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人を落とさない表現

おはようございます。

志村けんさんの動画を時々見ます。

生前はほとんど関心を持たなかったのですが、
最近、すごいなあと気づきました。。

バカ殿にしろ、志村運送にしろ、その他も
自分を落として、自分のことを笑わせます。

決して他人のことを
笑い飛ばすことはしないのです。

色々あっても、
最後は自分のことを笑わせます。

こういう笑いは、後味が悪くないので、
続けてみることができます。
人気が長く続いたのはそのためでしょう。

お笑いではありませんが、文章もそうです。

経営コンサルタントは、
ひとつのことを説明するのに、
他と比較します。

売上が伸びていることを説明するのに、
自社だけ何%伸びていますというのではなく、
同業のA社と比べて何倍の伸び率です
と表現したほうが分かりやすいのです。

サービスの良さを説明するのも
顧客から何%の支持を得ています
というのではなく、
同業のB社と比べて何倍の支持率です
と表現するのです。

これは経営コンサルタントの基本なのですが、
この表現は、A社、B社を
貶めることになります。

A社、B社に嫌な思いをさせるのです。

昔、料理の鉄人という、
料理対決番組がありました。

必ずどちらかの料理人が勝ち、負けるのです。

その審査員で、
「たいへん、おいしゅうございました」
としかいわない人がいました。

その時は、何故、
この味が対戦相手より
おいしいとか、
まずいとか言わないのか?
とディスっていました。

きっとそれは、相手を貶めないために、
絶対的に褒めることしかしなかったのだと
気づきました。

専門家なのだから、
比較は細かくできていたはずです。
しかし、番組から嫌味を取り除くために、
あえて、褒めることしかしなかったのでしょう。

褒めるだけで、
その素晴らしさを伝えられる文章を
書きたいものです。

今日もよろしくお願いします。

安島

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