僕の座右の銘は「ちゃんとやる」です。
試合でくたくたに疲れた時にこそ、ちゃんと飯を食う。ちゃんとストレッチをし、ちゃんと寝る。やるべきことやり、当たり前のことを当たり前にやる。
そんな日々の積み重ねが今日の僕を形成しています。

積み重ね、コツコツ、一歩ずつは日本人の美徳ではありますし、「ちゃんとやる」が好きな僕にとって、それらは心地の良い言葉です。
しかし、物事はやはり表裏一体で、積み重ねにも負の側面があります。
それは一気に・急速に・大胆に成長するような感覚を忘れてしまうことです。

だから僕は日常から「理想の竹本将太」を憑依させるよう努めています。
サッカー日本代表で、La  Ligaでプレーし、CLに出ている竹本将太です。
そんな僕は、毎日徹底した自己管理と鍛錬で成っています。そこにしんどさはありません。だって、日本代表ですから。

「そうなろう」とするのではなく、「そうである」ように生きる。それがタイトルにある理想の憑依です。

「そうなろう」とは、下（現在）から這い上がることです。
「そうである」とは、上（理想）からの引っ張り上げです。

どちらも大事です。しかし僕を含めた日本人は前者を得意としますが、後者は苦手な傾向にあるように思えます。

一歩間違えればただの勘違いですが、意味ある勘違いは大きなステップアップを促します。

頑張っているのに報われないような感覚をお持ちでしたら、ぜひ理想の自分や誰かを憑依させ、そのように振る舞ってみてください。

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▼ 竹本将太（たけもとしょうた）
1998年2月8日生まれ、神奈川県出身。
5歳の時にサッカーを始め、あざみ野FC、横浜FC鶴見、中川西中学校を経て横浜市立東高校。県2部リーグながら主将として神奈川県準優勝。その後関西学院大学に一般入部し、4年次に主将としてインカレ3位。就職の内定、Jオファーを辞退し2020年からスペインサッカー挑戦。2020年はコロナによりサッカーができず、20-21シーズンは5部リーグでプレー。今シーズン（21-22)からはカテゴリーをひとつ上げ、CL出場を目指して挑戦中。
ポジションはセンターバック。187cm82kg。A型。