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ビジネスにおける貢献精神

以前書いた記事で、ビジネスでは自分のことばかり考えてては生き残れないみたいなことを書いた。

今回はこの話の延長でではどうすればビジネスにおいて利他、ギバー精神を持つことが出来るのかという点において記しておきたい。


先に結論を言うとミッションを持つことである。


ミッションとは簡単にいうと、世の中において自分がどのように貢献していきたいかを掲げたテーマであり

もっと具体的に言うのなら、自分がどのような人を助けたいかである。


例えば経営の神様である松下幸之助が創業したパナソニック(旧松下電器)のミッションがある

生産・販売活動を通じて社会生活の改善と向上を図り,世界文化の進展に寄与すること
─⁠─「⁠経営理念 - パナソニック」


松下電気が創業された1918年は今の日本のように経済も発展してないし、生活水準も低かった。

おそらく松下幸之助はそんな世の中を見通し、世の中の生活に困っている人をもっと豊かにしたいと想ったのではないのだろうか。


松下電気の創業期のこと、松下幸之助がとある町なかを歩いていると、どこかのお宅から言い争うような声が聞こえてきた。


アイロンを使いたい女性と、ラジオを聴きたい男性がひとつのコンセントをめぐって喧嘩をしていたのである。

なぜかというと当時、多くの家庭は電力会社と電灯用のコンセントが一つしかない契約が主流であり、家庭ではこういった言い争いが絶えなかったのである。


この時、松下幸之助はきっとこう思ったのに違いない

”この人達を助けるためにはどうしたらよいのか”ということを


そこで思いついたのが、創業時の松下電気のヒット商品である二股ソケットである。


Panasonic公式サイトより引用


この商品がきっかけで松下電器は事業規模を拡大し、言わずと知れた大企業へと成長していく。

そんな創業期と変わらず、松下電器の発展を支え続けけたのは、あの人々の生活をよくしていきたいというミッションである。



明確なミッションのない事業の健全な発展は難しい

けれど、ミッションがあると純粋な貢献のマインドで事業に打ち込むことが出来る。

貢献の想いほど、人に強い意志をもたらせるものはないのである。








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