見出し画像

ペットと一緒にフィリピンへ渡航 /移動編/

以前準備編として記事を上げましたが、今回は実際に飛行機に乗ってフィリピンまで移動した件です。
フィリピンに入国したら直ぐに、動物検疫の申請手続きで405ペソ現地通貨での支払いが必要になりますので少額でいいので両替して細かいペソも持っておくほうがいいです。


うちの猫の特徴

  • 人見知り

  • 好き嫌いのはっきりした猫

  • 自分の事を人間だと思っているかもしれない。

  • 毎朝5時に外に出て行き、夕方に帰ってくる。

  • 家にずっと居続けるのはいや派

人見知りですが、近所の猫と仲良くしていて紹介された事があり、
餌をあげておきました。

【スカイマーク】那覇空港〜羽田空港  大人1人(13,110円)

那覇空港〜羽田空港までペットは預け荷物になりますのでチェクインカウンターで5000円余分に支払いをします。ペットを預けるお客さんは基本、飛行機の前側の席に優先的に通してもらえます。私の時は3列目でした。

これには理由がありまして、目的地の空港についてから荷物引き渡しのレーンでペットの受け取りになるので早めに行って欲しいとの事でした。

大きなクレートに入れてくれます。(柴犬くらいだったら余裕で入りそうな)

持っていたソフトケージもクレートと一緒に預け荷物にしました。
クレートに入れた時、愛猫の不安そうな表情を今でも覚えています。

【リムジンバス】 羽田空港〜成田空港 3,200円

羽田空港について早速、荷物受け取りのレーンに並んだら割と早めに私の預け荷物が流れてきましたが、猫いないし、となりました。
空港での話だとてっきり荷物レーンに一緒に猫も流れてくるのかと思ったのですが。聞いてみると職員が直接ペットは連れてきますと教えてくれました
10分程待ったらカートに乗せられて「ナォーー!、ナォーー!」と荷物レーンに大きく響き渡る鳴き声で登場してきました。
相当不安だったのか、進んでソフトケースに入ってきました。

予め予約しておいた時間のリムジンバスで羽田〜成田まで行きます。
目的地のアシアナ航空のカウンターは南ウィング4階なので南ウィングで下車します。

アシアナ航空のフライト出発時間が2時間もないので急いでチャックインしました。
ここで必要になるのが、今まで準備した申請書類です。

空港で提出した書類

  • 電話予約したフライトチケットのPDFのコピー

  • 輸出検疫証明書(沖縄の動物検疫所で発行したもの)

  • 輸入許可SPS(念のために確認してました。)

  • Etravelのオンライン申請の確認QRコード

  • 無料ビザ期間内の第3国への出国チケット(今回も捨てチケットにしました)

ペットのフライトチケットの支払い
$200≒27,800円(円で支払いしました。)
2023年5月末辺りのレート

補足でフィリピンの入国際【E travel】というオンライン事前入国申請があります必ず登録してください!
私は申請していなかったので、チャックインカウンターで申請させられました。
滞在先の入力欄がありますがホテルの名前や住所が分かればそれを入力して下さい。私は友人宅の住所を入力しました。
時間が無かったので本当に焦りましたが、登録を済ませてペット用の運賃$200を現金で支払い(円に換算した)荷物チェックへ行きました。

【アシアナ航空】成田空港〜仁川空港〜マクタン空港(大人1人64,220円)

荷物チェックで猫を赤外線に通したかどうかは忘れました。
猫アレルギーの検査官がいたのは覚えてます。
通常の出国手続きと変わらずただ猫を連れているというだけでした。
CAさんは私が猫を連れてることを知らないです。(たぶん)
足元に猫のケージを置いてたまに開けてチュールをあげていました。
1時間ちょっとのフライトですぐ着きます。

成田空港〜仁川空港は大きい飛行機だったので足元が楽でした。



仁川空港に到着

乗り換えの手荷物チェックに長い列が出来ており時間がかかりました。

赤外線センサーの通過にペットも一緒に通らなければいけないのでケージから一旦出して抱っこして赤外線を通りました。よっぽど出たく無かったのか親指の先を結構な強さで引っ掻かれました。

仁川ーマクタンの乗り換えに5時間程待機があったので少し休憩できると思いました。
ここまででチュールは食べてくれましたが、水は飲まず。

空港内は猫にとって寒いと思う。

心配でしたが、なかなか思い通りには動いてはくれないものです。

仁川空港〜マクタン空港(セブ)
夜9時30分出発の搭乗ゲート近くで待つこと5時間。
おしっこしてくれれば安心なのですが、決まった場所でないとやりたくないので。我慢している様子でした。

飛行機に乗りましたが仁川〜セブのフライト時間も5時間もあり。久しぶりの飛行機に後半しんどくなりました。猫さんはもっとしんどかったと思います。
着陸態勢間近で「ニャーニャー」鳴き出し、トイレだと思い連れて行きました。トイレに入って直ぐにおしっこをし始めて後ろ脚から尻尾までびしょ濡れになってしまいましたが、最後におしっこしてくれて安心しました。すごく我慢していたと思います。

セブに到着

機内で書くボーディングカード?に猫と一緒に来た事も書いた気がします。
(うろ覚え。。。)
飛行機を降りたら。入国審査です。
いつも通り特に何も聞かれません。パスポートを渡して、顔写真を撮って終わりです。

預け荷物を受け取って。
空港の動物検疫に行きます。

場所もよくわからないので ”I am with my cat, where is the check?”
と聞いてみると。
親切に案内してくれました。

担当者に、
輸入許可(SPS)一式と
日本で揃えた書類を全部出して確認してもらう。
申請手数料で₱405 フィリピンペソで払います。

こちらの上の用紙は回収されます。
こちらの上の用紙も回収されます。
3種混合ワクチンの記載があるので一応提出。
回虫駆除の書類持ってるかと聞かれました。
印鑑押してもらっていて良かった。

確認後、何やら2枚専用の用紙を渡されその書類にサインしました。

上陸許可書。
飛行機の後船に乗る時に必要なのですが私の場合セブまでで良かったので
いらないやつです。
検疫の通知

健康チェックも「猫元気?」と聞かれただけです。

ここで受け取った検疫の書類は今後猫と帰国する時に大事になりますので無くさないように保管しておきましょう。

また、日本の動物検疫で教えてもらったのですが、
2年以内の帰国であれば、狂犬病予防注射の期限内の継続的な接種を受けていれば帰国可能でした。(1日でも過ぎてしまったらダメですが。)
私の場合は2024/04/10以内(2回目の狂犬病のワクチン接種から1年間有効)に摂取する必要があります。

https://www.maff.go.jp/aqs/animal/dog/attach/pdf/import-other-41.pdf
7ページ、8ページあたりに大事な事が書いてます。
興味があれば上記のリンクから確認してみて下さい!

気になる今回ペットの渡航準備〜渡航にかかった費用の合計

初診料¥2,000
猫狂犬病予防接種1回目¥3,000
マイクロチップ装填¥4,000
小計¥9,900

再診料¥1,300
猫狂犬病予防接種2回目¥3,000
小計¥4,730

再診料¥800
採血料¥1,000
診断書発行(英語)¥3,000
小計¥5,280

狂犬病抗体検査¥13,000

再診料¥1,300
ドロンタール¥3,100
猫三種混合ワクチン1回¥4,500
小計¥9,790

スカイマーク預け荷物¥5,000
アシアナ航空ペット搭乗費 約¥27,800

合計金額¥75,500
飛行機代を除けば¥42,700(税込)

結構高額になってしまいました。

セブについてから

慣れない土地での生活はペットにとって大変ストレスになのだとよくわかりました。餌にしてもトイレ問題にしても、今までと勝手が違うのでとにかくよく暴れて、鳴いていました。
家にいる時はベッドの下にずっと隠れていましたが2日目の夜になると次第に餌も食べてトイレもする様になりました。

逃げ出したっきり帰ってこなくなった。

2日目の夜私が部屋の外に出た際、隙を見て脱走してしまいました。
その夜、何度か帰ってきた様な鳴き声を聞いたのですが、タイミングよくドアを開けてあげられず、家の直ぐ裏手の資材置き場に逃げ隠れているのを見つけました。姿も確認できたのですが、捕まえることが出来ず。
また、そこの土地のセキュリティーに勝手に入ってしまった事についておこられてしまい…。
その後、何度も土地の中に入らせてくれと交渉したのですが、最後まで入れさせてくれず。担当者を変えて交渉しても中に入らせてくれる事は無かったです。

5月28日に姿を確認できて以来、現在も見つかっていません。
その後約10日間近所に張り紙やビラを配って回り、探し回ったのですが6月7日を最後に探すのを諦めました。

最後に呼びかけに対して答えてくれた場所です。
なん度か「見たよ」と情報はもらいましたが、この中に入れず。

フィリピンに連れて来て、沖縄に帰ることも出来なくなってしまい。かなり落ち込みました。ペットを飼うという事はその子の事を一生面倒見てあげるという事だと。
色々なご感想はあるかと思いますが、私の中でどこかで楽しく野良に戻って生活していると思う様にしました。

最後に

渡航に向いているペットはいないと思います。
普段の生活と全く違う環境になるため、人もペットも想像以上にストレスだらけになってしまいます。是非可能なら家族何人かでペットのケアを絶え間なく出来る状態にしてあげて渡航する事をお勧めいたします。

もしこの記事の内容にご質問や、ここの部分もっと詳しく知りたい場合は遠慮なくお問い合わせください!
TwitterやインスタグラムのDMからもメッセージ頂けますとお返事できます。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?