私ごとですが、8月の末にて、お世話になった面白法人カヤックを退職しました。カヤックでは、デザイナーとして１年半勤めました。
実績はこちら> https://www.kayac.com/team/takano-yuri
（コードアワード受賞したので自慢し放題ですね）

９月からは、最近六本木に移転したラナデザインアソシエイツという会社でまたデザイナーとして働いています。今度の会社では、デザイナーからアートディレクターとしてステップアップするために、バリバリのアートディレクター集団の中に飛び込んで修行しようとしております。
私が転職先にラナデザインを選んだ理由は五つあります。

1.アートディレクションのやり方が確立されている。
2.デザインのアウトプットのクオリティが総じて高い。
3.副業OKで、様々な働き方が容認されている。育児をしながらばりばり働くアートディレクターがいる。
4.ヘッドが元デザイナー（現エグゼクティブクリエイティブディレクター）
5.自分の時間を大事にしていきたい期に入ったから。

カヤックは、本当に人がいい会社で本当に一人では絶対なし得ないようなことを可能にしてくれる環境でした。
最高峰の超絶優秀なエンジニア、尊敬すべき人たち、めちゃくちゃたくさんいろんな人に支えられ、制作で詰まった時も助けられてきました。
カヤックには基本的に何かがすごく好きな人や、能力が爆発的に秀でている人が集まっていて、みんな何かしらのエキスパートです。 全員がかなり常人とは離れたパワーを持っていて尊敬できる人しかいませんでした。
その中でも本当に個人的に憧れ、尊敬した人トップ3をあげておきます。

小原さん( https://www.kayac.com/team/obara-toru )
元上司で、一番尊敬しています。今までもこれからも小原さんみたいな人にはなかなか会えないと思います。もともとFLASH時代のすごいエンジニアで、そこからデザイナーへと転身されたのですが、職人のようになんでもこなしアウトプットのクオリティが異常に高く、合成技術、3D、デザイン、JS、WebGL、果てにはロボットや、天秤とかも作ってました。本当にバケモノかよ....って思ってました。でも一番は「物作りが好き」ってことが一番伝わってくるのが本当に尊敬できるところで、憧れでもありました。

ザキノン( https://www.kayac.com/team/nozaki-azusa )
色々なジャンルのタイポグラフィが作れて、作字が大好きな最高な若手デザイナー。Twitter有名人です。やなさんの次にフォロワーが多い。デザインも色々なトーンを作れ、日々ものすごい勢いで成長していました。粛々と作り続ける姿勢がこれまた最高に尊敬しておりました。

HTMLファイ部( https://www.kayac.com/team/fujisawa-shin )
リンクはリーダーを貼って置きます。めちゃくちゃに優秀なエンジニアの精鋭集団です。最新技術に常にアンテナを貼っていて、成長し続けて常に最高のものを作るために努力を惜しみません。あとみんな一緒にいいもの作っていこ！感があって大好きでした。

なぜこんないい会社なのに、退職してしまったのか？と思われると思うのですが。理由は３つです。

1.アートディレクションを得意とする会社に入ってキャリアアップしたかった
2.ラナデザインで働きたかった
3.秀でた人が多すぎて他人と比較する癖がついてしまった

基本的にはキャリアアップと、ラナデザインに惹かれたからというのが大きな理由です。
ネガティブな理由で退職したわけではないのですが、３つ目だけ。これは完全に私の話ではあるのですが、カヤックの人たちは一芸に秀でている人が多く、それが目立つ文化があるため、その中で自分が何を一芸にできるか考え、探していくうちに「誰か」と必ず自分を比較している自分に気づいてしまいました。これは「誰かより優れている」「劣っている」というように。
結果的にあまり良くないスパイラルに突入し、個人的に物作りをすることもぱたりとやめてしまいました。
でもこれってめっちゃ贅沢な悩みでもあったわけです。
あれだけたくさんの自分よりすごい人がいたわけですので。

でも最近はもりもりやる気が湧いてきて、いろんなものを作ったりバリバリ副業したりしてます。結果的には、よかったのかもという気持ちになってきました。（単純）

最近はカヤックOBのなべさんと、現役のエンジニアで技術書典でNetlifyの本を出したりしました！表紙とデザインをしたので、買ってね！！！！！
https://nabettu.booth.pm/items/1041767

あと、カヤック、自分よりすごい人と働きたいって方はぜひ応募してね！！
https://www.kayac.com/recruit/career

こんな感じで、カヤックを飛び出してみました。
この決断は、自分の中で賛否両論だったのですが最終的には自分の中のオブ・ザ・イヤーを更新し続けられそうな選択をしました。これからもいろんなところでいろんな人と出会って楽しく生きていくぞ！

どこにいってもぶち上げガールなのは変わらないので、
これからもクオリティもぶち上げてくぞ！！！！