私がかけている眼鏡は福井県鯖江の眼鏡職人「井戸多美男」さんによって、一本一本完全に手造りで作られた「T-416（MBK）」という眼鏡です。素材はサンプラチナ。（サンプラチナ・・・耐食性に優れており、汗や整髪料にも錆びることがない白金色合金。身体との親和性も良い。非常に硬い素材で加工が難しく、特有の奥深い光沢を出すには通常の倍以上の磨き上げが必要となる。井戸多美男は近年殆ど使用されないサンプラチナ製の眼鏡造りを得意とする数少ない眼鏡職人。）

レトロな雰囲気がある丸眼鏡ではありますが、レンズは大きすぎずスマートな印象を残せる眼鏡です。
実は丸い眼鏡はレンズが真円だと、かけた時に縦長に見えるという錯覚が起こるそうです。なので、若干縦幅を抑えた円になっています。かけるとほぼ真円に見えるので不思議です。
2018年現在、今でこそ大きめの丸眼鏡は流行りではありますが、今後永く使ううえで、流行り廃りの無いベーシックなデザインが良いと思ったのでレンズは小さめのものにしました。
また、鼻パッドが無く鼻頭で全体を支える「一山」というデザインなので見た目もよりスッキリしますし、埃なども溜まりにくく手入れもしやすいです。

鼻や耳など直接肌にあたる部分には薄くシリコンが塗布されており、肌を保護してくれています。使っているうちに剥がれてきた場合は塗り直しもしていただけるそうです。（お預かり修理）

当然眼鏡は顔に似合うかどうかが最も大切な選択基準ですが、私自身が20本以上丸眼鏡を試着して行き着いた一本です。ぜひ眼鏡を選ぶ際の選択肢に入れていただければと思います。

レトロな雰囲気もありつつ、でも洗練されたデザインがとても気に入っています。

Information
T-416｜井戸多美男作
http://www.kaneko-optical.co.jp/jp/company/brands/syokunin.html

最後にひと言
「眼鏡おしゃれですね！」って褒めてもらうことが増えました。えへへ。