見出し画像

雨の日だけど、銭湯に行ってきたよ

雨の日。

今日は朝からどんよりとした曇り空で、テンションもあまり上がらなかった。寒いだろうと思ってわざわざ薄手のニットを引っ張り出したのに、昼間はきっちり6月の暑さになって、「なんだ、服装失敗したかな」と思ったら夕方からはしっかり寒くなって、「上着も持ってきておいて良かった」と胸をなでおろす。
右往左往して、なんだか疲れたなぁ。

そんな日は、銭湯へ行く。

雨の日の露天風呂

近くの銭湯には、強炭酸風呂と、ぬるめのお風呂、サウナ、そして露天風呂がある。
雨が降り、雫がお湯に波紋をつくる。ぴちゃんぴちゃんと絶えず音がしながらも、やはり夜の露天風呂は静かで、安らぐ。穏やかな時間が流れる。
みんな室内の風呂に引っ込むので、露天風呂はほとんど貸切状態。足をぐーっと伸ばして、空を仰ぐ。真っ暗闇から降ってくる雨が、肩を濡らす。

いいなぁ、と思う。

銭湯に入る時、当たり前だけどスマホは持ち込まないし、腕時計も外す(わたしは普段からしていないけど)。
本当の「この身一つ」状態。

呼吸するようにSNSアプリを立ち上げることも、頻繁に時間を気にしてソワソワすることもない。
そういう「何もしない時間」が、今の日常には足りていない。
だから疲れた時は、そっと補給する。
銭湯に行ったり、岩盤浴に行ったり、昼間から寝転がったり。今度はマッサージにも行ってみたいな、と思っている。

〇〇はこういうもの、を疑う

わたしはこれまで、雨の日にわざわざ銭湯に行こうとすることはなかった。
せっかく行っても帰りに濡れるし、疲れるし、荷物も増えるし、傘重たいし。

でも実際に行ってみると、露天風呂は空いているし、笠が用意されているから顔を雨に晒さずにお風呂に浸かれるし、しっかり疲れは癒えるし、銭湯で安らいだ心は雨さえも愛しく思える。

「銭湯は、晴れの日に行くもの」
自分の中にある常識のひとつが、崩れた瞬間だった。

TOP画像は、今日飲んだコーヒー牛乳。
銭湯上がりのコーヒー牛乳は最高。

感想、コメント、リクエストなどいただけたら嬉しいです。「たかれんのこんな記事読みたい!」があったらDMにどうぞ!