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Frances Chang, Scout…最近のおすすめ 5 Best Songs:2024-6

最近の新譜から厳選して5組のアーティストを紹介します。音楽ブログ「abstract pop」の「5 Best Songs」の企画では、国内の音楽メディアでは紹介されないような、海外の新進気鋭なアーティストを紹介していきます。過去に紹介したアーティストは下記にまとめてあります。

Spotifyのプレイリストも更新してます〜

Frances Chang

NY・ブルックリンを拠点に活動するシンガー・ソングライター、Frances Changが新作アルバム『Psychedelic Anxiety』をリリース。かなり奇想天外で、何にも縛られない自然体かつアヴァンギャルドな作品に出会いました。
ローファイやスラッカー・インディー、フォークなどを絡めたサウンドでありつつ、急にプログレッシヴな展開になるなど、静と動の緩急のつけ方が秀逸なアルバムに仕上がっています。正直なんでもアリな8曲で、DIY精神を感じるローファイさと、実験的な要素の煮詰まり方が本当に魅力的です。もっと広がってもおかしくない。Dirty ProjectorsにAlex Gを組み合わせたような才能を持ち合わせていると感じます。


Scout

スウェーデン出身で現在はロンドンを拠点に活動するアーティスト、ScoutがデビューEP『Everything Will Make Sense』をリリース。客演にPhoebe Greenが参加しています。
インディーやエレクトロポップ、ベッドルーム・ポップなどを軸に、80年代のニューウェーヴやポップスも織り交ぜた、ノスタルジックかつ鮮やかな音楽性に仕上げています。Scoutのダウナーだけど凛とした歌声も加わることで、ダークでありながらも星のような輝きを放つ作品に。あと印象的なのはギターのサウンド。Mk.geeとも通ずるところもあるような退廃的でカラッとした歪みの音が魅力的で、どうやらかつてシューゲイザー系のバンドに所属していたとか。


Sheherazaad

インドをルーツに持つサンフランシスコ出身のシンガー・ソングライター、SheherazaadがデビューEP『Qasr』をレーベル〈Erased Tapes〉よりリリース。なんと今作のプロデューサーはArooj Aftabが手掛けています。
今作は自身のルーツであるインドに想いを馳せて、脱西洋を掲げて、東洋やアジアのサウンドを取り入れたという。幼少期からジャズやオペラを習ってきたというSheherazaadですが、そういった音楽性も感じさせながらも、アラブや東南アジア、ラテン的なサウンドも混ぜながら、エキゾチックで幻想的な音楽性に仕上げています。彼女の異国情緒を感じさせる夢見心地でソウルフルな歌声は、滑らかでとろけていくよう。


Chloe George

LA出身のシンガー・ソングライター、Chloe Georgeが2作目となるEP『A Cheetah Hunting In Slow Motion』をレーベル〈FADER Label〉からリリース。今作はプロデュースにたびたびこのブログでも名前が出てくるBilly Lemosが全面で関わっていて、作曲の一部にJune McDoomも参加しています。
全体的にオルト・ポップをベースに、R&Bやエレクトロポップ、グリッチなどをミックスさせた音楽性で、さすがBilly Lemosが関わっていることもあって、サウンドの質感が洗練されていますね。甘酸っぱく煌びやかなポップスな感じで、淡く儚いムードがとても最高です。


Stanley Star

こちらのアーティストもBilly Lemos繋がりですが、テキサスを拠点に活動するアーティスト、Stanley StarがデビューEP『SOMETIMES I DO CARE』をリリース。Billy LemosはドラムでM6「Eureka 7」で参加しているそう。
Sci-Fiなサウンドを全体的に散らばらせて、独特な浮遊感のあるノスタルジックな作品に仕上げています。ヒップホップやR&B、エレクトロニックなどを混ぜ合わせたベッドルーム・ポップ的な音楽性で、全曲個人的な好みも全開でした。


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