っていきたい。

第3試合 近江(滋賀)- 熊本国府(熊本)

 お互い、守備力を強みにしているチーム同士の対戦。ハイレベルな守り愛の試合になりそうだ。両エースの投球の出来が、カギを握ることになるだろう。
 昨年の夏に続く甲子園出場となった近江は、強力な左右の2枚看板を擁して、投手力から試合のリズムを作っていきたいところだ。エース右腕の西山は、最速143キロのストレートにスライダーを交えながらテンポのある投球が持ち味。昨秋近畿大会の1回戦では、わずか76球で完封するなど、試合の組み立て方にも強さを持つ。コントロールに定評のある左腕河越にも期待がかかる。攻撃力では、近畿大会であと1本が出なかった課題を機に、勝負強
さを磨いてきた。1番を打つ中村の出塁率がカギを握ることになりそうだ。
 破竹の勢いで昨秋の九州大会を制し、春夏通じて甲子園初出場を決めた熊本国府は、明豊や神村学園といった強豪校を撃破した原動力の左右の2枚看板に注目したい。先発することの多いエース坂井は、低めの制球力を武器にして打たせて取る投球が身上。リリーフ役の植田は、左横手から、変則的なフォームで投げ込み、打者を幻惑する。その2枚看板を盛り立てる守備も魅力的で、野田と山田の二遊間コンビは昨秋の九州大会でも好プレーを連発していた。打線は、1番の梅田と2番の野田がチャンスメイクして、確実性の高い4番中嶋に繋げる展開を作っていきたい。  


では、当たるはずの無いスコア予想を(笑)
第1試合 八戸学院光星5-6関東第一
第2試合 田辺1-5星稜
第3試合 近江2-1熊本国府

 今年から導入される低反発バットが、どこまで試合を左右することになるのか、そんなところも注目されそうな1日目になるかと思います!いよいよセンバツ開幕です!

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