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【初投稿】新年への決意表明と今年の振り返り

僕は今まで、noteをもっぱら情報収集源としてしか用いていませんでした。ですが、普段から一方的に情報収集源としてフォローさせて頂いている深津さん(@fladdict)の一言が妙に心に引っかかって「備忘録的にでも、日記的にでも書いておくか」と思いました。

こういう執筆活動は人生の中で数えるほどしかありませんでしたが、自分の記憶では、何か自分の内にある感情とも理性とも取れる、自分を形作るものを発露させた後は、良い映画を見た後のように、体からどこからともなく、ぼんやりとエネルギーがほとばしっていくような感じがして、良い状態で日常を過ごせていたので、そういう機会を得るためにも、と。
他者の人生をウィンドウショッピングするような感じで垣間見るのが好きなので、そんな感じで見てやってください。。。
(さっそく、今こうしてキーボードを叩いていながら、地獄みたいなメンタルが嘘だったように、体の内からエネルギーが沸々と!!)

今年の振り返り

1.大学への不登校

まず、僕は地方の大学に通う農学部の学生で、研究を行っている4年生です。畜舎や田畑を横目に、綺麗に舗装された道路を自転車で通っているのですが、家からおよそ1時間の道程はとても遠く、夏や冬は特にキツイのです。自分よりも苦労している方はごまんと居るのは重々承知ですが…

加えて、自分のPCと静かな環境があれば、いつ何時でも誰を仲介する必要もなく、研究を行うことができてしまうので、酷いときは月に1回程度しか顔を出していませんでした。(週一のゼミだけ出席し、終了後誰とも目も合わさず帰宅する、というループで、しかも自分あての書類が来ていないかの確認です。)

また、親が倒れ入院したと同時に、学内で行われるビジコンのようなものに中途半端に出たけどかすりもせず、自分のなけなしの自信や虚栄心が静かに崩壊した結果、引きこもりになっていました。鬱のような状態だったとも思います。

そんなこんなで、不登校状態になっていました。

研究自体はワクワク・ドキドキでもって始めたのに、結果的におよそ9か月もの研究期間の、少なくとも6割以上は活動停止していたと思います。好きで、日課だったLLMとかのAIネタや論文を漁るのも一切やっておらず、起きてはYoutubeに沼って、朝方までオールナイトニッポンとかのラジオを聞く、という死んだ状態で生きていました。

何度か踏ん張ろうとも思いました。
「始めるにはもう遅い、と感じた時が最良の時である」的な素晴らしい言葉がありますが、当時の自分の心象では

「あぁ、もうだめだ、、死にたい。。。とか言っておきながら、自分みたいな中途半端な奴は多分死ねないし、生きることもできんし。。」って感じでした。


2.研究

自分はコンピュータビジョン/パターン認識(PVCR)という分野に興味があるのですが、研究を始めた昨年度(2023)の4月当時は、それらはおろか、何のドメイン知識もありませんでした。今では、Pythonをギリ初心者レベル(多分、、汗)で書けるようになりましたが、当時はプログラミングの「プ」の字も知りませんでした。
自分のしたいことや先生から指示されることと、自分の能力との乖離が大きいがあまり、めちゃくちゃストレスに感じ、それが1で書いた期間と合わさって、丸々1か月全く手を付けないこともありました。

ですが、経緯は覚えていませんが、7月中旬あたりに何かのきっかけで好転して外出したり大学にも顔を出したりしていました。
やっぱり、(大体の)人間って太陽が昇ると共に起きて活動して、沈むと共に床に着くんだな、そうでないときは何らかの異常を抱えている、という結果がその人にあるんだな、と思いました。
どちらが先かは分かりませんが、順接的にも逆説的にもそう言えるんだなって。
また、ちょうどその時期に自分が唯一属しているコミュニティで、数少ない友人のほぼ全部を占める、高校の部活の同級生たちが、連絡を無視し続ける自分を根気強く飲みに誘ってくれたことも、とても大きかったのです。
その飲みの場で、ビジコンでの黒歴史やそれまでの鬱感情を忘れさせるどころか、

「そんなこともあったな!! いやぁ~いい経験をした(笑)」

と思えるまで昇華してくれました。いつも友達に会う時だけハイテンションな僕の黒い部分を、何を言うでもなく察して、僕の「生」を助けてくれた友達の存在は、それこそ家族のように愛おしく、大事にしたいと思いました。

そんな奇跡的なイベントのおかげで一気に心身ともに持ち直しました。その後、研究の中間発表を無事乗り切り、夏休みになって、友達もいない、部活やサークルにも入っていない僕はエネルギーを持て余しながらも、向ける対象が無いので多分ぼんやりと過ごしていました。(数か月前のことなのに自分でもほとんど覚えていません。)

休みが明けて10月に大学は始動しますが、そもそも自分の中のモノづくり的な部分の欲求不満や交友関係の乏しさ、親との相互不理解から、

絶望的な気持ちで再開しました。

でも、この時もやっぱり僕を救ってくれる存在がありました。僕はラジオが好きで、最初はKing Gnuの井口さんや菅田将暉さんのオールナイトニッポンを聞いていました。そこから、僕は「乃木坂46 新内眞衣のオールナイトニッポン」に出会いました。「きっかけ」という意味で運命的な出会いでした。その後、乃木坂46や日向坂46、そして櫻坂46に出会いました。

それまでの僕は多人数アイドルに対しては非常に無関心で、逆に皮肉的な価値観を持っていました。しかし今となっては、卒論発表直前に開催されるメンバーの方の卒業ライブに参戦する、毎日坂道、特に櫻坂・欅坂さんの曲を永遠に聞く、人生で初めてファンクラブに入るなどして、一人粛々と推し活を楽しんでいます。

ラジオという入口だったからかもしれません。

またもや、自身の「生」を助けてくれた存在に出会い、持ち直し、正月休みに入る直前の中間発表で、恐縮なことにベストプレゼンテーション賞なるものを頂戴しました。

とても後悔しました。正直、僕なんかより、真面目にひたむきに研究活動をしていた人こそが称賛を勝ち取るべきであり、その場の勢いで称賛を得たことで、とても後ろめたさを感じました。と同時に戒めになりました。


2024年への決意表明【研究活動全般と私生活】】

※「決意表明」とか言っておきながら、僕は『自分を変えたければ「決意」より「時間配分」「住む場所」「付き合う人」を変える。』の考えを胸にして生きているので、「決意」よりも「表明」のニュアンスが強いです、

心と記憶に対してフックを作っておく的な。


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1.卒業研究

今、メンタルが大学入学以来、一番安定していると思います。

いろいろあって無感情になることを覚えたのと

趣味や自分の内にあるエネルギーを放出する対象が見つかったからです。

メンタルが深く、暗く沈むことは多分これからもあると思いますし、開発や研究でうまくいかず、絶望することもあると思います。けど、今までの自分と決定的に違うのが、

日常という水平線から落っこちた僕を、何の変哲もなくて、他のどこにもない、自分だけの最高に美しい日常に再び戻してくれる存在があることです。

こうなったら中学・高校までのハイスペック自分とまではいかずとも、第二次イケイケどんどん期に突入する可能性もあるかんな!!待ってろ!!(誰が)

2.インターン

さっきの「自分の内にあるエネルギーを放出する対象」の1つが、インターンです。
ここ1か月でありがたいことに、企業の方に興味を持ってもらい、インターンの機会を得ることができました。
(世間一般では、インターンは就活時に行う無給の会社体験、というイメージが大勢を占めていると思いますが、自分が行っているのは「長期インターン」というもので、通常のアルバイトと思ってもらって大丈夫です。)


僕は今まで、「研究以外にも何か自分が面白いと思う活動」を持ちたいと思っていました。研究だけでは大学内で完結してしまうし、エネルギーを注ぐ対象が研究だけではあまりにも味気なかったのです。

知識の幅を広げて予想外のものに触れたかったのです。

実際、研究とは関係なさそうなことを漁っていると、思わぬ技術にお目見えして、研究が捗ったこともありました。
研究で得た知識や技術をもって、研究外の活動で自己を研鑽し、それを研究活動にフィードバックできたら、そんな幸せなことはないだろうよ!

自分に興味を持ってくれて、少なくない時間を割いてくれた企業の担当者様には感謝しかありません。全身で貢献します。

また、いつも家にいる自分に対して、母がアルバイトでもしなさい、と催促したのも大きかったです。僕は、今まで飲食関係や塾講師などのアルバイトをしていました。
私的に開発したり研究を進め、専門的な知識を有するにしたがって、

自分の興味の正体が分かってきて
「仕事として行うことで自らを研鑽したい!」と、強く思っていました。

これは極めて個人的な意見ですが、
「面白くない、時間の経過が遅い、あのバイトをもうしたくない!」と、ものすごく葛藤していたので、今では母に感謝です、母は偉大ですね。


おわりに

初めてnoteを書いてびっくりしました、そのUXに。マークダウンもですし埋め込みもですが、別PCでも書いたりしてると、それぞれの編集バージョンを提示してくれました。多機能なのにめっちゃシンプルです。デジタル庁のHPを初めて訪れた時と類似した感情を覚えました。

今回は冒頭にもあるように、半ば突発的に書いてみましたが、

やっぱり、きわめて個人的な感情や自分の興味のトレンドを、体の外の誰かに打ち明けるのは良いですね、特にそういう機会が少ない自分にとっては。ランニングした後の爽快感にも似ています。

これからも書くつもりです。1週間に1回とか、1月に1回とか。サムネ画像のはカメラで撮影したもので、そういうその時々の興味ごとを書きたいです。
もしどなたかの目に入ったのなら、それだけでとてもうれしいです、4000文字書いたことなんて、びくともしないしないほどに。

ごく最近見た映画です。HPだけでも訪れる価値があります。
早送りのように送っていた自分の日常が、素晴らしいありふれた日常であるということを教えてくれました、かけがえのない映画です。
それでは。


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