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Amazon、ロボ巧者への道

Amazonが巣ごもり需要の反動で売上が鈍化して、踊り場に来ているという報道が増えていますね。

更にWeb3の世界になると巨大企業に富が手中しにくくなるといわれているので、ある意味Amazonはここ数年でどう生き残りをかけていくか、本気度がみられると思っています。

例えば、Amazonの物流センターで働く人は荷物運びで本当に大変だったと思うけど、物流ロボットを導入すると重労働から解放される代わりに、雇用の危機を生みます。機械(AI)に仕事が取られる、ということがもう起き始めています。

そうすることが企業としてどうなの???

という哲学的であり経済学的な問題を解決する商品やシステムがAmazonに求められているのかもしれませんね

テックと人の関係「解」探れ

をテーマに今日はAmazonを

*「最高の雇用主」になれるのか
*「カギ」「エネルギー」に商機
*テックが追い立てる構図から脱却を

とみていきながら

テックが人を追い立てる構図からの脱却は重要なテーマ

という共存共栄について考えていきたいと思います。

*「最高の雇用主」になれるのか

米アマゾン・ドット・コムが10年ぶりにロボット会社の大型買収したことが、話題になりました。

それは、

2012年 物流ロボの米キバ・システムズ が最初で

今回は

2022年 ロボ掃除機「ルンバ」で世界シェア3割の米アイロボット

を買収したのです。

1日に出荷する商品は約45万個を必要な場所に運ぶため兵庫県尼崎市の物流センターで活躍しているのが1800台の自走ロボ「ドライブ」です。

日々、数百人が働来テイル作業員は、主に背の高い棚に商品をしまったり取り出したりする作業を担っています。

商品管理のバーコードを人がスキャンする工程はカメラの自動認識に変わっていき、段々ロボットが作業をする時代になっている環境を、アマゾンジャパンの渡辺宏聡オペレーション技術統括本部長は

大変な作業が減り、いろいろな人が働ける職場になった

と評価しています。

アマゾンは世界で52万台を超すドライブを使っていますが、この10年で雇用も100万人以上増えたそうです。

開発中の物流ロボは人と柵で隔てることなく、安全に協働できるので共存して

「最高の雇用主になる」

創業者のジェフ・ベゾス前最高経営責任者(CEO)は目標を掲げました。

質的な満足を伴う雇用を創出し続けるAmazonは、仕事のやりがいなど人中心で考えた場合の解に到着しているのでしょうか?

*「カギ」「エネルギー」に商機

スマートホームの世界市場は30年に75兆円との予測されています。

アイボットCEO コリン・アングルは自社の事を

単なる掃除会社ではない。家のどこに何があるか探り、理解するロボット会社になる

と言いました。

やはり、人とテックの前向きな関係性を築くものが、需要開拓のけん引役にふさわしいという事ですね。

知恵を絞る日本の起業家たちに聞くと、2つの注目分野が浮かんできます。それは

「カギ」と「エネルギー」です。

スマートフォンなどで扉を開け閉めするスマートロックのビットキーはマンションの入り口からエレベーター、自宅玄関まで広く対象にが広がっています。

家事代行や宅配など家族以外が家に入るサービスの利用も管理しやすくなりますね。

ビットキー江尻祐樹CEOは

「全部つなげてこそ本当のスマートな暮らしになる」

と訴えています。

エネルギーは太陽光発電や電気自動車(EV)が普及する近い将来、家は電力をつくり、ためる場所になるはずです。

スマートリモコンのNatureを創業した塩出晴海氏は

「家のエネルギー循環を管理するサービスを伸ばす」

と述べました。

家庭用ネット機器会社mui Labの大木和典CEOも

生活の中で自然に節電が進む仕組みがスマートホームのキラーコンテンツとなる

と未来を予想しています。

*テックが追い立てる構図から脱却を

話をアマゾンに戻してみます。

21年、家庭用ロボの「アストロ」を米国市場に投入しました。

まるで警備員のように、不審な点がないか家を自動で見張り、部屋から部屋へと動き回って必要な情報を人に伝えるのです。

人との対話から学び、役立つ動作もしはじめるといいます。

確かに便利ですが、なんか反対にテクノロジーに縛られ管理されるような感じがするのは私だけでしょうか?

最近は、プライバシーを侵害しかねない個人データの活用が氾濫して、ネットをみてもアルゴリズムがレコメンドする情報の洪水におように送り込むのが日常になってきています。

毎日長時間に渡ってスマホを見続ける「テック環境」はとても健康的とはいえませんね。

テックが人を追い立てる構図からの脱却は重要なテーマ

便利なものを開発するのは大切ですが、以前取り上げた甘噛みしかしないロボット「甘噛みハムハム」が売れるのは、人がロボットに求めるのは便利さだけでないことの表れだと思います。

アマゾンが真のロボ巧者と評価されるためには、「アストロ」が家の中に居場所を見つける必要があると締めくくる日経新聞に同調しました。

#テック #Amazon #ルンバ #ロボット #日経新聞

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