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#492 次世代原発、日本は従来型を改良

何度も書いていますが、色んな問題を辿っていけばかなりの問題が、ロシアのウクライナ戦争がきっかけに加速したように感じます。

その問題の1つにエネルギー問題があります。

天然ガス輸出を盾にとって、核兵器使用をちらつかせるロシア、、、

天然ガスやガソリンなどの燃料不足で発電量の不足が心配は深刻さを増しています。この冬は不安ですよね。

脱ロシアの天然ガスといっても、太陽光はそんな都合に合わせて晴れてくれませんし、晴れ過ぎると別の問題が起きます。風も急には吹いてくれません。
自然エネルギーは人間の都合には合わせてくれないのです。

かといって石炭や石油での火力発電は、脱炭素を掲げる今増やすのは、これも自滅のパターンです。

消去法でのこされたのが 原子力発電 です。

今世界はこの原子力をとう扱うべきか岐路に立っています。

日本も

規制対応重視、原子力政策 転換の行方

を決断していかないといけませんよね。

今日はそんな矛盾だらけに感じる原発を

*原発の新増設を巡る議論が再開
*世界は小型炉の開発で先を行く
*与党内の調整、自治体の同意、技術など課題が山積

とみていきながら

電力需給の逼迫と脱炭素の必要性から政府が原子力政策の転換に着手した

日本の過去と未来を考えたいと思います。

*原発の新増設を巡る議論が再開

福島原発の事故でタブー視されている原子力発電に関して、議論が再び日本で再開されました。

岸田文雄首相は、次世代型原子力発電所の開発・建設を検討するよう関係省庁に指示したのです。

脱炭素とエネルギー安全保障を両立させる発電方法として有望視され、世界で急ピッチで建設計画が進んでいます。

日本は震災のことがあり、地元理解や本当に安全何か?を議論しておて出遅れています。

再稼働といってももうかなり古い施設が増えてきていますから。原発を使うなら新規建設というのも当然案として入ってくるでしょう。

古い安全基準で建てた施設に後から安全基準にある対策を施すより、新しく建てる段階で新技術を導入する方が感染層に思えます。

ただ、本当に脱炭素になるのでしょうか?持続可能なエネルギーとして使い続けれるのでしょうか?
私はまだ、安全な発電後の核廃棄物の処理方法を分かっていません。埋めたら本当に終わりなのでしょうか?

*世界は小型炉の開発で先を行く

とはいうものの、やっぱり電気が足りない暮らしは今の社会が成り立ちません。

早急にその点は対策を打つ事はやっぱり必要だと思います。

原発は大きく分けて5種類に分かれます。

日本が着目しているのが

「革新軽水炉」

です。
既存の大型軽水炉の技術を基に改良したもので、震災基準に安全対策を施したものです。

しかし、課題として建設に10年ほどかかる上に、建設費用もかさみます。

米英や中国、ロシアがこぞって注力するのが

「小型モジュール炉(SMR)」

です。

工場で大半の設備を造ることが出来て、短い工期で建設費も抑えられるのが特徴です。

出力は一般的な大型炉の3分の1以下と発電量が小さく、再生可能エネルギーを補完する「調整電源」の役割を果たすと言えます。

出力が小さいSMRは事故時にも燃料を冷やしやすいので大事故を防げそうです。

飛行機テロを念頭に地下にも設置できる構造を備えています。

国際原子力機関(IAEA)によると、21年9月末時点で世界で70以上の計画が進行しているというのです。

*与党内の調整、自治体の同意、技術など課題が山積

日本は福島の原発事故の事故がまだ解決していなう上に、世界で唯一の被爆国です。

ウクライナで原発が攻撃されている映像は、もし自分の街に原発があったら?ち不安を煽ります。

なので他国が進めるSMRが受け入れられにくい土壌があるのです。

さらに、日本にはまだSMRの規制基準はないので基準設定をする必要があるうえに、小型原発は前述の発電量が小さい分、全国に分散させる必要があるため、地元同意を得ることも難しいですね。

エネルギー危機をきっかけに、欧州では原発活用への回帰が鮮明です。
20年も新規建設をしなかった英国は4月に30年までに最大8基の新設計画を打ち出しました。

日本は約10年の空白の間に、原発のサプライチェーンを国内で支えてきた多くの中小メーカーが撤退してしまいました。又、建設経験のある熟練技術者たちの高齢化も深刻です。放射能を浴びる危険と隣り合わせの厳しい現場での作業には不安が残ります。

こんな問題山積のなかでの

電力需給の逼迫と脱炭素の必要性から政府が原子力政策の転換に着手した

日本はどうもちぐはぐになってしまうイメージです。

原子力発電は「トイレに無い家」といわれています。

まさにたくさん電気を作るためにウランを食べて発電するのですが、どこにも捨てられない、、、

これを解決しようとした、使用後燃料の再利用を目指した高速炉は未だ技術的に確立できていません。

なんかずっと問題を作送りして次世代に押し付けているように感じます。

#原子力発電 #軽水炉 #脱炭素 #日経新聞

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