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負の感情との向き合いかた

人間が人間である所以のひとつは”感情”があることだ。

大雑把に言えば喜怒哀楽

もっとシンプルに分ければ正の感情と負の感情



けれど、言語化できない複雑な感情もある。

例えば英語では【悔しい】という直接的な表現はないらしい。

【切ない】という言葉も海外では該当する言語は、ほとんどないそうだ。


その人の住んでいる環境だったり、育んできた価値観だったり、複雑要素が絡んで人は感情を感じるのだろう。



まるでそれは色のようだ。

怒りに満ちた赤い感情もあれば、陽気なオレンジもあるわけで

さらに複数以上の感情混ざった複雑な色も存在する。


多くの人は負の感情を避けるか、嫌っている。

確かに社会生活においては避けたいことなのかもしれないが

それもひとつの色だと思えば寛容的になれないだろうか。



昔、セラピストの師が言っていた。

世の中には不幸の感情を好む人がいる。

そしてその人を無理やりポジティブにさせようとしても、意味はないと言っていた。

ではどうしたらいいのかと聞いたらこう答えた。


”味わいつくせばいい”と

いくら好きなものでもずっと同じものばかり味っていればやがて飽きるだろう。

好きなものを取り上げようとしても怒るだけだと。


誰かの不幸を不幸だと思ってしまうから、我々は衝突するのだと私は思った。



悲劇も人生を彩るひとつの色だと思えばいい。

そのうち負の色も飽きて、正の色が好みになる時が来るはずだ。

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