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3月聴いた音楽

Yard Act『Where’s My Utopia?』

UKのポストパンクバンドの2ndアルバム。
一聴して、あれっ?こんなバンドでしたっけ?という印象。
そもそもUKのバンドだったよね?あれっ、USのバンドだっけ?と思うようなブルックリン界隈のダンサブルなインディーロック・パンクを彷彿とさせるサウンド。
ヒップでグルーヴィーなサウンドなのでライヴが楽しそうなだなと。
良い作品。


Neck Deep『Neck Deep』

UKのポップパンクバンドの新作。
UKには珍しい抜け感のあるUSタイプのポップパンクサウンド。
やはりこの手のサウンドは、聴くと否が応でも気持ちが高まる。
ライヴ楽しそう。
SUM41のFinalツアーに帯同しているみたい。
聴くと楽しい気持ちになる作品。


Anjunadeep South Africa

UKのディープハウスレーベルのAnjunadeepが、南アフリカのアーティストにフォーカスしたコンピレーション作。
南アフリカというと最近はジャズ界隈では一大シーンになってきているけど、ダンスミュージック、特にハウス界隈では南アフリカ発の「アマピアノ」というサウンドが話題になってきているそう。
このコンピレーションに収められてるトラックも、いわゆる普通のハウスとは違ったテイストを持つものばかり。
グルーヴィーで、メロがキレイなトラックばかりで、聴いていて心地よい。オススメです。


MUNICIPAL WASTE『Tango & Thrash』

USのクロスオーバー・スラッシュメタルバンドの新作。
9曲収録なのにトータル10分未満😲
その分、チョッ早で勢いのあるナンバーばかりが収録されており、
とても潔い作品。


Kim Gordon『The Collective』

元ソニックユークのベーシストというのは不必要な枕詞かな?
キム・ゴードンの新作アルバム。
とても好みのサウンド。
トラップとインダストリアル・ダブにロッキッシュなフィードバック・ノイズを合わせたサウンドとでもいえば良いだろうか。
全編通してローテンションで、聴いた感じの印象は漆黒。
しかも、聴き進めるについて深くなる黒さ、暗さ。
どんどん深海へと潜っていくような感覚。
これは、真夜中に聴いたら飛んでしまうかも。
とてもオススメの作品。


Four Tet『Three』

UKのエレクトロミュージック界のベテランアーティストであるFour Tetの新作。Four Tetの作品は、基本ハズレはないよなと。
昨今の流行りと彼のオリジナリティを上手く融合してきており、近年のSkrillexやFred Againとの交流の影響か、ポップな印象の作品となっている。オススメ。


Gouge Away『Deep Sage』

USのポスト・ハードコアバンドの新作。
Deathwishからリリースされてるだけあって、王道というよりは一癖あるポストハードコアサウンド。
ボーカルの女性の声が良く、シンギングもスクリーミングもGood。
ライヴを観てみたいバンドだなと。


Liam Gallagher & John Squire『Liam Gallagher & John Squire』

exオアシスのボーカリスト、リアム・ギャラガーとストーン・ローゼズのギタリストのジョン・スクワイアといったUKロック界のベテラン同士のコラボ作。UKロック好き、特にマンチェスター界隈のサウンドが好きな人にはたまらない作品では。
サウンドは、ザ・UKロックって感じで、シンプルにカッコ良かった。奇をてらわず、ベタな王道UKロックで来たのは好感が持てた。オススメの良作。


Kenya Grace『The After Taste』

前々から注目していたKenya Graceの1stアルバム。
既発シングルは、ドラムンベースを基調としたポップミュージックだったけど、アルバム内ではジュークっぽいリズムやUKガラージ/2ステップっぽいリズム、はたまたハイパーポップ/ガチャポップの要素まで取り入れたカラフルな仕上がりとなっている。
1stアルバムなのに、サウンド自体がかなり洗練されているのが驚き。
今年大ブレイクしそうなアーティストの1人。オススメです。


The Jesus and Mary Chain 『Glasgow Eyes』

リユニオン後の2作目。7年ぶりの新作アルバム。
甘美・耽美的なメロディーに轟音ギターを合わせるというサウンドのオリジネーターであり、今シューゲイザーと呼ばれているようなサウンドの雛形を作ったバンド。
そういや、スーパーカーの1stは、ジザメリを意識して作ったみたいなことを昔ナカコー氏が言っていた気がする。
今作品も、そんなジザメリ節満載の良作。甘美・耽美的なメロディー+轟音ギターなサウンド好きは、マストリッスン。オススメです。


Prefuse 73『New Strategies For Modern Crime Volume 1』

Prefuse 73の6年ぶりのNewアルバム。
Prefuse 73といえば、ポスト・テクノミュージックとしての「エレクトロニカ」にヒップホップを早くから取り入れていたアーティストの1人。
サンプリングしたボーカルを細切れに切り刻んで効果的に使う「ボーカル・チョップ」は、彼が生み出した手法。
そういった意味でカットアンドペースト、エディティングの魔術師とでもいうような人ではあるけど、近年はそういった方向性は封印し、よりシンプルなビート・ミュージックを作っている印象。
今作は、オーケストレーション豊かなジャジーサウンドを展開しており、壮大な映画を観ているような気分になる良作。オススメ。


Jlin『Akoma』

USの人気ジューク/フットワークプロデューサーの新作アルバム。
今作には、ビョーク、フィリップ・グラス、クロノス・カルテットをゲストとして招聘している。その影響もあってか、ジューク/フットワークの一歩先を進めたようなサウンドが模索されている感じがある。
とてもスゴい作品だと思う。オススメです。


Ministry『HOPIUMFORTHEMASSES』

インダストリアルメタルの雄、ミニストリーの16枚目のアルバム。
あまりインダストリアル感はなくて、むしろスラッシーなナンバーやニューメタル的なグルーヴナンバーが多い印象を受けた。かなりの良作。


Ride 『Interplay』

シューゲイザー御三家の1つライドの4年半ぶりの新作。リユニオン後3作目。いわゆるシューゲイザーサウンドだけではなく、80'sのニューウェーブやポストパンクっぽいサウンドもあったりでカッコ良い作品。オススメ。


SUM41『Heaven :x: Hell』

カナダ出身のメロコア・ポップパンクバンドの雄、SUM41の新作。これが、ラストアルバムだそう。昨年、解散を発表し、現在ラストツアー中。そんな中で発表された今作だけど、正直とても素晴らしい。もう1曲目のイントロを聴いたときからワクワクが止まらない。個人的には、彼らの最高傑作じゃないかなと。
こんなスゴいアルバム作ったのに解散かよと思うけど、これは最後のアルバムだからという強い気持ちが込められたからこそ生まれた作品かもなと。
すべてのメロコア・ポップパンクファンは聴くべき作品だと思う。かなりオススメです。


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