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#11 おっさんの1人遊びについて


雑誌PRESIDENTが割りと好きらしいおっさんが気になった特集記事


おっさん御用達雑誌、というラベリングは編集社的に嫌かもしれませんが、ネーミング的に明らかに中年層かつハイクラスを目指したいおっさんがターゲットの雑誌「PRESIDENT」。お金の話とか、勉強の話とか、成功者の話とかが多いです。JTC勤務のさらりーまんにとって、これらテーマは興味深く、毎年同じようなテーマで焼き直していると知りながらも、時々買って読んでしまいます。

2024年2月16日号「ひとりで生きる老後戦略」というテーマで、パラパラとめくっていると、「ひとり時間の使い方大全」というページに行き着きました。
https://www.meti.go.jp/policy/netsecurity/sys-kansa/sys-kansa-2023r.pdf)

大学時代は友人と過ごす時間がメインだった気がしています。社会人になってからは友人と呼べる人間はかなり減ってきています。おっさんになってくると、なかなか新しい友人を作ることが難しくなってくる。自分の付き合いの悪さが、だんだん強化されているのかもしれません。でも、1人で過ごす時間もそれなりに楽しいし、どうやって楽しむかは色々と思考錯誤してきた気がします。

そこで、どういう遊びがおもしろいか、少し考えてみました。

おっさんのひとり遊び


自分なりに、おっさんのひとり遊びを整理してみます。

ひとり映画


動画配信サービスが充実し、いろんな映画やコンテンツを家のテレビや携帯で見ることができる時代。でもなかなかコンテンツだけに集中してみるということは難しいのは私だけかもしれませんが、どうしても携帯を触ってしまい、集中力が続きません。やはりコンテンツに集中して見ることができるのは映画館ならではなのではの良さと思います。だから時々時間を作って映画館で映画を見るようにしています。

会社の福利厚生でベネフィットワンを使っていて、そこのクーポンで500円安く映画を見ることができます。このクーポンを使って映画を見ることもありますし、いわゆる単館系と言われるジャンル、少し小さな映画館でマイナーな映画を見ることもあります。モヤモヤした心象風景メインの映画が多く、見ながらなんで今自分はこの映画を見てるんだろうと、俯瞰して自問自答しながら見ることも時々。

なぜか知らないけど、時々そういう映画を無性に見たくなるのです。ちょっとした、旅行をしたいのかもしれない。どこかわからないけど、遠いところの景色。主人公の心の底に沈殿した思いや、回収されずに終わる伏線。淡い何かしらの思いとかそういうものを追体験したり。特に映画については詳しいわけでもなく、楽しめればそれでいいかなと思います。

海外ひとり旅


これは、最近できている遊びではなく、またやりたいなぁと思っている遊び。大学時代から社会人7〜8年目位までは海外に一人旅に行っていました。タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、カンボジア、ベトナム、インド。いろんな国にバックパック1つで行ったものです。

当時はフルマラソンが趣味だったこともあり、1日中歩き回れるくらい体力があったし、硬いベッドや水のシャワーでも、食べ物も屋台で食べるものでも、美味しく食べられました。

社会人2年目でインドに行った時は旅行の後半で腹を壊してしまい、帰国後病院に駆け込んだら急性胃腸炎と診断されそこから動けなくなってしまい、携帯の電池が切れ、翌日は会社を無断欠勤。今思えば、何をやってるんだという感じでした。

バックパックの中には小さい手のひらサイズのノートとペンが入っていて、それに旅行しながら考えていることを色々と書き連ねていました。とても、見返すことのできない思いの断片。

その後はどこに行ったかわからないけれど、もし今自分が死んで、そのノートが出てきたら、とても恥ずかしいなぁと思います。何考えてんだと思われるので非常に困る内容。必ず焼き捨てておかなければ。

この頃、具体的に書くと20年ほど前になりますが、まだ海外で携帯を持って歩くということが一般的ではなかった時期で、インターネットカフェにて地図や観光情報を探したり、Yahoo!メールを開いて日本とやりとりをしていた。

今なら、自分の携帯のSIMを入れ替えて何だったらeSIMで海外でも地図アプリを開いて、自分が今どこにいるのかっていうことがすぐわかったりします。おいしい店を携帯で探すこともできるし、携帯の使い勝手という意味では、日本とはそんなに違わないような使い方ができる。

でも当時は、そんなことは一切できないから、どこに行こうか紙の地図をくるくる回しながら探し、ぐるぐる回って迷って、お店にたどり着いた頃には、ヘトヘト。

怪しい人に声をかけられて、危うく騙されそうになったりもしたし、いくらかは騙されたこともありました。でもそんな経験もしながら、一つ一つ社会勉強と思っていました。世の中甘くないなと。この道は進んでいい、この道は危なそうだから近寄らないでおこう、というような、「危険センサー」的なものも少しはできたと思います。

20年前にインドに初めて行った時、そのうち行けなくなるだろうから今のうちにしっかり回っておこう、と思いました。結局デリー、コルカタ、ムンバイと3回行くことになりました。いずれも濃厚な旅だったし、それぞれ記憶に残っている。

旅のいいところは、記憶がきちんと残ることだと思います。お金と時間はかかるけど、それだけの価値は十分にある遊びだと思います。記憶の配当、というDIE WITH ZERO というベストセラー本でも書かれていて、自分が考えていたことが書いてある、と思ったものです。

しかし、「ゼロで死ね。」という強烈な帯。でも、本当に皆そうすべきだなって思います。後悔せずに死ぬということは、よく生きることの裏返し。


40代になって、若い頃と同じような旅はできないことはわかっているけれども、またしたいなと思うのが海外一人旅です。

※トップ画像はインド旅の写真をお借りしました。sanada2102さん、ありがとうございます

ひとりカラオケ


ひとりカラオケが流行り始めたのは、ここ数年のような気がするがそれよりだいぶ前から1人でカラオケには行っていた気がします。大学時代は、友達と次カラオケに行く時にキーを外さずに歌えるかどうか、それを確認しに行っていました。

社会人になってからは、思う存分、自分の好きな歌を歌いに行っています。ひたすらMaroon5やBruno Marsといった洋楽の曲を歌う。15分から30分ぐらいだけでも、歌っているとひたすら英語をしゃべりっぱなしと言う状態になり、だんだん口が痛くなってくる。そうしていると自分の発音が明らかよくなっていることがわかる。

仕事でアメリカに駐在していた頃、ずっと喋りっぱなしで夕方には口の回りが筋肉痛になっていました。日本語と英語では、顔の筋肉の使い方が全く違うので、顔がとにかく疲れるのです。アイコンタクトもしっかり取り、目の周りも疲れる。だんだんと慣れましたが、最初の頃はきつかったことを思い出します。

日本語:ハイコンテクスト
英語:ローコンテクスト

とよく対比される気がしますが、そのため一つ一つの表現が日本人より日本よりもややオーバーにならざるを得ない。きちんと表現をしないと伝わらないので、顔面が痛くなってくるわけです。日本語って楽だなと思います。

話がさらに脱線すると、日本語を話している自分と英語を話している自分を比べると、キャラクターが違う気すらしています。英語の方がハキハキと、他人と目を合わせてニッコリ笑顔になります。声色も違う。扱う言語が自分を変える部分があると、感じます。

いい加減話を戻しますが、ひとりカラオケはひとり遊びの鉄板なのではと思います。

ひとり散髪+銭湯(おすすめ)

散髪は遊びではないし、1人で行くのは普通なのだけれども、自分のメンテナンスという意味では重要な活動なので入れています。

おっさん層からすると非常にうらやましい悩みなんだと思いますが、髪が多く、定期的に散髪しないとボサボサとしてきてしまう。大体1ヶ月に一度位は髪を切りに行っています。あまり頻繁に行くとお金と時間がかかるので、髪を切るところはいわゆる1000円カット。QBハウスに通っています。

QBハウスも、だんだん値上げしていて、2024年2月現在1,350円まで値上げが進んできています。もはや千円カットとは言えませんが、2,000円位までだったら出すかなという感じです。今でも、充分安いと思っています。

QBハウスではシャンプーがなく、エアウォッシャーという、掃除機的なものによる髪の吸い上げのみとなっています。散髪後そのまま1日を過ごすと細かい髪がそこら中に散ってしまい、非常に不快な思いをすることになります。

そこで、散髪後はQBハウス近くの銭湯に行くことにしています。さらにサウナ。さらにさらに・・・ビールまで飲めたら、もう最高コンボなわけですが、、そんなにうまくはいきません。サウナまでできれば良しとしましょう。

QBハウスと銭湯の組み合わせはなかなか良いです。思いついたとき、これは素晴らしいアイディアと思ったものです。時間がある方は、ぜひ試してください。トータル2,000円程度、サウナ込みで1時間。おすすめ。

まとめ


いろいろなおっさんのひとり遊びのテーマで書いてみました。何か参考になるものがあれば幸いです。ひとり遊びで息抜きし、楽しく日々を過ごしていければ、自分自身も、家族もハッピーになれると思います(なかなか難しいけれど、希望を込めて)。

お読みいただきありがとうございました。


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