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【0円タクシー】の運転手にお給料を聞いて考えた、【最適なスポンサー】はPokémon GO

どうもこんにちは、「勝手に経営者づら労働者」清原です。

先日話題になった、DeNAが運営する「0円タクシー」に乗ってきました。

スポンサーと運営会社のDeNAがお客さんの代わりにお金を払ってくれる仕組みになっていて、初回のスポンサーは日清。どん兵衛の天ぷらそばをモチーフにしたラッピングになっています。こちらは、年越しそばのタイミングに合わせたキャンペーンだそう。

色々調べるより、乗って体験しちゃったほうが早いということで、乗ってきました。

乗るまで

まず、配車するためのアプリ「MOV」をダウンロードします。
その後、電話番号など登録したのちに、配車可能となります。

乗る地点と、降りる地点をあらかじめ設定し、アプリのマップ上にどん兵衛タクシーが現れるのをひたすら待ちます。やはり夜は競争率が高いらしく、現れたと思ったらすぐ消えるの繰り返しで、やっと配車することができました。

乗ったらUberのように名前を伝えればOKです。

では、運転手さんに色々聞いてみたことを要約します。あくまで1人の運転手さんの意見ですのでご了承ください。

稼働率について

・指定区内(渋谷区、新宿区、中央区、千代田区付近)でしか配車を受けることができないため、普段より稼働率は低い。帰りはお客さんを乗せて帰れないとのことでした。
6時間目にして7組目とのこと。

お客さんについて

・今のところ男女半々ぐらい。
・自宅までが多い。

キャンペーン期間中のお給料のこと

・平均より上ぐらいの売上は、乗せたお客さんの人数にかかわらず保証してくれるそう

対象車について

・各会社50台ずつで、全部で200台あるそう(あくまで運転手さんの話です)
・キャンペーン参加ドライバーはランダムに選ばれるらしく、ある日突然呼び出されたとのこと。
・対象車に選ばれたら普段と違うエリアを走らなきゃいけない場合があるそう。

目標について

・特に会社から言われている目標はないとのこと

キャンペーンについて

・年末の6日間は、どん兵衛と、お箸と、袋を配るとのこと。

車について(これは私が観察したことです)

・背もたれなどが、どん兵衛仕様になってます。
・前にディスプレイがあり(タッチパネルではない)、そこで、どん兵衛の吉岡里帆のCMが流れています。
・車自体は、どん兵衛仕様であるものの、必要最低限のステッカーは窓に貼られていました。
・唯一、ある1社の広告が貼られてましたが、なんで剥がしていないのかはわかりません。

◆まとめ 〜DeNA側のメリットの方が大きい?〜

以上のデータから、1台あたり、1日に乗せられるお客さんは、10組ぐらいであると予想されるので、1日に全キャンペーン車では、2000組ぐらい。27日間のキャンペーンなので、54,000組ぐらいは乗せられそうかなと。重複もあると思うので、これより少し少なくなるかもしれません。
運転手の200人分の普段より高い水準の給与を保証することとキャンペーン期間から、おそらくDeNAとスポンサーの負担は3億円ぐらい。
また、このキャンペーンによって、配車アプリのダウンロードのきっかけになることから、スポンサー側は実はそんなにお金負担していないんじゃないかと考えます。DeNA側はアプリダウンロードさせることに成功している一方、日清側はその場では認知してもらう以上のことは起きてないのですから、むしろDeNA側のメリットの方が大きいと感じました。
以上のことを考えると、ある程度アプリが普及して、これ以上キャンペーンを打ってもアプリの普及率は変わらないとDeNAが判断すれば、この一連のキャンペーンは、よっぽど優良なスポンサーが出てこない限り、なくなると思います。

◆最適なスポンサーは?

田端大学のお題で、0円タクシーの最適なスポンサーを考えるというものがありました。いろんな回答があり得ると思います。大きく分けて、消費財メーカーか、体験を提供する会社かの2つがあると思います。私は体験を提供する会社で考えてみました。というのも消費財メーカーだと購買につながったとしても単価が低く、3億円は回収しにくいかなと考えたからです。
体験を提供する会社で考える際にも、2つの考え方があると思います。
①購買につながった時に単価が高くなるような体験(旅行など)を提供する会社
②爆発的に2次拡散されるような体験を提供し得る会社

②の軸で考えると、「Pokémon GO」が最適なのではないかと思いました。
もちろん、乗っている人は、Pokémon GOを存分に楽しめます。また、若い層もタクシー利用に取り込めるでしょう。
そして、外からタクシーを見る人にとっても、ポケモンがラッピングしてある車は見ていて楽しいですし、SNSで拡散したくなるでしょう。
限定200台というレアさもSNSの拡散に貢献しますし、タクシーそれぞれでキャラクターを変えて、SNSと連動企画をしたらものすごく盛り上がると思います。

Pokémon GOのナイアンティック側は、ポケモンの映画公開に合わせて0円タクシーキャンペーンを展開するのがベストタイミングかなと思います。
Pokémon GOをしながら、映画館に行って、映画館の周りにいる子供達にもかなりアピールになる。さらにメディアも、映画のことに触れてくれるので、まさに最大値の最大値という感じです。

まだまだ、0円タクシーにふさわしいスポンサーはあると思います。
皆さんはどう考えますか?
ぜひ思ったことを共有してみてください!

またMOVもぜひ使ってみてください。今なら、ちょっと調べれば、2000円分クーポンとしてもらえます。

それではこのあたりで失礼します。最後までお付き合いありがとうございました。

清原(@Takashi0zo)

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