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ナイチンゲールは看護師ってよりは統計学者編だよ!

ナイチンゲールの「看護覚え書」は哲学書


ナイチンゲールを知っていますか?

看護師なら全員しているはずですが、クリミア戦争で活躍したナースです。

看護理論にもなっているレジェンドで学生の時、看護覚書(ナイチンゲールが書いた理論書)をさんざん読まされました(汗)


理論と言いましたが、看護覚え書はどちらかと言うと思想や哲学的な要素が強いと感じました。

エッセイといっても過言ではないでしょう。


現にアメリカでは理論でなく看護哲学として扱われているようです。


しかし、看護の位置づけやナイチンゲールの功績から現代看護の基盤となっていることは間違いありません。

看護学を習うとき、看護のパイオニアのように教えられます。看護の神様って感じで・・。

しかし、ナイチンゲールは統計学者だと思います。


ちなみにナイチンゲールは人と環境をフォーカスした人物です。
正常な空気を取り入れて人間の自然治癒力を高めるなど・・


彼女はクリミア戦争で看護団を結成し、傷ついた兵士の看護に尽力を尽くしました。


一方で戦闘によって命を落とす兵士よりも、不衛生な環境による感染症で亡くなる兵士の方が多い事に気づきました。

それを立証するために数学や統計学を用いて立証したのです。ただ看護を行うだけでなく、論理的思考で全体をとらえていました。


今の看護師が当時の状況・環境下でそれが出来たでしょうか?
故にナイチンゲールは偉人です。

彼女はイギリスでも環境と戦争による死亡率を比較し、ヴィクトリア女王に報告書を提出しています。彼女の研究成果によって衛生管理の重要性を明らかにしたのです。

「戦場の天使」とされたナイチンゲールは、統計学を武器に戦った「サイエンティスト」だと思います。

皆様のお役に立てるnoteになれば幸いです。