デスストランディング感想②

SNSっていいね!ってあるじゃないですか。
SNSのいいね!って基本的にいいねって思ったら押すボタンで、そのいいね!の中には良いことに対してのいいね!もあれば、悪いことに対してのいいね!もある。

要するにSNSにおいてのいいね!の価値を決めるのは個人個人。

デスストランディングもいいね!機能が付いてるんですけどSNS(Twitterとかとは)別のいいね!になってる。今回はそれについて綴ります。

そもそもデスストランディング(以降は"デススト")はどんなゲームなのかってことを前回も書いていない気がするのでそこに少し触れながら。デスストは基本的に荷物を配達するゲームです。配達する上で大切なのは荷物が傷付かないことなんですけど、それが難しい。なぜなら、川があったり、雨が降ったり、襲ってくる敵もいるから。

それらを少しでも楽に進めるために使う物が配送機材である。そして、本来地味な配送機材がこのゲームの特徴であり、面白さの肝となってる。その配送機材とは梯子やロープのことです。恐らく動画とか少しでも見たことある人は知ってると思うけどあれは本当に便利。
配送先までの道中に川があったり崖があったら梯子を掛けたりすることができるんです。そうすることで川に無理に入らなくても進めたりします。

そして、これらの配送機材は他のプレイヤーが設置したものも使えるんです。
その機材を使ったらいいね!が自動的にその備品に付与されます。また、自分でその備品に対していいね!を付けることも出来ます。
デスストはとてもSNS的なゲームなんです。

と、ここまで書いていてごちゃごちゃしてきた気がするので一旦整理します。

・デスストは荷物を配達するゲーム。
・配達する時に使ったら配達機材は他のプレイヤーにも共有される。(フィールドに設置されたまま残る。)
・配達機材は利用したらいいねが自動的に付き、更に自分の意思でもいいねを増やすことが出来る。(確か+5まで。)

こんな感じですね。


SNSとの比較

個人的に一番注目してほしいのが自発的にいいね!を押す機能ではなく自分で使った後に付与されるいいね!の機能です。
この機能があることで実際に利用された備品は多くいいねが付く為、利用価値の高いところに設置したら自然もいいね!が集まります 。
いいね!を押す押さないの選択が無くてもいいね!が付与されるという所がSNSと大きく異なり一般的なSNSより当事者がいいね!することに繋がっています。
SNSは自分とは関係ないものであってもその瞬間いいね!って思ったらいいね!を押します。つまり、継続的な価値よりもその瞬間的ないいね!っていう部分が大切にされているツールです。
ただ、その結果すぐに忘れてしまったり、瞬間的ないいね!というのはどちらかというと批判的なものに火が付きやすいものとなっています。
例えばTwitterを眺めていると何か批判的な呟きをみかけますが、これをいいね!する人は瞬間的に押してる気がします。僕自身も瞬間的に腹がたっていいねしてしまうことも多々あります。ただ、これらは継続的に何も価値はありませんし、逆にそれで発散して終わり!なため、本来一番大事な部分はなくなってしまっています。SNSというのは結構そういう瞬間的な熱のツールとしては楽しいですけど、継続的に何か意思表示するというのは難しい気がします。
デスストの利用したらいいね!が付くというのは
「ここにこれがあったら便利だな」
という他者に継続的に利用してもらうために荷物を運んで作ったりする必要があり、そういった一般的なSNSとは異なる継続性があって良いなぁって思うんです。直感的にはデスストはSNS的なゲームに見えますが実はSNSのような瞬間的な熱ではなく、継続的に当事者が評価するという別物なんだろうなって気がするんです。SNS的ないいね!だけど、違う価値を持ってる気がします。まあ、そんな感じのことをやりながら思いました。

最後に下の画像はミッションのリザルト画面なんですけど、"国道"を造ったら、多くのプレイヤーが利用し13000いいね!を貰いました。
僕みたいにフォロワーが少なくて、バズる呟きが一切出来ない人はデスストで沢山いいね!を貰って楽しみましょう!笑。
以上です。

画像1

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?