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Commencal Combiの再生

ふと久しぶりにMTBに乗りたいと思ったのが昨秋のこと…

Commencal Super4 2009

2010年にCommencalのSuper4を購入して、数年はトレイル遊びやレースイベントに参加していたが、荒っぽく乗っていたからシートチューブとトップチューブの接合部にクラックが入って廃車。それ以来ずっとトレイル遊びはシクロクロス車で参加していたが…そのうち行かなくなった。

Commencal Combi 2002

昨秋たまたま◯ルカリで、コメンサルのMTBを発見。新車にするか迷ったが…購入した。

写真から判断できるポイントとしては、構成されているコンポーネントの様式。

この時代のCommencalは、愛知県にあるSalone del Monteさんが代理店を手掛けていた頃で、情報が無いわけではないがインターネット上の情報が今ほど充実していなかった時代…

ある程度のパーツ交換はされていそうだが、概ねまともに使われていた様子。あとどちらかと言えば街乗り中心だったかな?という印象で決めた。

届いたブツを診てみたが、予想通り傷みも少なく程度は悪くなさそうで安心した。

後から知ったことだが、Commencalは、創設以来からの主要メンバーが抜ける前のモノと、それ以降のモノで市場の評価が異なるということだった。その境界となるのは2004年。詳しくはググッて頂ければと思うが、要は今回入手したCommencal Combiは、いわゆるヴィンテージ・コメンサルと言われる年代のMTBだった。

しかし、22年前の自転車と言えば、一般人の感覚からすれば、ただのオンボロ自転車なワケで…

方向性としては、今の時代でも使えるレベルのレストア。そのためにまずは解体から始める。

何しろ面倒くさがりのため、作業中の写真はほとんど無く…いくつかの写真とキャプションでご容赦願いたい。

ヘッドチューブ内にサビは無いが…汚い
前後ホイールのハブOH
ディレイラーハンガーはSalone del Monteさんから購入
Truvativのクランク抜くのにコッタレスクランク抜きを購入
BBはサビでガチガチ状態
手持ち工具で抜こうとするが全く弛まない
先にフレームの美観を仕上げる
洗車してコーティング剤で仕上げ
20年以上経つが塗膜は望外に良い
CombiなのにV.I.Pのヘッドバッチ…間違えたな?
BB軸に固定できる長手のBB工具で何とか緩んだ
何とか抜けたBBはご覧の通り
フレーム内部は、防錆スプレーでサビ予防
フリーハブをバラすため工具を追加
小さな鋼球を無くさないよう慎重に作業
何とか形になってきて嬉しい
新たに入手したホイールのフリーハブもOH
Deore XTのチューブレス対応ホイールを入手
シートポストのクランプは質実剛健のThomson
シートポストはRitchy
サドルはSanMarco ConcorのMTB使用 デッドストック入手
中古で入手したShimano Deore XTのリアディレイラーを全バラ
超音波洗浄して綺麗にした
何とか無事に組み上がった
シフターは分解して超音波洗浄
こちらも何とか組み上がった
完成したCommencal Combi 2002改
全体的にゴールドを中心にホワイトとシルバーで統一
26インチのフロントフォークは今となっては少ない
前後ディスクブレーキはメカニカル式
故郷アンドラ公国をリスペクトしたカラーを差し色に
細身のリア周り
ステムはSpank、ヘッドセットはTANGE
ブレーキレバーもオールブラックで色味を合わせた
ロードバイクもConcorなので…
22年前のMTBに11sとは…ミスマッチ
フロントシングル、ペダルはCrankBrothers
タイヤはIRC MIBRO-X 2.25
ウィッシュボーン式のリア
何とか完成した

どの作業工程も、妥当な工具と知識(ネットや動画サイトで得た)があれば難しくはなかったが、妥当な工具を準備するのが金銭面的に大変だった。せっかく揃えたので義兄のMTBも直そうかな?(笑)

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