「企画脳」を育てるたった1つの習慣

 どうやって企画力をつければいいのでしょうか? どうすればアイデアが出る頭をつくれるのでしょうか? 巷にはいろんなノウハウが転がっています。人と話す、本を読む、映画を観る、つねに考えるクセをつける……。

 同じ事象に出会っても「企画にできる人」と「できない人」がいます。いわば「企画脳の人」と「そうではない人」がいるわけです。

 これからの時代、企画を立てられる「企画脳」の人材はますます必要とされるはずです。どうすれば「企画脳」を育てることができるのでしょうか?

 ぼくにはひとつの答えがあります。それは…

アウトプットの機会をつくること

 です。

 ぼくらは5年以上前から週に一回「10万部会議」という自発的な企画会議をやっています。10万部クラスの企画をみんなで考えようという会。若手編集者数人で集まって、ランチのときに企画を発表しあいます。

 ノルマは1人5つ企画を考えてくること。たとえば前回ぼくが出したのはこんな企画です。

1)「英語で読む」を極める本
→せめてWeb上の記事を「読める」ようになりたい。
 リーディングに特化した英語勉強本
2)仕事をしない技術
→ようするに最高の休息法、なんだけど…。
 休み方というよりも「仕事をしない」という切り口でできないか。
3)人間なんてただの環境適応生物である
→優秀な人とか優秀じゃない人とかじゃなくて
 ただただ環境に合わせるだけなのかもしれない。
4)メンヘラ40代の処方箋
→40代が病んでるらしい。SPA情報。
 40代への処方箋と、こうならないための予防法を。
5)大谷翔平の夢シート
→有名だけど。曼荼羅シートみたいなやつで夢を叶えた大谷。
 もう本になってるのかしら。

 企画(本のタイトル)を発表し、ひとつひとつ「どういう内容なのか」「何がおもしろいのか」「きっかけはなんだったのか」を交えながら発表していきます。時間はひとつの企画につきだいたい1〜2分でしょうか。ひとりの発表時間は5分ほどです。

 全員が発表し終わったら、それぞれの企画でどれがよかったか、おもしろかったか、を評価し合います。基本的にマイナスの意見はしません。とにかくほめあう。おもしろいねと言い合う。それにプラスして「たとえばこういう著者ならいけるんじゃないか」とか「こういう要素をプラスしたらさらにおもしろいんじゃないか」などの意見を出しあいます。

<アイデア会議のやりかた>
①ひとり5つ企画を考えてくる
②5〜6人で集まってひとりずつ発表する
③それぞれのベスト企画をみんなで選ぶ
 ※そのとき、マイナスの意見はなし。よりよくなる方向で意見を出す。

 この会議のメリットはいろいろあります。自分のアイデアがどれくらいウケるのかがわかる(マーケット感覚がつく)、他人のアイデアが刺激になりさらにアイデアが生まれる、などです。実際にこの会議からいろんなヒット作が生まれています。

 ただ、この会議のメリットはそれだけにとどまりません。一番いいのは「この会議があることで常に企画を考える脳になる」ということです。人は強制的なアウトプットの機会があると、自然と無意識にインプットを始めます。

 アウトプットがあることで、毎日毎日「企画の種はないかな……」と探すような習慣が生まれます。誰かと話したり、本を読んだり、イベントに行ったりしても、常に「これは企画になるのではないか?」という頭になるので「企画脳」が育つのです。

 実際にこういうアイデア会議みたいなことができない人でも、ツイッターなどのSNSで発表するのも効果的だと思います。どの企画に反応があるのか? どの企画に「いいね」やコメントがつくのか? それを見ていると企画脳は育てられます。

 ぜひアウトプット、意識してみてください!


↓↓実際の「10万部会議」レポートはこちら↓↓


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