見出し画像

ノ先生の優しさで、思わず涙しました…-ノジェス先生の秘書生活240402-


こんにちは!

今日は、京都で起きた珍事件について書こうと思います。

新大阪ロマリアが終わり、次には京都へと移動する道中での出来事でした。

大阪のホテルで先生と待ち合わせをして、タクシーに乗り込み、新大阪駅に到着。新大阪駅に到着すると、新幹線チケット購入カウンターでチケットを購入。10分後の新幹線に乗り込み、無事に京都駅に到着しました。

京都駅に到着したのは12時頃。「お腹も空いたし、京都駅でランチを取ろうかな~」と、ふと考えていたところ、「あれ・・?」と思いました。

「手で持っていたはずのカメラがない…。」

尊厳ロマリアプロジェクトが始まり、ノ先生の全国各地での活動を記録して発信するために、会社で購入してもらった大事なカメラ。朝の時点では、手で持っていたはずなのに、僕の手は何も持っていない…。

隆人「先生、すみません…。持っていたはずのカメラが、ありません。どこかで忘れてきたようです…。」

ノ先生「あらら。どこに置いてきた可能性があるの?」

大阪から京都に移動する間に、失くした可能性がある場所全てを洗い出して、すぐに電話をしてみました。しかし、どこに電話をかけても「残念ながら、そのようなものは届いていません」という答えが返ってきました。

「やってしまった…。ただ、もしかしたら明日になれば見つかるかもしれない…。」

落ち込みすぎずに、まだ可能性をみよう。そして、一夜明けて、再び各所に電話をかけてみました。

隆人「昨日、カメラを失くしたんですが。落とし物で届いていませんか?」

相手「昨日、お電話された方ですかね?届いていませんね。」

まじか…。落とし物をしても、大体いつも返ってきていました。誰かの落とし物を見つけたら、積極的に届けてる。だから、僕が落とした時にも、必ず見つかる。今までずっとそうだった。だから、今回もそうだろうと思っていました。しかし、見つかりません。

「やばい…。今回は、本当になくしたのかな・・・。」
「僕が提案して購入した備品なのに、それを失くしたと言えば、一気に信用を失うだろう…。」
「であれば、自腹で新しいカメラを買うしかないか…」

さすがに、ドーンと落ち込みました。

隆人「先生、あれからカメラを探し続けていますが、残念ながら見つかりません…。」

すると、先生はこう言いました。

ノ先生「そっか。全然大丈夫だよ。」

全然大丈夫?どゆこと?と思いました。

ノ先生「こういう時は、やる気をなくすリテラシーをしないことが大事だよ。カメラを失くしたことで、起きてたはずの事故を防いでくれたと思ったら良いんだよ。」

隆人「カメラを失くしてなかったら、何かの事故に巻き込まれてたかもしれない。その未来を止めるために、カメラを失くしたというリテラシーですか?」

ノ先生「そうそう。悪いこと起きたら、1945年8月15日を思い出したらいいんだよ。焼夷弾の雨、原爆投下による民間人大量殺戮、あのような絶望のどん底でも、日本はその絶望を受け入れて、運命を愛し、アメリカをフォローシップしたんだよ。それと比べれば、カメラ失っても凹まないでしょ。やる気をなくすリテラシーをしないことが大事だよ。」

隆人「確かに…。日本が全てを手放した、あの1945年8月15日の涙と比べれば、どんなことでも凹まなくなりますね。ノ先生は、いつもそのようにリテラシーしてきたんですか?」

ノ先生「当然だよ。今まで色んなことがあったけど、1945年8月15日の日本の涙があるから、やり続けられるんだよ。ノさんは、1945年8月15日の日本の涙と、常に一緒に居る人だからね。」

恐れ入りました…。ノ先生は、日本人じゃないにも関わらず、いつも1945年8月15日の涙を胸に秘めているなんて…。日本人よりも、日本人であり、本物の侍だなぁと感銘を受けました。

ノ先生「プロジェクトリーダーにも伝えておいてあげたから」

隆人「え?もう伝えていたんですか?」

ノ先生「隆人がカメラ失くして落ち込んでる、だから、怒らないであげてって伝えといたよ。そしたら『分かりました』って言ってくれたから。」

隆人「え!?先生、そこまでしてくれたんですか?本当に…、ありがとうございます…。」

ノ先生の深くて大きな優しさと、その絶妙な配慮に、胸がジーンと熱くなりました…。これほどまで仲間に優しく、愛情持って接して下さるリーダーと一緒に仕事ができて、本当に幸せです。

その翌日。もう起きたことは仕方ないか…。その分、一生懸命仕事を頑張ろう!と、気持ちを切り替えて、仕事に集中していました。すると、メールボックスに、見慣れないアドレスから新着メールが届きました。もしや・・・?と思いながら、クリックして開封すると、「先日問い合わせた忘れ物について、それらしいものが新大阪駅に届いた」と連絡がありました。

キターーーーーーー!!!

すぐに電話をすると、新大阪駅の忘れ物センターで預かっており、取りに来れば、すぐに受け取れるとのことでした。真っ先に、京都駅から新大阪駅へと向い、忘れ物センターに到着すると、連絡が来た旨を伝えました。

すると、「あぁ、あれのことか!少し待ってくださいね。」と職員の方が言って、奥の部屋に向かいました。ドキドキしながら待っていると、すぐに職員が部屋から出てきました。

職員の手には、なんと、僕が失くしたカメラがありました!!!涙

「本当にありがとうございます!」と心から感謝が溢れました。

まるで、出会いたくても、ずっと出会えなかった好きな人と再会できたかのような、大歓喜に溢れました。

「戻ってきてくれて、本当にありがとう…。」
「君(カメラ)が、当たり前に居ることが、こんなにも有難いことだったなんて…!」

胸の中で、ボロボロの涙に溢れていました。もう、落ち込んでいたネガティブな心はすっ飛んで、むしろ以前よりも元気になり、「カメラが戻ってきたぞー!!!」と自慢したくてたまらない心になっていました(笑)

京都に戻るやいなや、すぐ先生に報告すると、笑顔で「よかったね」と言ってくれました。

過去をどう思うかは自由ですが、やる気をなくすリテラシーが解消されていき、大きな安心感を取り戻すことができたからこそ、カメラも戻ってきてくれたんじゃないかな?と思います。

まさか、どんなネガティブなことがあっても、1945年8月15日と比べることで、落ち込まない心を得ることができるなんて…。カメラを失くしたおかげで、大きな学びを得ることができました。

むしろ、この大きな学びを得るために、カメラが一時的に離れてくれたんじゃないか…?

そのような、やる気が上がるリテラシーをしていこうと思います。

最後までで読んで下さり、ありがとうございました!



小林隆人


この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?