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トイレに行くよりも早い!?韓国の病院と日本の病院の違い-ノジェス先生の秘書生活231230-

数か月前の出来事。早朝5時から会議をこなし、日中は講義、夜はオンライン哲学カフェというハードスケジュールを、休みなく4週間ほど連続してこなしていた頃、さすがに先生の体に異変が起きました。

「背中に変な跡がある」

先生が鏡越しに撮影した背中の写真をみてみると、確かに痣のような跡がありました。

先生の様子を聞いて、周りのスタッフも「早めに病院に行った方がいきましょう」と心配をしましたが、まだしばらく講義のスケジュールが入っているのもあり、先生は「大丈夫だから」と言っていました。

しかしながら、翌朝には痛みが出てきたそうで、先生も「朝はかなりしんどかった」と言うほど。さすがに病院に行こうという話になり、近所の病院を調べ、電話で受付可能なことを確認して、車で病院に向かいました。

韓国の病院は日本の作りと同じような感じで、入り口を入ったすぐのところに受付があり、奥には診察室がありました。先生と一緒に椅子に座り、順番が回ってくるのを待っていたところ、5分ほどすると、先生の出番がやってきました。

さすがに韓国語が分からない僕は、待合室で待っていることに。診察や検査をすれば、10分~15分はかかるだろうな。その間どうしてようかな?と考えていました。

すると、さっき入ったばかりの先生が、なぜか診察室から出てきたのです。そのタイム、わずか1分未満ほど。そして、そのまま検査室の方に。

あー、なるほど、検査で時間がかかるのかな?その間にトイレでも行っとこうかなと立ち上がると、なぜかもう診察室から先生が出てきたのです(笑)

(え?いくら何でも速すぎない?)

診察室から出た先生は、そのまま受付に案内され、お会計へ。日本なら「待合室でお待ちくださいね」と言われ、しばらく待ってからお会計するところ、診察室から出て、当たり前のように、そのままお会計したので驚きました。

たかと「え、先生。本当に診察してもらいました?トイレ行くより早かったですよ」
ノ先生「韓国は無駄なことしないから早いんだよ。医者が見た瞬間、『これは帯状疱疹』と分かったみたいで以上、終了。分かったら終わり。無駄なことしないの。」

挨拶やカウンセリング、アドバイスで時間がかかる日本の病院と違い、まるで工場の検品作業のようなスピードが垣間見えるところに、韓国の文化を感じました。

韓国のパリパリ(早く早く!)文化をインターネットで検索したところ、韓国では、誰ひとり、何一つ静止しておらず、一日を支配するのはダイナミズムとのこと。プロジェクトにおいても、事前準備よりも取り掛かりの素早さを優先し、問題が発生したら都度解決し、再度スタートをするといった形で進めていく。それが韓国の特徴とのことです。

そんな、トイレに行くよりも早い診察を受け、薬をもらい、できる限り休養を多めに取るようしたところ、痛みは消え、跡も良くなっていきました。

「心が元気だから、体の疲れが分からないんだよね」と笑顔で話すノ先生。心が元気だからこそ、人の何倍も仕事をこなすノ先生ですが、さすがに体の疲れが出た様子でした。

それから1か月ほど経過した頃、「私達、本当に頑張ってるよね!」「今年は帯状疱疹にも勝利したし!」と、先生は意気揚々と笑顔で語っていました。

未来に不安せず、全力で取り組む。問題が起き時に、スピーディーに解決していく。

そんな悟り人の姿勢態度と、韓国のスピード文化を感じた出来事でした。

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