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600字日記 DAY.4

オフラインの飲食店などが外出自粛などを受けてオンラインショップを立ち上げている。それらのお店を支援するかたちで多くの人が購入している。例に漏れず我が家でも何点か購入した。地元の製麺所や母の実家近くの干し芋屋さんなど、できれば何らかの縁があるお店を支援したいものだ。

日本におけるtoC食品産業のEC化率は2.64%(2018年度 経産省発表)と非常に小さい。この騒動が終わってオンラインショップを閉じるお店もあるだろうが、多くは残るだろう。「有事の際に困るからECも一つの軸に据えよう」と考えるオーナーも多そうだ。一方、購入者側もオンライン購入の心理的ハードルが下がったはずなので、利用機会は増えるのではないかと思う。

とはいえオフラインの店舗が無くなるわけではない。ECと実店舗は別物だと思ってる。実店舗での体験はECでは得られない。やはりその場所まで行き、その店で食べる楽しみは代え難い。「モノ消費からコト消費」とこの数年語られてきたが、「モノ」はECで購入できるが「コト」をECで体験するのは難しい。

奥さんが「私はお店に行って、ショーケースを見ながら悩んで、お店の人と話して買いたいんだよ」と言っていた。ECモールは強烈なレコメンド機能がカギだ。一方実店舗は「探す楽しみ」がある。僕も本は実店舗で購入している。本を探している時間が楽しいのだ。もしかしたら将来の実店舗は「売らない」店舗になっていくかもしれない。

街歩きで生計をたてて生きていきたい...