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『オウンドメディア進化論』発刊によせて

はじめて本を出すことになりました。『オウンドメディア進化論』というタイトルです。
本当は発売当日(1月30日)にでもnoteで報告しようと思っていましたが、なんだか色々あって今になってしまいました。

既に手にとっていただいた方、本当にありがとうございます。
毎日のようにエゴサしていますが、ありがたい感想ばかりで改めて書いてよかったと思う次第です(Amazonの口コミもお待ちしております)。

▼「はじめに」全文はこちらで読めます

▼たくさんの声をいただいております!一部紹介します

執筆期間は一昨年の12月中旬から去年の1月中旬。大体1ヶ月程度で15万字弱の原稿をあげた形になります(頑張ったね)。原稿自体は何度も推敲を重ねましたが、基本的に僕の書き起こしに近い内容です。ふだんから僕の文章に触れている方は「平山っぽいね」と思われるかもしれません。逆にはじめて目にする方からしたら「こんな()の多い文章、読みづらいわ」「ビジネス書っぽくない。結論を早く言え」とイライラさせてしまっているかもしれません。すみません。

また、内容については僕の脆弱な情報まわりで版元の宣伝会議さんに助けていただきました。特にオウンドメディア史・オウンドメディア事例周りについては補強していただいた格好です。ありがとうございました。

昨年12月に「web人大賞」を受賞させていただき、今年1月に本を出版することになって、なんとなく、ここ数年の仕事の棚卸をしているような気分でもいます。かと言って、棚卸してみたらまだまだやらなくてはいけないことが山積みであることもわかって、しばらくは追いかけたい領域であることもわかってきましたが。

とはいえ、ここから先は新たな「筋肉」が必要な気がしてきてもいます。具体的なことはまだ言語化できていないですが、今やっている場所から「半身外」に身を置く機会を増やしていくべきだと、なかば本能的に内側から訴えられている状況です。副業がOKの会社ですので、ぜひご用命あれば、私のTwitterのDMにご連絡いただければと思います(いきなり宣伝)。

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出版時、著者はどんなnoteを書くのが御作法なのか全くわかっておらず、ここまで内容のない文章をツラツラと書いてしまっているような気がします。noteで書くべきことはきっと、本の内容の裏側にある思いだったり、サイドストーリーだったりする気がするのですが、今回の書籍の後半(本当に最後の方)で、そんなことについては書いているので、ぜひ本を読んでもらえればと思います。

半身外。今回の本の中でも「転校生」という言葉を用いて、自身のいる企業をそういう立場から眺めると見える景色が変わる、といった話をしています(そこから発信する内容が見えてくる、といった内容です)。翻って(翻らなくてもいいのですが)、社会人人生を振り返ると、いつも半身外にいるような状態、つまりは「辺境」を歩いているような気がします。

2005年、1社目の広告代理店の営業の頃も、当時売上の中心を占めていたリスティング広告(検索結果上位に掲載する広告)ではなく、コンテンツを中心とした読み物コンテンツ制作やメディアタイアップばかり売っていました。

その後、スマホが出てSNSが流行を迎え、キュレーションメディアがでてきて、爆発的にコンテンツが増えるようになって、広告代理店から出版社に転職しました。出版社の中でもwebの領域という辺境を歩くことになるのですが、さらには2015年くらいからファン同士をつなぐコミュニティ開発にシフトすることになります。

そしてコミュニティという言葉が当たり前になった2018年、今度はメーカーに移り、花形のマーケティング領域とは縁遠く、「オワコン」と呼ばれていたオウンドメディアを立ち上げてちょっとずつメディアを育てて今に至るわけです。

ただの天邪鬼と言えばそうなのかもしれないですが、社会人のはじめの頃から、なぜか「真ん中」を歩けない気質というか宿命のようで、ずっと「辺境」を歩いているような気がします(それでもなんとか、こうして本を書かせていただけるまでになったのは、本当にありがたいことです)。

なぜ「辺境」が気になったのか、どうして歩こうとしたのか、それは今でもよくわかっていません。ただ、しかるべきタイミングでしかるべき人と出会っていることはたしかです。転職のタイミングや、新しい取り組みを始める際には、大体「半身外」で出会った方の影響が大きいように思います。その方の言葉を自分なりに解釈して、今いる場所に置き換えて考えてみた結果が、次のアクションにつながっているように思います。

こうして辺境をなんとかギリギリ歩き繋いできた身としては、その時々で声をかけてくれた方達には感謝しかありません。本当になにか変化が起こる時には、必ず声をかけてくれる人がいるんです。僕にとってはただ運が良かったと言えますが、オウンドメディアを運営してきて100人以上に取材してきた中で、やはりチャンスを手にしている人というのは一定数いるわけです。その人たちのもつ空気感には3つの共通する傾向が見えてきました。

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確たる根拠はないけれど「そうかもしれない」と思うことは、日々の生活や仕事の中で結構あると思うんです。普段は通り過ぎてしまうそういう感覚が後々顔を出してはヒントを与えてくれることも。正解やノウハウばかりが並ぶSNSでは発言することに気が引けてしまう「なんとなく」を月に2回を目処に書き残していきます。読んだ方々にとって、日常の「小さな兆し」に気づくきっかけになれれば。

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