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ジュニアで自分がやっていること

 こんにちは!指導者2年生の油井です!

Twitterの記載通り私は今腸煮えくり返っています。ターゲットは自分なんですけど。


指導先の試合でまあ滅多打ちにされました。これの問題なのが、自分の守備テーマでやっていたことがとことんエラーが起こり、グループ単位でやるべきことを放棄(やる予定ではいるが)し、個人戦術単位でやってたことがね・・・。2週間前県1部相手でハマった時はまさにこれだって思っていたので、本当に実力不足を痛感しました。今まで前を向かせないことやインターセプトに関してもガッツリ落とし込めていたようで、芯に落とし込めていなかった。まあお盆明けまでメイントレがないので、とりあえず修正しますか。ってお盆明けのトレの次の日が大会なので、なにやれば良いんだっていうのは自分の頭の中で迷走しまくっていますが・・・。っていうかツヴァイカンプフの部分で負けたのはまじで俺のせいだな。本当に申し訳ないし、不甲斐ない。

こんな脳内なので今日のテーマで何を書こうかなんて思いつくわけがないのですよ。まあでも更新できるときにすると言った以上それを果たせなければいけません。日々有言実行しろと指導先で言っているので、行動に移します。今日のテーマは「ジュニアでどういう練習をしているか」です。まあジュニアとひとくくりにしていますが、僕のメインはU-8なので、U-8の話をします。よろしくおねがいします。

 僕は現在ジュニアユースとジュニアで指導をしています。個人的にどちらも特に感情を変えずにやっていますが、やっぱり内容は小学校1,2年生と中学校1年生で変わるものです。まあジュニアユースに関してはオープニングで言ったんで、ジュニアについて話してみます。

僕が指導に携わっているチームはイメージは小学校のクラブ活動のようなクラブです。所属選手の9割以上がその小学校に所属していてサッカー大好き少年もいれば、学童クラブついでに身体を動かす子どももいます。クラブ単位で話しても、リハウスリーグではブロックのCリーグで決して強いクラブではありません。競技側面より普及のほうが強いと思いますが、先述の通りサッカー少年もいるのでターゲット層はおもっくそ広いです。

一応ジュニアでは週3回のうち2回は最低でも自分がメインでTRを回しています。土曜日に小学校の土曜授業のおかげで、ジュニアユースがジュニアにかぶらない日が月に1回程度あるので、それを含むと週3回の練習全てに直接関与させていただいていることになります。ちなみに今は会場の関係で週2回になっていますが、今週の土曜日は見事にジュニアユースとジュニアがかぶらないのでジュニアの練習に行けるというミラクルハッピー現象が起こりました。まあどっちが良いとかは本当になくて、理想は土曜日はどっちも見たいんですよね。したがってジュニアユースが午前試合で夕方ジュニアとかだと本当に感極まります。そもそも子どもどっちか選べなんて言われて選べるか!!!って話ですよね。これは掛け持ち指導者あるあるなんじゃないですか?(笑)

 話を戻します。まずうちの子は多分上手いです。周りと比べてどうかは知りませんが、上手いです。まあもちろん全員が全員上手いわけではないですが、足下の技術に関してはマジで上手いです。そしてめっちゃ自主練する子が多い笑。これは自分が練習していてさらに自主練しようという意識が芽生えて練習する子がいることは、個人的に心底嬉しいです。まあ上手いの基準が自分がやっていた頃とかなのですが、本当に上手いです。その中で僕が意識していることは主に2つで、

・楽しく身体を動かすことにより、アスリートとしての能力を向上する

・ボール、相手に触れてサッカーというスポーツを好きになってもらう

この2つで行っています。残念ながら僕のクラブで小2からビルドアップの練習をやったりしませんし、原理原則なんて

「ゴールを奪いに行くためにドリブルをしろ、シュートを打て!」

「ゴールを奪うために、奪われないためにボールを奪え!」

の2つしか基本行っていません。そもそも小2からビルドアップの練習をしているクラブチームはまじでサッカー大好き少年の中でも大好きな子どもが揃っていて初めて出来る芸当だと心底思います。そういう意味でトリアネーロ町田とかはすごいなって。

 とはいえ、ジュニアサッカーからジュニアユースに上がる子どもの課題として

・アスリートとしての能力が備わっていない

・攻守の切り替えが遅い

ということがよくあります。いや、奪われたら奪い返しにいけよ!って思ってもなんにせ普段からセットされた練習になれ、そこからの脱却が出来ない子どもがいるのも事実です。逆にここ数年スペイン流の指導にドハマリして、原理原則だけしかしないでフィジカル的負荷がかかる練習をしないで、ジュニアユース時にアジリティ能力、コーディネーション能力が低い子がいるのも事実です。これは一定のチームの課題というより、

「どこのチーム」も課題だと思います。

 その現状を知る上で基本的に流れは、

鬼ごっこ(1vs1、認知系、競争系)→フィジカルTR(逆立ち、ブリッチなど)→基礎練(運んでパス、パス練、ロングキックなど)→1vs1(ライン突破、ゲーム形式)→ゲームorゲーム形式の練習

です。時間が基本1時間20分であることや、子どもが落ち着いていない日もあるので省くものは省きますが、基本こんな感じです。先程意識していることに加えてフィジカル面では、

100のパワーを出せるようにする

ことをより意識しています。なんでもそうですが、下げることや緩めることはできますが、上げることはすごく難しいです。根本のパワーが60とかだったら下げるもクソもないわけです。こうなると、この年代は100のパワーを出せるようにすることが得策なのは言うまでもありません。ということで、100のパワーに上げることはとても意識しています。

 サッカー面では正直言って、諦めています。何を諦めているかと言うと、いわゆるジュニア年代でやれることの全部をやるということを諦めています。まず、子どもにそんな1から10まで教えて全部理解して出来るようになる子どもなんてめったにいません。むしろ1から10まで2年間で落とし込むことなんて不可能に決まってます。ということで、基本的に本質から落とし込みます。まずは、サッカーというスポーツの目的から逆算します。

サッカーは相手より多くの得点を奪えば勝てるスポーツで、得点を奪うためには基本的にボールが必要です。つまり、

・ゴールを常に狙うこと

・ボールを奪いに行くこと

この2つの意識付けは重要なのです。止める、蹴る、運ぶはもちろん重要ですし、サッカーをやっていく上でずっと練習しなければいけないものです。ただ、いきなり3つのことをやっても、あくまで手段をやっているだけなので目的には繋がりません。つまり、

・なんのためにドリブルをするのか

・なんのためにパスをするのか

・なんのためにボールを奪いに行くのか

ということを分からずにやっても意味はありますが、サッカープレーヤーとしては難しいのです。結局はパスのためのパス練習をしたり、試合でもドリブルのためのドリブルをしてしまい、サッカーというスポーツから逆算してプレーできる選手は育ちません。だから、最初は1vs1でゴールを奪う、ボールを奪うを徹底します。これをやることにより、早い段階からサッカーというスポーツの本質を掴む機会を設けています。


 まあざっとジュニアでやっていることはこんな感じです。まあとはいえ指導者としては本当にまだまだ若輩者で、成長途上なのでどこまで還元出来ているかは未知数ですし、練習も常日頃反省です。まあ読むより見たほうが早いと思うので、興味がある方は見に来てください笑。来てくださった方はFBしてくださると嬉しいです。

 そんな僕のことを低学年の責任者(メインコーチ)というホストで信頼してくださり、アシスタントコーチにも普段から練習をサポートしてくれ、保護者の方にも普段から凄く助けられています。クラブのOBでもない僕を指導者として初めて雇ってくれたクラブで本当にいつも指導者として学ぶ環境を2年間提供してくれたので、その恩返しをするために僕は今年も残ることを決めました。今後も子どもたち、保護者、クラブに恩返しをし続けます。

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