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SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE

今回は所有しているレンズから紹介。
生産終了になってしまっているので入手性が悪いが、良いレンズなのでチャンスがあったら是非買ってみて欲しい。


このレンズの良いところ

魚眼

このレンズの魅力はなにより魚眼だ。
魚眼レンズはかなりニッチな市場で、Canon純正レンズとしてはEFレンズでは2本しか歴代に出ていなくてニッチな市場だ。

F2.8

広角レンズとしては必要十分な明るさがあると思う。
他の魚眼レンズのラインナップは、CanonやNikonの純正の魚眼レンズがあるがいずれも8-15mmのF4やF3.5-4.5の暗めのズームレンズなのでちょっと暗いなと思う。

小型軽量

最新のF1.4の魚眼レンズは1.36kgもあり、広角レンズなのに三脚座が必要なほど重たいレンズだが、F2.8の旧型のレンズは370gしかなくかなり軽量だ。
望遠系がメインになるライブ撮影の現場では広角系のレンズの優先順位は低いのでコンパクトで+1本運ぶ負担を考えるとF1.4の魚眼レンズは運搬するのにかなり気合いがいるのでF2.8だとしても軽いというのはメリットだと思う。

開放から画質はまあまあ綺麗

ちなみに、このレンズは2005年に発売された比較的古いレンズだが、単焦点レンズなので今の時代になってもまあまあ画質は良い。
次の記事ではEF16-35mm F4L IS USMを紹介予定だが、最新の高画素機に対応したデジタル対応レンズと比較すると画質やクリアさは1ランク劣る感じもするが、それでも十分に綺麗だ。

開放

開放

F4
このレンズは発売年が古い割には意外と大丈夫だが、広角レンズは周辺部の画質が悪いレンズも一定数あるので周辺部の流れを防ぐためにある程度絞って使うのが一般的だが、ライブ撮影の現場ではそこまで絞ってる余裕がないので開放で撮るシーンもあるとは

このレンズの悪いところ

このレンズの場合使用用途が限られているので、そこまで欠点があるかというとそうでもない。強いて挙げるならばこのへんが挙げられるってくらいのレベルだ。

AFは遅い

AFはDCモーターを使用しているのでそこまで速くはないが、どうせ遠景ばっかりでAFの移動量はそこまで多くないし、AFで追尾して撮るわけではないのでそこまで問題はない。

DPPでは周辺光量補正などのレンズデータが使えない

社外レンズなのでDPPではレンズデータが使用できないが、Lightroomなどでは使えるので編集ソフトを選べば問題はない。

感想

F2.8で小型軽量で画質もそこそこ綺麗で、そこまで使わないレンズであることを考えると運搬する負担も考慮すればトータルでは良いレンズだと思う。
このレンズの特徴はというと、そこまで特徴がないので感想といっても短くなってしまうが、使用頻度が低いレンズだしまあこんなもんである。

今後の期待

直近のニュースとしてはこれまでサードパーティ製AFレンズが製造されてこなかったが、ついにRFマウント対応レンズがSIGMAとタムロンから出ることになった。

今回レビューしたレンズは生産終了になってしまったが、今年のCP+で15mm F1.4の新しい魚眼レンズが登場した。
SIGMAからRFマウント対応のレンズが出るなら、フルサイズレンズもCanonのラインナップにないレンズはRFマウントのレンズラインナップの拡張という意味で期待したいところだ。


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