ARとAIで「仮想メーク」好評
いつの世でも女性は美しくありたいと考えていますよね。
うちの娘の高校は自由な校風で化粧がOKなんです。
中学の頃より早起きしてばっちり化粧をして出ていってます。世の中は変わりましたね。
でも大変なのが化粧品選びです。この色があっているのか?こんな服の場合はどんなメークがしっくりいくのか?美を追求する女性に妥協という言葉は無いようです。
そんな女性のニーズを満たすサービスが日経新聞に掲載されていました。
写真や動画にビューティー加工ができる「YouCam」シリーズで、パーフェクト社の一般ユーザー向けアプリがとても便利なのです。
世界でなんと累計10億ダウンロードを突破したそうです。写真にバーチャルでメークができるのです。
リップ一つをとっても、色やマット、グロスなどの質感も自在に試すことができるという優れものだそうです
今、バーチャルメークは
ヴィトンや資生堂も導入
する旬のテクノロジーと言えそうですね。
今日はそんな技術を
*「バーチャルメーク」でメーク体験
*サイト訪問者数30倍のブランドも
*サステナビリティーにも寄与する「ビューティーテック」
とみていきながら
リアルでもオンラインでも、結局目指すところはより良いショッピング体験の創出
というテクノロジーの先にあるものも考えたいと思います。
*「バーチャルメーク」でメーク体験
台湾発の企業「パーフェクト社」はコスメティクスのお試しやアクセサリーの試着体験がバーチャル上でできるサービスを提供しています。
上述のYouCam シリーズで
YouCamメイク は
写真にバーチャルメイク加工が楽しめる自撮りアプリです。最先端の顔認識技術により、リアルに限りなく近い自然な美顔加工や メイク加工を楽しめます。
YouCam Perfect は
ナチュラルな美肌に盛れるカメラアプリです。
コラージュやフィルター等の本格的な機能でおしゃれ画像もカンタンに加工できるそうです。
YouCam Video
メイク・ヘアカラー・美肌機能など、自撮り動画を可愛く盛るための機能を豊富に搭載したメイク動画編集アプリです。
他にも
動画編集できるYouCam Cut
スマホでネイルアートが楽しめるYouCam ネイル
動くフィルターで可愛く自撮りが撮れるYouCam Fun
など多くのアプリを取り揃えています。
化粧品の購入に関しては、デジタルが発展した現代でも、店舗で美容部員に実際に化粧を施してもらったり、店頭のテスターを自分の肌に乗せてみたりしながら商品を選んでいました。
それがコロナ禍でリアル店舗での接客がままならなくなったことは致命的です。
少しでも顧客との接点を確保したい化粧品のブランドにとって、オンライン接客を支えるパーフェクトの技術はまさに救世主となっているのです。
コロナの影響が本格化した2020年は、日本のパーフェクトには前年比約10倍の問い合わせがあったといいます。
今ではルイ・ヴィトンなどを抱える仏LVMHグループや、国内でも資生堂や花王などで同社のサービスを採用しています。
こういうブランドは商品をいち早く試してもらう場を設けられるとして、バーチャルで商品アピールが出来ます。
事業を開始した15年当時、特に日本では、AR上でのメーク体験はどうしてもスノーなどの加工アプリのような「お遊び」と捉えられがちでした。
しかし、パーフェクトはメジャーかつ若者からの認知もあるブランド「RMK」や「マキアージュ」と初期の段階から組めたから抜け出し今の成功につながったといいます。
パーフェクトのメインユーザーは「F1層」(20~34歳の女性)ですが、その次にはYouCamシリーズなどの一般向けアプリを入り口とした、「F0層」(13~19歳の女性)が入ってきて、広がりを見せています。
*サイト訪問者数30倍のブランドも
アプリやサイトで、店頭に近い体験がオンラインで出来ることでサイトの滞留時間が伸びる等、客とブランドのコミュニケーションの質が格段に上がっています。
花王のKATEはLINEアカウントコンテンツKATE MAKEUP LABを発表しました。
パーフェクトのAI顔分析機能を用いたツールが話題になっています。
商品がバーチャルトライされた数は週間で200万回を超えて、キャンペーンサイトの実訪問者数は約30倍増加したといいます。
最近では店舗スタッフがインフルエンサー的になっていることも多いので、オンラインツールとそのようなリアルならではの強みを組み合わせた施策を考えることができるようになり可能性が広がっています。
オンライン接客ツールを導入する事業者に求められるのはなにか?と考えると、
「ショッパーテインメント」
という、エンターテインメント性の高いコンテンツを提供して、顧客と深いつながりをもった関係性得るための「小売戦略」を保ちつつ、効率的で使いやすさを最重視する、というユーザー目線を常に持つことが重要です。。
少しでも面倒なプロセスが生じると、その都度ユーザーが離れてしまうからです。
*サステナビリティーにも寄与する「ビューティーテック」
パーフェクトの技術で、「ARヘアカラーサービス」というをバーチャルで髪を染めるアプリを導入することで、店頭の毛束サンプルが撤廃されプラスチック使用量の大幅削減に繋がりました。
花王は21年10月以降、全てのヘアカラー・ヘアマニキュア製品の毛束サンプルの店舗設置を終了しました。
その結果、年間56トンものプラスチックが削減できたのです。
当初は販売店舗から不安の声も上がりましたが、お客様が簡単に使えるようにARヘアカラーを体験できるサイトのQRコードを印字して、、簡単かつリアルにカラーバリエーションを試せるようにしたのです。
それが好反響を呼んでいます。そして
SDGsのように「サステナビリティー」が一つの製品単位で重視されていて、ブランドイメージに繋がっているのです。
ARビューティー技術で「環境にも配慮したブランド」としてイメージUPできたといえます。
この事例からみて、新しいオンライン接客のあり方を考えると、
リアルでもオンラインでも、結局目指すところはより良いショッピング体験の創出であり、良いは地球にも良いという流れも踏まえることですね。
これからは全ての分野で「優しい」を意識する事が上手くいく秘訣だと感じました。
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