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ホンダなど二輪4社、車種1割廃止 

私の同級生私よりちょっと早く結婚している人が多くて、もう子育ても落ち着いて金銭的にも時間的にも余裕が出てきている人は多いみたいです。

FBなどを投稿している人が多いので見ていると、高校から社会人になるまで位に夢中になっていたバイクに再び乗る人が増えていました。

限定解除を取って大型バイクを購入してツーリングを楽しんでいるようです。

ミスチルの歌でも「カーラジオもなくバックもしないオートバイが走る」というフレーズが大好きで、雨や暑い日、寒い日など快適ではないときが多いけど、なんか泥臭くて人間味がある乗り物って感じでかっこいいですね。

今は空前のバイクブームだそうです。

しかし一方でそんなブームが吹き飛ぶ黒い影もすぐそこまできているのです。

そしてついにホンダやヤマハなど大手4メーカーが人気車種の生産中止を決めたそうです。

一体なぜ?それは

環境規制でEV化急ぐ

からです。

今日はそんなバイクのことを

*バイクブーム、事故増が冷や水
*厳しい排ガス規制が既存車種に適用
*電動バイク投入が広がる

とみていきながら

経営資源を電動車などの開発に集中している日本の二輪大手は世界で4割のシェア

という最大の生産メーカーを持つ国の動向がバイクの未来を決めるのだなぁと思いました。

*バイクブーム、事故増が冷や水

世はまさに、バイクブーム。二輪免許の教習所は入校待ちになるほど大混雑しているそうです。

実はその要因のひとつは、コロナ禍でパーソナルコミューターとしての二輪車が見直されたことです。

一人で密にならず,駐車場所もガソリンも車よりずっとセーブできる点も買いやすさに繋がりますよね。

しかし、そんなブームに冷や水を掛けるのが事故の増加です。

内閣府令和3年版交通安全白書では、前年比で数値が唯一上昇に転じたのが二輪車乗車中の事故なんです。

自動車や歩行者が減少は自動ブレーキなど技術向上で、テクノロジーが人への安全を確保していきました。

しかしオートバイは人が体の移動を使い操縦するので、技術的にも導入のハードルは高いのです。
又、そうやって全身で操作していくのが、ライディング技術であり、魅力でもあるので中々複雑です。

ただ、一方で川崎などは先行車追従機能(ACC)を搭載して先行車の存在を認識したり、後方の死角から接近してくる車両を把握する死角検知機能(BSW)を実現できました。

事故を起こして転倒すると生身の体が投げ出されるので、しっかり安全に運転する技術とサポートが重要です。

*厳しい排ガス規制が既存車種に適用

二輪車大手が国内の車種を2022年末までに1割削減することが告げられました。

計約190車種のうち20車種前後を廃止することになります。

その理由は、欧州並みの厳しい排ガス規制が11月から既存車種にも適用されるためで、人気モデルも「CB400スーパーフォア」を始めとして大型バイク「ゴールドウイング」の一部車種、宅配用スクーター「ベンリィ110」などが対象になります。スズキの顔ともいえるGSX250 Rなど定番や人気車種が姿を消すことになります。

マンガ「バリバリ伝説」を読みあさっていた私たちの世代には憧れの名車が無くなり寒しさがこみ上げます。

欧州では20年1月、二輪を対象に新たな排ガス規制「ユーロ5」の規制内容は、窒素酸化物を最大33%減らす必要で、日本では22年11月以降は既存車種にも対象になります。

新エンジンの開発には数億円規模の費用がかかり、
触媒に使う希少金属も価格が高騰しています。

既存車種を改良すると「販売価格が3~4倍に跳ね上がる」(二輪大手)といわれています。

日本市場は今後の成長が見込めないため、車種を大幅に絞り込んで新型車の投入も減らさざるを得ないのです。

*電動バイク投入が広がる

大手ハーレーダビッドソンは初となる電動バイクを日本に2021年春に投入しました。

車のEV化が加速度的に進むなかで、カーボンニュートラル達成のためには発展途上国やアジアで需要の多いオートバイのEV化も必要に迫られています。

実際にフィリピンでも環境保護を重視する観光地ボラカイ島の乗り合いオートバイは電導バイクに切り替えられています。

しかしバイクの電動化はハードルが高いのです。

四輪と比べバッテリーの搭載スペースが限られているので、バッテリーの容量も限られて充電で航続距離が短くなってしまうことです。

そしてそうなればより多くの充電ステーションが必要になるのですが、まだまだ十分とはいえません。

又、電動化による価格の上昇が顧客のバイク離れの一因にもなり得るのです。

経営資源を電動車などの開発に集中している日本の二輪大手は世界で4割のシェア

あります。日本の技術革新が世界をよりカーボンニュートラルに近づけることが出来るのです。

失敗すればオートバイ市場が本当に衰退してしまうことになりますよね。

運転する楽しみが体にダイレクトに伝わるオートバイ、ロマンを感じる乗り物がより楽しく安全に、そして地球にやさしくなれば無敵の乗り物に進化するかもしれないですね。

#ブーム #オートバイ #EV #排ガス規制 #環境規制 #日経新聞

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