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僕らが共有しているのは、建物ではなく、時間。

カズキタです。

モテアマス三軒茶屋をスタートして、もう2年7ヶ月になります。


15部屋もある巨大な物件に、最初は1人で住み始め、部屋をモテアマシてましたが、2019年7月現在住民は24名、部屋数は18部屋に増え、入居して羽ばたいていった住民は30人を超え、共有の本は優に300冊以上、調理器具は増え続け、トイレットペーパーは常に不足気味、、という現象が起きております。

普通、人数が増えたりしたら2軒目のシェアハウスを考えるところですが、うちは一軒を延々にアップデートしてそのままスケールアウトし、バーストして宇宙の藻屑と化していく、そんな未来を夢見ています。

さて、ここまで巨大になってくると当初では考えられなかったように、知名度も一部界隈では上がってるみたいで、シェアハウスに入居したいという人の選択肢の一つになっているようです。

「モテアマス見学したいです」

という問い合わせも結構ありますし、ほとんどの場合は断らずに受け入れていますが、その内容は「内覧」という形にならないようにひっそりと仕向けています。

「一緒にご飯食べませんか?」
「イベントがあるんでこの日に来ませんか?」

ほとんどの内容に対してはこういった形で返答していて、実際モテアマスで一緒にご飯を食べたり、三茶で飲みにいったり、だらだらと数時間話して盛り上がったり、そんなパターンが多いです。

さて、なぜ僕はこんなに一人一人の内覧者に対して時間をかけてるか、です。

うん、正解は、僕は入居者を審査しているわけでも、入居させたいわけでも、お金を巻き上げようとしてるわけでもなく、友達を探しているだけなのです。

ちなみに、僕の中の友達の定義は少し変わっていて、僕が拾ってきた怪しいツボを買ってくれる人や、「す」と描いてあるだけのTシャツを買ってくれる人が僕の友達です。みなさん僕に騙されてはいけませんよ。

友達とは、何か、という話です。
一緒に過ごしていてお互いに楽しい時間を過ごせる人。
じゃないですかね。

一緒に時間を過ごして楽しいのかを判断するのに必要な情報は、部屋の間取りや駅からの遠さ、築年数、シェアハウスのルール、家賃、なんかじゃないと思うんですね。

一緒に時間を過ごして楽しいなら、すこしの不便さはむしろ楽しみへと変わっていきますし、一緒に解決することもできます。みんなで力を合わせて日々のトラブルに向き合ってくのがシェアハウスの醍醐味だと思ってます。

一緒に楽しい時間を過ごして、その人に人生においてシェアハウスに住むという人生における転換となる期間を共有できたらいいな、そんな野望を抱いて、シェアハウスをまだまだ運営していきたいと思います。

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