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サトウのご飯を湯船で温めて食べたことはありますか。

高知県の高校を出て、上京。大学に行く選択肢なんてあるはずもなく、バイトをしながら美容師の卵に。お金がないから都内のボロアパートで一人暮らし。数年経った頃、自分が本当にやりたいことは靴作りだと気づく。一念発起して美容師を辞めるも、さらにお金がなくなる。電子レンジが買えないから、湯船のお湯に浸かりながらサトウのご飯を沈めて温めて、食べる。エアコンも買えないから、冬は大きなビニール袋に穴をあけ、それを着て寝る。このやり方は災害時にとても役に立つらしい。夏はどうしようもなく、1時間に1回暑さで目覚め、その度に頭から冷水を被ってびしょびしょのまま寝る。

「いや、それきつすぎん?」
僕がそう言うと、

「やりたいことやれてたからね、幸せだったし、そんなに苦しいとも思ってなかったよ。」
と彼は言います。

そんな彼は僕のシェアハウスの同居人で、かれこれ2年一緒に住んでいます。彼は今、バルセロナの有名な工房で靴職人をしています。


大学4年のとき、企業の内定に断りを入れ、サッカーで生きていくと決心したあのとき、僕は人と違う道を行っているようで誇らしげでした。Jのオファーを断りスペインに行くとき、自分は特別だと感じました。

でも身近にヘンテコな、だけど我が道を行く格好良い人生を送っている人がいて、別に自分の進路は特殊でもなんでもないや、と今は思います。

考えてみれば、大学という場所は似たような偏差値・似たような家庭環境・似たような感覚を持った人が集まる場所です。その環境では就活をして・・・というルートが「普通」で、それ以外は「特殊」だと考えていたけれど、それは大学という狭い世界の中での話でした。

やりたいことをやるvsやるべきことをやる の世界線はそんなちっぽけな場所での論争で、実は生き方なんて何百万通りもあります。

全く異なる世界で生きてる人や大きく歳の離れた人。そんな人たちと会話してみたら、自分の当たり前は世の中の当たり前ではないんだなと気付くきっかけになると思います。




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▼ 竹本将太(たけもとしょうた)
1998年2月8日生まれ、神奈川県出身。
5歳の時にサッカーを始め、あざみ野FC、横浜FC鶴見、中川西中学校を経て横浜市立東高校。県2部リーグながら主将として神奈川県準優勝。その後関西学院大学に一般入部し、4年次に主将としてインカレ3位。就職の内定、Jオファーを辞退し2020年からスペインサッカー挑戦。2020年はコロナによりサッカーができず、20-21シーズンは5部リーグでプレー。今シーズン(21-22)からはカテゴリーをひとつ上げ、CL出場を目指して挑戦中。
ポジションはセンターバック。187cm82kg。A型。



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