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No Guidnce, Anderson Hao…今週のおすすめ 5 Best Songs:2023-44

今週も新人の新譜から厳選して5組のアーティストを紹介します。音楽ブログ「abstract pop」の「5 Best Songs」の企画では、国内の音楽メディアでは紹介されないような、海外の新進気鋭なアーティストを毎週紹介していきます。過去に紹介したアーティストは下記にまとめてあります。

Spotifyのプレイリストも更新してます〜


No Guidnce

ロンドンを拠点に活動する4人組のR&Bユニット、No Guidnceの今年2作目のEP『Spicy EP』。デビューEPもまさかのいつの間にかリリースされていて気づきませんでした。今年UKの中でもFLOとともに多くメディアにも取り上げられたアーティストで知っている方も多いかと思います。
80〜90年代のBoyz II Menなどを想起させるノスタルジックさを現代のR&Bサウンドに落とし込んだ音楽性が特徴的で、さらにメンバーそれぞれのシルキーで優美な歌声も魅惑的です。


Anderson Hao

オハイオ州出身で現在はLAを拠点に活動するシンガー・ソングライター、Anderson Haoが新作EP『Mom I'm a Popstar!』をリリース。彼女はjerodAri Rivera周辺と絡みのあるベッドルーム・ポップ系のアーティストです。今作にはそのAri Riveraなどを客演で招いています。
儚くたゆたうようなウィスパー・ヴォイスに、煌びやかで美しいサウンドスケープで描いた1作に。ローファイなテイストで、インディー・ポップやエレクトロポップ、そこに朧げでシネマティックなアンビエントサウンドやダンスミュージック的な独特なビートが絡み合う音楽性を特徴としています。


cityboymoe

ノースウェスト・ロンドンを拠点に活動するラッパー/アーティスト、cityboymoeがデビューミックステープ『NO BALL GAMES』をリリース。ドリルを中心に作品を制作している集団Stay Flee Get LizzyやUKのエレクトロニック界でも有名なJoy Orbisonなどとコラボレーションをしてきたというアーティスト。今作ではロンドンでも注目を集めているtendaiやGdupが客演で参加。
滑らかでとろけるような美声とカッティングエッジなフロウを武器に、トラップやドリルサウンドのヒップホップやシルキーなR&Bサウンドをミックスさせた音楽性を織り交ぜた作品に。


Massimo Silverio

イタリアを拠点に活動するシンガー・ソングライター、Massimo Silverioがデビューアルバム『Hrudja』をリリース。彼はカルニア地方の中心に位置するチェルチヴェント生まれとのことで、母国語であるフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州のカルニア・アルプスで話されている少数言語「Carnic(カルニック)」で作曲し歌い上げているアーティスト。
そのルーツからして彼の作り上げる音楽は、歌い継がれてきたフォークロアのようなトラディショナルなフォークで、まさに魂揺さぶるものに。そこに現代的なロックやサイケ、インダストリアル、電子音楽、アンビエントなどを織り交ぜた、荘厳でエクスペリメンタルな仕上がりをみせています。重厚なサウンドの中に、彼の神々しく優美な歌声は一筋の光のようで、それもまたこの作品の驚きの一つでもあります。


ammar

USのコネチカット州を拠点に活動するアーティスト/プロデューサー、ammarが新作EP『WHAT’S BEHIND BLUE SKIES?』をリリース。インディー・ロックやオルタナなどをベースにしたオルト・ポップが印象的な作品に。


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