まさか自分が脳梗塞に、、、HRテック起業家が実感した検診の大切さと愛について

実は10月11日より3週間半入院してました。脳の血流に異常があり、超軽度ではありますが脳梗塞になりました。お客様、会社の皆様、投資家の皆様、友人、そして最愛の家族、心配かけて申し訳ありませんでした。お見舞いに来てくださった多数の皆さん、皆さんへの感謝絶対忘れません。

3週間半も入院しましたが、幸運が幸運を呼び後遺症もなく退院を迎えました。

入院中様々なことを感じました。病気を公開することにより幾つかのリスクあるなと想いつつも、私の経験した病気は多くの人にも起こりうること。

世間の人に伝えなあかんという”自意識過剰”

からこのブログを書いてます。

想定される読者:特に多忙な起業家さんやビジネスマンの方とそのご家族ご友人

テーマが少し重めなのでポップに日記風に仕上げております。長文になります。お付き合い頂ければ(読了目安10分)。

お伝えしたい内容(時間のない方はこちらだけで十分)

・このnoteを読み終わり次第、脳ドックをノールックで予約 
・投資家の方々へ”会食代わりに起業家へ脳ドックプレゼント”企画のご提案
・共済には入ろう、都民共済神伝説
・やっぱり死ぬこと以外かすり傷、もっと言えば生きてるだけで丸儲け

10/11

朝自転車で子供を幼稚園に送っていました。仲良しのお母さんに児童館の話を聞きつつ駐輪場に近づくと違和感。

なんか身体が重いかな。疲れてるなぁ。

子供を自転車から降ろして鍵をかけてしゃがむとそのまま立てなくなりました。

立ちくらみかな?

と思いつつも立てない。柵にしがみついてもダメ。意識はしっかりある。そこで周りにいたお母様方に

大丈夫ですか?

と聞かれる。

意識はしっかりあるので大丈夫です。救急車は要らないです。

と言ったのですが、なんかこう声が出ない感じ。呂律が回らない。1分ほどで回復して子供を送ったところ周りのお母様に

呂律(ろれつ)が変だったから救急車呼んだ方が良いですよ。

と言われました。今思うと恐怖ですが私はそのまま家までチャリで帰りました。ただ

呂律(ろれつ)が変

というのが気になり妻の勧めで救急センター(看護師さんと電話で相談できる無料サービス。目黒区ナイス!)に電話しました。これが今思えば超ファインプレー。普段なら歩けるし会社に行っていたけど「虫の知らせ」を感じたのでした。妻が電話してくれたところ、その症状なら

至急、救急車で来て下さい。

と言われました。そんな、大袈裟なと思いつつも救急車に乗り病院へ行きました。病院では中学生が朝礼でなる貧血みたいなやつですかねとか言いつつ採血と念のためMRIへ。けたたましい電子音が耳元で鳴り、なんか宇宙船に乗ってるみたいだなと想いながら検査終了。検査が終わると

少なくとも2日間は入院です。

といきなり告げられ歩くのも良くないとことで車椅子に乗せられました。

病名:右中大脳動脈狭窄

先生と話すとMRIの写真上は左右対称であるべき脳の血管の右側の写りがかなり悪いとのこと。病名は右中大脳動脈狭窄。安静にして、血液をサラサラにする薬の点滴投与が決定。

その夜の仕事の調整の電話中。

また朝と近い症状が1分ほど出たのでした。

左手の痺れと言葉のでづらさ。

愛する小さい子供3人と妻がいて私はこのままどうなってしまうのだろうととてつもなく不安でした。隙間時間に本を読む気にもなれずただただ悶々としていました。その時に妻からLINEが来ました。

子供が何ヶ月の時にこんな言葉を話したんだというまとめでした。どんなことがあっても子供の成長を覚えていられるようにねと。

それを見て号泣してしまいました。

10/12

この日も朝から再度MRIを撮りました。その結果非常に小さな脳梗塞の後も見つかり点滴が増えました。

前日のような痺れや麻痺の症状がMRIの検査中に出たらどうしようとややパニックになり、

機械から出して!

と叫んでしまったりしました。(ちなみにその叫び声はかき消され最後まで検査したのですが。)

夕方先生とお話しし、家族も安心できるように24時間365日脳外科医のいる大学病院に転院しようと交渉することに。これが2つ目のファインプレー。先生も理解してくださり、受け入れ先が空いているかわからないけど転院の手続きをしてくださりました。

10/13

朝から外来で家族が並んでくれ、転院をお願いしに。そこで受け入れてくれたのが私が退院まで過ごした昭和大学病院です。脳神経外科に関しては非常に有名で、手術数も多く、日本の名医にも選ばれた先生もいらっしゃる病院。運良く空いていて、とてもラッキーでした。

慎重な検査

まず着くと検査の準備が始まりました。そこで尿意を感じてトイレに行きたいと言うと

立たずに尿瓶でして下さい。

と言われました。

入院当初からトイレには自分で行けてたのになんで?と思いましたが

今の状態であれば状況を全て把握するまではなるべく安静で頭を動かさないでください。

と担当の先生が。この時はその真意を理解してませんでした。

余談①尿瓶:記憶にある限り人生初の尿瓶体験。なかなか優れた形をしておりました。1つ問題があるとすると大体一回マックス900mlしかはいらない事。かなり我慢した後だとギリギリになり過ぎて漏れたらどうすんねん!とかなりハラハラしました。

その日は人生3回目のMRIを撮影。

余談②MRIの傾向と対策:SIEMENS製のもので、緊急時に握って不安を知らせるにぎにぎボールも持たせてもらい安心して検査を受けられました。ちなみに最初の病院のMRIはPHILIPS製。その後、放射線技師さんとその後仲良くなり、GE製のMRIが一番うるさいという情報を入手。昭和大学病院にはGE製もあり、そこで検査しましたが私はそれほど差を感じられませんでした。ただ、その方曰く

車と一緒でアメリカ製はうるさいんだよ。

とのこと。偏見ですよね。。

その後造影剤を投与しつつCTを撮影。血管から造影剤が流れ込むあの感覚は個人的には非常に嫌でした。

結果的に大事をとってICUに入ることになりました。脳血流系の疾患はとにかく初動が大事なのです。友人のご家族が近い症状になられて初動が遅れて後悔しているという話も聞きました。最初の症状が出たら速攻で医者に行き然るべき処置をしてなるべく早く安静にし、次の障害が出ないようにするのが鉄則。先生が安静安静と口を酸っぱく言った理由が分かりました。最初は慎重すぎる先生に疑問を覚えましたが、一貫した態度に次第に事の重大さを理解していきました。今は粘り強く対応してくださった先生にとても感謝しています。

ICU

はい、そうです、グローバルで女性の多いあのおされな感じの国際基督教大学です。関西の山に囲まれた変わった大学に行っていた私が聞くとドキドキするやつ、、、と思ったら無機質の部屋に通されました。人生初の集中治療室。食事も抜きとなりました。

余談③ICUのすごい点

1.ベッドに寝たまま体重が測れる。

2.ベッドに寝たままレントゲンが撮れる。SF映画に出てくるみたいな巨大機械式レントゲン(富士フィルム製)で撮影もしました。とにかくすごい。

自分がICUにいる割に元気で普通なのでいろんなことに興味が湧きました。まだ気持ち的にはどうなるんだろうと不安でしたが少し冷静さが戻って来たと思います。看護師さん的にもなかなか元気な人が少ないため(当たり前&不謹慎ですが)

テレビ持って来ますか?

とか色々聞いてくださり有り難かったです。ICUにはテレビはデフォルトではないんですね。腕に三本目となる点滴を入れて最大5種類の点滴を入れる人造人間状態になりました。

このICUで乙武先輩(@h_ototake)の車輪の上を読了。

みずみずしい名作。ベッドの上で車輪の上ってなんか凄いなって思いました。

10/14

朝、先生が往診に来てくれて、特にしびれや呂律の症状もないのでHCU(準集中治療室)への移動が決定しました。

そこでしばらく戦いになるものとの出会いが起こります。

それは便意です。

3日間出ていないのは快便野郎の私には珍しいこと。

ベット上安静を言い渡されていたのでトイレにもいけません。謎のお盆みたいなものを渡され何度も何度もトライしますが直前まであった便意がお盆によってへし折られる経験をしました。底が結構浅く、こんなものにしたら大変なことになるぞーという想いが便意に打ち勝つのです。腐れ縁社長のATこと中西敦士さん、日本支社長こばちゃん率いるベンチャー企業DFreeさん頑張れと心から思いました。

(現物はこの写真よりさらにそこが浅かったです。)

(GO!DFree。痛感した排泄の問題。)

意志は便意を凌駕する。

深い学びを得た瞬間でした。

10/15-10/22

嬉しいことに、毎日のように改善がありました。

まずはベット上で、上半身角度30度固定から90度まで体を起こしてよくなりました。

次に、車椅子でトイレにだけは行ってOKになりました。

看護師さんに

トイレの許可がでました。

と言われた瞬間のこと一生忘れないでしょう。便秘に近い状態で色々大変でしたが、そんなもの文字通りクソみたいなもんでした。

この間、カテーテル検査を行い、右腿から管を入れて脳内の血流を見たり、心臓の検査をしたり(梗塞系の疾患は心臓の不整脈と関係が深いときもあるそうです)、MRIを再度とったり、検査&点滴のデパート旗の台支店状態でした。

24時間点滴と心電図を繋がれているけど、めちゃくちゃ元気という奇妙な状況。

これは天職だという諦め

そしてこの時に偶然キャリア相談に後輩が私を訪れてくれました。そんな状況でもキャリアの相談を受けるとなると気合が入り話したくなるのか自分。これはある意味病気、病的に好きだなと思いました。そして、そうだんドットミーのアドバイザー協力したいとツイッターから @meiem326 さんに連絡をしました。こんな状況でもやるんだったら「ほんまもんやで」となんか関西弁で納得してしまいました。

(純粋にキャリアに関する相談を仕事の斡旋なしでできるサービス。LINE@気軽に始められる。アドバイスにお金を払わない日本のカルチャーを変えようとしてます!)

10/23-11/3

10/23の朝についに歩きでの移動が病院の同じフロア内のみ許可されました。病院の夜は早く22時には電気が消えます。そのため早い時には5時台に起きて朝日を見ながらツイッターと仕事して、本を読むみたいなおじいちゃんのような暮らしをしていました。

読書

入院中に読んだ本も非常に多岐に渡りました。24日で24冊。

余談④読書勝手にベスト3:

日本最強の起業家の生き様。個人的には検察との戦いの中でも若い弁護士を育てるという姿勢をとるシーンが骨の髄に響きました。

もやもやと考えた多くのことを言語化してくれた一冊。アート、サイエンス、クラフトマン。

帝京ラグビーの黄金時代を作った岩出監督の心理学実践者としての学びが詰まった一冊。

この時期は検査の数や点滴も減っていき、ついにシャワーも許されました。温めたタオルで身体を毎日拭いていたこともあり、不快感は少なかったですが、久々のシャワーはやっぱりとても気持ちよかった。

そして運命のシンチグラフィー検査を迎えます。

シンチグラフィー検査

薬剤を投与し、血管を広げて、その状態で血流を見る検査です。少し運動をするなど心拍数が上がったときに血流がどうなるかをみる検査です。血管に余裕がないとそれ以上広がらず、血管が狭くなっている部分の血流が少なくなるため血管の状態がどうかがわかる検査です。血管にプレッシャーをかける分、症状が出てから時間を空けないとできない検査でこの検査で血流の状況がよければ退院が一気に見えてくるとのこと。

個人差はあるみたいですが私は薬剤の影響で検査後も結構ふらふらになりました。他の検査は強いて言えば2時間じっとしていたカテーテルで腰痛になっただけであまり辛くはなかったのでこの検査が辛さとしては一番だったように思います。

検査後。結果を聞くのが少し不安でした。もし芳しくなければ頭蓋骨を開ける手術になるかも。ただその手術も症例も多く、成功確率が非常に高いものなので、やってしまうならやってしまおうという覚悟もありました。

ありがたいことに私の脳の血管はサポートする管を含め頑張っているようで血流問題なし。退院することが決まりました👏👏👏

死ぬこと以外かすり傷

正直言って、死なないにしても、もし体が自由に動かなくなったら本当に大変だ。家族はどうなる。死ぬこと以外かすり傷とかまじ嘘だなと入院当初は思っていました。ただ家族と接する中で死ななければ話もできるし体が動かなくても生きる意味ってあるな、どんどん考えが変わっていきました。

そして退院直前に面会者とあったり休憩したりするデイルーム(談話室)で流れるあるTV番組に目が奪われました。

その話は奥野敦士さんのストーリーを描いていました。

1985年デビューのロックバンドのROGUEのボーカル。

ただバンド解散後2008年に不慮の事故で下半身(正確には胸から下)不随になってしまうのです。

歌手にとって大切な腹式呼吸もできない。そんな中でテレビで流れた彼の歌うシーンのYouTubeに衝撃をうけました。

 首から下の麻痺があるため、腹筋に力が入らないのをベルトで締めて体を傾かせて力を入れて歌ってらっしゃいました。しかもこの歌声が心に沁みる。普通にパフォーマンスとしてこんな感動するものは今までなかなかなかった。

色々悩んだけど、まず自分はめちゃくちゃ幸運だった。そして改めて死ぬこと以外かすり傷、もっというと、生きてるだけで丸儲けだと思いました。

(@minowanowa さんの著書。後輩が病院に持って来てくれた。読んで元気出ました。ありがとう @kirikiriharara )

皆さんへのお願い

表は元気です。薬は飲んでますが(朝晩のみ)特に不自由はなく、飲みまくっていたお酒を断酒し、すこぶる健康です。夜の席は抑えつつ、参加したら炭酸水でテンション上げていってます。

ここで皆さんにお願いがあります。

・このnote読み終わり次第、脳ドックをノールックで予約してください。( #脳ドックノールック運動 と名付けます )

MRI検査は4、5年に一度受ければいいものです。だいたい2万円弱で受けられます。今ではこんなサービスまであります。(こちらの元楽天濱野さんどなたかご紹介ください。エバンジェリストやりたい!)※12/7追記ご紹介いただけました。皆さまありがとうございました!

特に、親族で梗塞系の疾患が出たことがある方、35歳以上のストレスフルな仕事をされている方、はノールックで受診予約してください。

私の症状も、目の前のベッドで入院されてた方の症状も、MRI写真を撮っていればもっと早く対策できていました(幸い2人とも助かりましたが)。

・投資家の方々へ”食事の代わりに起業家へ脳ドックプレゼント”企画提案

投資家の皆さま、起業家にとって健康管理は最優先事項です。皆様のリターンと叶えたいビジョンの根本です。ただ死ぬまで働く&働けと思っているマッチョな方々もいらっしゃるし、それもまた大切な要素だと思っています。そのため飲みに連れてく代わりに起業家に脳ドックをプレゼントするなんてどうでしょうか?起業家が自分で決めて検査に行くとなるとコストがと二の足を踏む起業家も多いですし、”役員報酬と見なされてしまう”問題などがあります。脳ドックプレゼント企画。今年のクリスマスにいかがでしょうか?

・医療保険は手数料えげつない、都民共済神伝説

入院の際、一定の閾値を超えた医療費は高額医療費控除によって補填されます。

ただ処置によっては個室に入った方が良い場合や、そもそも個室しか空いてない場合があます。そのとき支払う差額ベット代(1日5,000円〜15,000 円程度)は痛い。そうした緊急の支出を補填するのが保険ですが個人的には余計なものが付いて高い一般的な保険は特にお金の厳しい起業家の方には全くお勧めできません。

ただラッキーなことに私は都民共済に入っていました。

http://www.tomin-kyosai.or.jp/

割り戻し金があり実質月々2500円〜3000円で入院1日9,000円の保証が受けられました。まじ神。

最後に

最後にやっぱり死ぬこと以外かすり傷、そしてもっと言えば生きてるだけで丸儲けだと思います。

今この瞬間に感謝して私は毎日を過ごそうと思います。

もしご共感くださったのであれば

皆さんの大切な人に

ありがとうと伝えられるときに伝えてください。

皆さんの大切なひとを

抱きしめられるときに抱きしめてください。

もしかしたら自由にそんなことができない瞬間がくるので。

遠慮せずに言いますと

帰って即、抱きしめろ!

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

自己分析、教育、自己啓発などの情報を引き続き発信していきますので、気に入っていただけたら是非是非サポートいただけたら嬉しいです!

スキいただけてとっても嬉しいです!!!
216

note編集部のおすすめ記事

様々なジャンルでnote編集部がおすすめしている記事をまとめていきます。
3つのマガジンに含まれています

コメント2件

ちょうど今週末に検診があるので気が引き締まりました。
即、脳ドック予約しましたー
表さん、大変でしたね。。
奥様からのLINE、僕もうるっとしてしまいました。
家族のために、脳ドック行ってきます!
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。