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2020 BEST EP 50

前回今年のベストアルバム50とそこから溢れた15枚の記事を公開しました。よかったら下からチェックしてみてください。

今回は2020年のベストEPを50枚をまとめましたのでぜひディグに役立ててください。プレイリストも作成したのでぜひ参考にしながらどうぞ〜

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50 Asi Kemera 『Daydream』

アトランタ拠点に活動するSSW/プロデューサーの1st EP。チープでメロウなサウンドと、甘美なウィスパーヴォイスが絡み合ったインディーR&B系の作品。

49. abrahamblue 『Tracks I Made Last Summer』

ベルギーのアントウェルペンで活動するSSW。スムースでグルーヴィーなsソウルサウンドと、甘くもほろ苦い歌声が包み込みます。Tom MischやFKJ好きにおすすめ。

48. Saiah 『honest red』

アリゾナ拠点で活動するアーティスト。今年だけで2枚のEPをリリースしています。パンクやエモ、インディーのサウンドにヒップホップをブレンディングさせた特徴的なサウンド。BakarやJean Dawsonにも近しい、バンドサウンドをうまく昇華させているアーティストです。

47. Mini Trees 『Slip Away』

LAを拠点に活動するLexi Vega によるプロジェクトの2作目のEP。春の陽気を感じさせる爽やかなインディーポップサウンドです。Jay SomとJordana好きにおすすめです。

46. Legss 『Doomswayers』

ロンドン拠点に活動するバンドLegssの2作目のEP。今作はよりエッジの効いたギターとゾクゾクするような実験的なサウンドが交錯する作品に。イギリス訛りの語りかけるようなスタイルのヴォーカルワークのクールさといったら。

45. Chi Virgo 『Under The Moon』

ナイジェリア出身でロンドン拠点に活動するシンガーのEP。エキゾチックで妖艶な歌声にネオソウルサウンドが絡み合った作品。

44. alayna 『Tender』

ニュージーランド拠点に活動する新作EP。澄み切った特徴的な歌声と、とろけそうな甘いポップサウンドが最高です。夏の海で沈みゆく夕陽を眺めながらぼんやり聴きたいです。

43. Jacquard Looms 『Too Cold 2 Snow 』

ロンドンのトリオのヒップホップグループのデビューEP。イギリスらしいアングラで陶酔的なダークなサウンドに、三者三様のクールなフロウのラップが印象的です。

42. spill tab 『Oatmilk』

韓国/フランスのルーツをもちLAを拠点に活動するClaire Chichaのソロプロジェクト。フランス語と英語を使い分けたシルキーな歌声に浮遊感のある鮮やかなベッドルーム・ポップサウンドが特徴的。Gus Dappertonのツアーマネージャーやってたのが驚き。

41. Hunjiya & indigoworld 『FOLD』

韓国・ソウル出身でNY拠点に活動するAlice KimによるプロジェクトHunjiyaとプロデューサーJustin TroutによるindigoworldのタッグのEP。繊細でエレガントなエレクトロニックR&Bを織り交ぜた実験的なポップスサウンド。ソウルフルな歌声から優美なウィスパーヴォイスまで表情豊かな歌声に驚嘆してしまいます。

40. Brandon Banks 『STATIC』

LA拠点に活動するSSWの新作。メランコリックでダウナーなトラックに、ソフトで甘美な歌声がマッチした作品になっています。
EPにはUMIやMerebaがフィーチャリングで参加しています。

39. Peter Manos 『Do you Turn Red?』

テキサス・ダラス出身、現在はLAを拠点に活動するアーティスト/プロデューサー。Frank OceanやBon Iver以降と感じるインディーR&Bとアコギのフォークサウンドが渦巻くサウンドです。

38. Njoki Karu 『Tawasifu ya Moyo』

ケニアで生まれ育ちバークリーも卒業し音楽療法師の資格も持つSSWのデビューEP。
細かくビブラートを震わせた優美な歌声に、温かく包み込むアコギの調べ。民族音楽や古き良き音楽の要素を現代に昇華させた彼女だけが奏でるユニークなサウンドに注目です。

37. Sara Kays 『Camera Shy』

ナッシュビル出身のポップスSSWのデビューEP。かなりネットからも若者に人気のある彼女。Taylor Swiftの初期を想起させるカントリー/フォーク調のサウンドに、Avril Lavigne的な鮮やかだけどしっとりした歌声に魅了されます。現段階でかなり完成度高い音像で驚きます。

36. Muck Spreader 『Rodeo Mistakes』

ロンドン拠点に活動するLuke Brennanを中心に結成された4人組のバンド。個人的にはかなりカルト的なデビューEPだと思います。スモーキーでヴィンテージ感漂う音像。暗がりに響き渡るサックス。ボーカルの哀愁を帯びた渋い声。ポストパンクやニューウェーヴ、ジャズなども取り入れた実験的なサウンドには慄きました…。
イギリスからはこういうクールなバンドがどんどん出てくるからすごい。

35. Noya Rao 『Stay』

イギリス・リーズ拠点のバンドの新作。前作のアルバムはGoGo Penguinなどを輩出したGondwanaレーベルからリリースしています。
エレクトロニックやネオソウル、ジャズを織り交ぜたスムースで煌びやかなMoonchildも想起させるサウンド。流麗なヴォーカルがまたマッチして最高です。

34. Jockstrap 『Wicked City』

ロンドンを拠点にしたオルタナ・ポップ・デュオ。去年にも増してすざましい作品をドロップしたなと…。洗練された美しいサウンドから摩訶不思議な奇妙なポップワールドが全開した楽曲まで。こんなの彼らにしかできないというサウンドですよね。

33. Serena Isioma 『Sensitive』

シカゴの拠点を置くコレクティヴ、HL(highlife)のメンバーのSerena IsiomaのデビューEP。今年もう一枚出しています。彼女もバンドサウンドをうまく活用してR&B/ソウルやヒップホップサウンドに落とし込んだ表情豊かなポップスサウンドを奏でています。

32.Lecx Stacy 『FACE PLANTS』

CAサンディエゴ拠点に活動するSSWのデビューEP。Jean Dawsonやこの後に紹介するKennyHooplaのようなインディー、パンク/エモ系のバンドサウンドをベースにしたエキセントリックな作品です。
とにかく疾走感のあるダークなサウンドから、メロウで緩やかな楽曲までバラエティーに富んでいます。

31.KennyHoopla 『how will i rest in peace if i'm buried by a highway?//』

クリーブランド出身で現在はウィスコンシン州を拠点に活動するシンガー/ラッパーのデビュー作。この作品の後にblink-182のドラマーTravis Barkerとコラボしたり、nothing, nowhereとフィチャリングしたり(ファンにとっては待望)飛ぶ鳥撃ち落とす勢いで人気を勝ち取っていますね。
Bloc Partyの『Silent Alarm』のリバイバルかと思わせるようなサウンドで驚き。それをより現代的な淡いエレクトロニックサウンドやエモ、ヒップホップを織り交ぜた彼独特のオルタナサウンドに仕上げています。とにかく彼の野太くハスキーな歌声がかっこよすぎ…。

30. Zsela 『Ache of Victory』

NY・ブルックリン拠点に活動するSSWのデビューEP。今年のActressの作品にも参加していたり新人で引っ張りだこなシンガーでもあります。流麗でシックなR&Bサウンドに、ゆっくりと浸透していく深みのある彼女のヴォーカル。Okay Kaya的な温かみもあるなと感じます。

29.prettyboyshav 『too pretty for sunshine』

NY拠点のSSWのデビューEP。抜群のソングライティングセンスによって紡がれる淡くエモーショナルなポップソング。1975好きだったら速攻ハマると思います。

28. Chiiild 『Synthetic Soul』

モントリオールを拠点とするR&BバンドのデビューEP。レトロ・ソウル、サイケデリア、モダンR&Bなどを見事に融和させた滑らかでしっとりとしたサウンド。ゴージャスなファルセットヴォイスが心をそっと包み込みます。

27. EFÉ 『What Should We Do This Summer ?』

イギリス・ダブリン拠点に活動するSSW。小鳥の囀りをサンプリングした心地よい朝を想起させるイントロの一曲目。煌びやかなベッドルームポップと、彼女のウェットでメロウな歌声に酔いしれる作品。西海岸系だと思ったらダブリンという驚きのサウンドでもあります。

26. Ben Elder 『Vitamin Energy』

アトランタ拠点に活動するアーティストのデビューEP。SuperorganismやChinatown Slalomを想起させるようなコラージュ感のあるカラフルポップスサウンドから、スムースでメロウなサウンドまで多種多様な作品です。一曲目はまさにThe Avalancesの初期作品を思わせるもの。

25. Contour 『Weight』

サウスカロライナ州を拠点に活動するアーティスト/プロデューサーKhari Lucasのソロプロジェクト。重くのしかかるメランコリックなジャジーサウンドと、ノスタルジアな囁くような渋い歌声が重なるサウンドに仕上げています。James Blakeの初期を想起させる部分も節々に感じます。

24. Sally Boy 『EREZ』

フィラデルフィア出身で現在LA拠点に活動するアーティストのデビューEP。BROCKHAMPTONらしさを感じさせる淡いトラックに、現行のベッドルームポップサウンドを感じさせる作品です。

23. Madge 『Ethanol (Multiverse, Vol. 2)』

LA拠点に活動するプロデュサー/アーティストの新作EP。Grimesを想起させるカラフルで過剰といえるほどめちゃくちゃな電子サウンドを織り交ぜたSci-Fiサウンド。Hyperpopにも通じる作品でもあるかなと。

22. Little Shadows 『Shadows, Inc.』

NY・ブルックリン拠点で活動するSSWのデビューEP。ネットに情報がなさすぎて何者なのかわからないけど、とにかくセンスに溢れたポップサウンド。浮遊感のある柔らかなシンセ色に、透明感のある甘美な歌声。もっと色んな人に知って欲しい素晴らしい才能をもったアーティストです。

21. Harve 『Held by the Moon』

サウスイーストロンドン拠点に活動するアーティストのデビューEP。プロデューサーにはslowthai, Sampa The Greatを手がけたKwes Darkoが手がけているとのこと。じっくりと心の奥底に語りかけてくるような耽美な歌声とアンビエントR&Bサウンドにうっとり。

20. Japan, Man 『The Bad Days』

レバノンに拠点に活動するベッドルームポップアーティストのデビューEP。緩やかなシンセファンクサウンドと、少しハスキーで甘美な歌声が重なった心地良い曲ばかり。ClairoとBarrieの中間といった感じのです。

19. Skullcrusher 『Skullcrusher』

LAの新星フォークシンガーのデビューEP。個人的にはネクストPhoebe Bridgers的なアーティストです。碧く澄み切った小川が流れていくような優しく透明感のある歌声と温かみのあるフォーキーなサウンド。間違いなしのサウンドですね。

18. min.a 『Hi-Fi』

NY拠点に活動するSSW/プロデューサー。自身で作詞から演奏、プロデュース、ミックス、マスタリングまでしてしまう多才ぶり。深海に漂っているようなスペーシーなシンセサウンドや、カラフルなトロピカルサウンドまで幅広く大胆なサウンドを生み出す彼女。妖艶で甘い歌声にも虜になってしまいます。

17.Master Peace 『Love Bites』

ロンドン拠点に活動するアーティストのデビュー作。去年まだシングルもストリーミングに出ていない時にConie Constanceの前座でたまたま知りました。その時からユニークなポップサウンドを奏でる彼に注目していましたがまさかEMIからデビューするとは…。インディーポップ、R&B、ヒップホップ…全ての良いところを混ぜ合わせたような極上のポップサウンドに驚嘆。

16.Joe Avio 『Whatever Will We Do』

LA拠点のマルチ・インストゥルメンタリスト/SSWのデビュー作品。久々に天才に出会ったなと感じました。透き通った極上のR&Bサウンドと突き抜けた彼のポップスセンスが極上のサウンドに仕上げています、、もうとにかく聴いてみてください。

15.SCORS 『Punting』

サウスイーストロンドン拠点に活動するバンドのデビューEP。King Kruleの渋く低い歌声に、00年代の勢いのあるインディーロックサウンド〜Mac DeMarco的なメロウなサウンドまで。個人的に一番今年出会ったバンドでかっこいいです。

14.Papaya & Friends 『Szn 1』

ベストアルバムでも紹介したKnapsackが所属するその友達と始めたバンドのデビュー作。ジャンルを横断しすぎているくらいバラエティーに富んだ楽曲を作り上げています。もうとにかくたまげた。

13. Sunken 『Hometime』

サウスロンドン拠点に活動する4人組バンド。待ちに待ったデビューEPです。2年前にでたシングルから知ったけどそこから一切楽曲がリリースされなくて解散したと思っていたらまさかの今年から活動再開。スムースで洗練された澄んだようなサウンド。息を飲むような美しさです。

12. Q 『The Shave Experiment』

フロリダを拠点に活動するマルチアーティストのQの新作EP。2作のアルバムをこれまでリリースしていますが、より今作は上質なサウンドに仕上げています。これからより期待を集める新人アーティストになる気がします。

11.Remi Wolf 『I’m Allergic to Dogs!』

LAのSSWのRemi Wolfの新作。今回のはもう突き抜けてて何もいうことないくらいに最高。

10. E L L E 『Mouth』

東京生まれでトゥールーズ育ちロンドン拠点に活動するE L L EのデビューEP。
GrimesやFKA Twigsの片鱗のようなものを感じる楽曲ばかり。ハードなトラップビートだったり、煌びやかなエレポップサウンド、エレクトロニカなどを組み合わせた彼女独特の世界観たまらない一枚です。

9.Ben Chandler 『Ben Chandler』

フロリダの10代のベッドルームアーティストの2020年初めに出たデビュー作品。Dominic Fike周辺のアーティストと絡みがあるらしいとはすごい新人。
もう好きな人は一聴すれば虜です。スローテンポでメロウなギター、そして気怠げな甘美な歌声。Yeek、Dominic Fike好きな人は必聴です。

8.Ntu 『Perfect Blue』

NY活動するR&B SSW、Ntuという天才アーティストのデビュー作。
Moses Sumneyのような高貴さ、そしてYves Tumorのようなヴィジュアルを掛け合わせたエキセントリックな楽曲を奏でています。

7.otta 『after it all blew over』

ロンドンで活動するSSWのデビューEP。今年もう一枚リリースしています。ジャスやエレクトロニックミュージック、R&Bを加えた実験的なサウンドに一目惚れしてしまいます。

6.Uma 『Bel·li』

バルセロナを拠点に活動するSSWのデビューEP。black midi、Jockstrap、Sorry、Goat Girlなどを輩出したロンドンのライブミュージックシーンの最先端を行く集団Slow Danceからのリリースとのこと。オーガニックで豊かなサウンドスケープに、包み込むような彼女の優美な歌声。来年出るLucy Luとの共作もとても楽しみ。

5.Olivia Dean 『What Am I Gonna Do On Sundays?』

ロンドン出身のR&Bシンガーの2作目のEP。去年もベストEPで選びましたが、今年の躍進は素晴らしかったですね。来年にはCelesteあたりまでいってそう。

4.Postcard Boy 『Limbo』

サンディエゴ出身のベッドルームアーティストの新作EP。彼も去年からの躍進が素晴らしかったアーティストの1人かと。次はアルバムですね。

3.Leo Bhanji 『No Guard』

ロンドン拠点に活動するアーティスト/ラッパーのデビュー作。今年のDirty Hitからの新人で一番ピカイチのアーティストかと。ダウナー系の陶酔的なトラックに、トラップやエモを織り交ぜたサウンド。彼の淡くつぶやくようなフロウが個人的にドストライクでした。

2.Dylan Kidd 『unsure』

LAに拠点を置くマルチ・インストゥルメンタリスト/プロデューサー/ソングライターのデビュー作。Zack Virelleとも関わりのある彼だが、それも納得のトラックセンスです。実験的なポップス精神で、さまざまなサウンドをサンプリングし、楽曲の中に織り込んでいきます。ファルセットで美しく包み込むような歌声は彼特有です。

1. Dijon 『How Do You Feel About Getting Married?』

彼の曲を聴くと本当に全ての心の毒が癒やされていく。そして目頭が熱くなる。早くアルバム聴きたいです。あと切実に彼のLPが欲しいです。


頑張ってまとめました。これで年越せる。

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