Takahiro

たまに記事を書きます。

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パニック障害当事者の視点から観た「夜明けのすべて」

映画「夜明けのすべて」を観てきた。 最近ではこうしたパニック障害やPMSなど「見えづらい生きづらさ」にも少しずつスポットライトが当てられているが、メディアで公開される多くにリアルさが欠けていたり、当事者の気持ちが置いてけぼりにされていたりする側面もある。 そこで今回は、パニック障害の一当事者に映画「夜明けのすべて」はどう写ったのかを書いて行きたい。なお、これはあくまで僕個人の意見や体験を踏まえて書いたものであり、パニック障害当事者を代表するわけでも、全員に当てはまることで

    • 正月の雑感

      2024年になった。僕はうつ病とパニック障害の治療中の身だが、去年の今頃は症状がもろに出ていてお正月どころではなかったことを覚えている。毎日のように続く吐き気、腹痛、息苦しさ。うつ病の急性期こそ抜けていたものの、パニックの軽い発作と身体症状は治っていなかった。何より、電車に乗れなかったり、スーパーにすら行けなかったので自由がきかず、SNSでお正月を楽しむ友達たちの様子が本当に羨ましかった。 あれから症状もずいぶんと良くなり、移動はもちろん、友達と遊んだり、週に数日アルバイト

      • 何があっても、共に生きてゆく

        以前住んでいた「アオイエ」というシェアハウスのOBOG LINEが動いた。 「1年間を振り返るアドベントカレンダーをみんなで書こう!」というもので、せっかくなので書いてみることにした。 アドベントカレンダーが何なのか、いまいちよく知らなかったが12月1日から25日まで、毎日いろんなテーマでネットブログを上げていく試みらしい。 僕はあまりこういう企画に乗らないタイプで、シェアハウスで開かれる合宿などの催しにもことごとく参加しなかったが、LINEを見たその日気分が良かったことと、

        • 26歳になりました!

          あまり誕生日を迎えた報告をするタイプではないのですが、今年は急に思い立って投稿してみることにしました。 今年の目標は「自分を取り戻す」こと。 20代前半で無理をしすぎたせいで、心も体もボロボロになってしまったので、まずは回復できるように努めます。パニック障害になり、ストレス下での突発的な吐き気に悩まされる日々ですが、うまく付き合っていけるようになりたいです。 たしかに発作は苦しいですが、そのおかげで自分を深く理解する機会をもらえているとポジティブにも捉えています。頭では

        パニック障害当事者の視点から観た「夜明けのすべて」

          嫌われるかもしれないという不安

          僕はとても声が大きい。 そのせいでまわりにいる人を不快にさせてしまうことがよくある。カフェでミーティングしてるときは最悪。店員さんに注意されるたびに、さすがにこれはいかんと思い声を抑えるように努力はするのだがそれでもかなり大きいらしい。そういうときは諦めて外に出るようにしている。 貧乏ゆすりもそうだ。昔からじっと席に座ることが苦手で、イスをガタガタさせたりキョロキョロしたりするせいで授業中によく怒られていた。まわりの人に迷惑をかけているなと思いつつ、一定時間は注意できるのだ

          嫌われるかもしれないという不安

          あの時、僕は確かに「加害者」だった

          最近、新しい事業の立ち上げのための準備をしている。 これまでは、セクシュアリティを分析する「anone,」というWebサービスをやっていたのだが、プロダクトの一通りの仮説検証を終えて「ミッションとの乖離」を感じたため一旦開発からは手を引こうと考えている。 また、一向にキャッシュをうむ方法が見つからず、このままでは自分も含めてチームが総倒れしてしまうことも、理由の一つとしてはある。 もちろん、現在も愛用してくれているユーザーさんと、今後このプロダクトに出会ってほしい未来のユ

          あの時、僕は確かに「加害者」だった