見出し画像

[note23]2022年シーズン開幕…今年はこれでいこう!!

新学期が始まりました!!!

1、悩んだ末に・・・
2、この本から気合いをもらう
3、今年はこれでいこう!!(やってみないと分からない)

1、悩んだ末に・・・


高校3年生の授業が終わった12月から3月まで、1年を振り返りながら、あれこれ考えて次年度の準備をしてきました。この辺りはプロ野球のシーズンオフに似ていて、次のシーズン(新年度)への準備期間。自主トレと同じで色々な本を読んだり、参考になりそうなセミナーを受講しながら考えを色々と巡らせていきます。前回の[note22]の続きですが、授業教材について、とにかく迷う、悩む、とりあえず作ってみる、また戻る…こんなことを繰り返していました。そして4月に入っても、フォームに迷う選手のごとく開幕間近ですが、フォームが固まっていませんという状態。
教材の構成や内容、使うアプリケーションに加えて、未知の科目「公共」をどう扱うか、時間がいくらあっても足りない。焦るばかり💦
そして、あっという間に新学期、今年の授業がスタートしました。

2、この本から気合いをもらう


遡ること3月の中旬、参加したセミナーでスポーツと学習におけるメンタルの話になり、参考になりそうな本を探して見つけたのが、ラグビー日本代表のメンタルコーチであるデイビッド・ガルブレイスによる『才能を解き放つ勝つメンタル』。いずれ本の紹介で扱おうと思っていますが、ここで心にピンと来たのが書籍の帯にもある「最も大切なことは挑戦する勇気」という言葉であり、人生において最もコントロールしなければならない感情が勇気であるという一節。マイナーチェンジで進めようと思っていた自分にとっては、「勇気がないよね!」と言われている気分になりました。そんな大層なことではないかも知れないけど、とにかく弱気になって2年前に戻そうとしていた自分にダメ出しをして、練り直すことにしました。
人生はちょっとしたことで勢いがつくのかもしれないです。

3、今年はこれでいこう!!(やってみないと分からない)

高校3年生の選択授業だけに、当然、大学入学共通テストでスコアを出すことが大きな目標にはなるけれど、それだけで終わって欲しくはないし、現実に従来型の正誤問題対策では対応が難しくなってきているのも事実。
やはり、学んだこと、理解したことを「使える」ようにならないとこれから先は難しい。では、どうやって「使える」知識に転換させるか…。考えた末の授業の基本構成は以下の通りです(まだまだ不十分なのは承知の上で)
①20分の予習(指定したプリントを読んでくる)
その際には覚えることではなく、内容を理解することを意識する。今まで他教科の学習の負担から予習を求めたことはなかったけど、授業前20分だけ政経に充ててもらうことにしました。ただし、何のガイドもなく読んでくるのはなかなか難しいと思っていたのでCanvaで簡単なスライドを作り、概要を先に説明します(KP法のようにスライド1枚にポイントを8つ程度、示して読み解く際のヒントを提示しました)

②授業では以下の流れで進めます。
・読んできた部分の質問対応からスタート。
・質問対応が終わったら、内容に関連する問いに解答してもらいます。これは、テキストを見てもいいので、自分の言葉で説明する。
・授業にリンクさせたワークシートに取り組む。明日は社会契約説なので、香港のデモ・シリアの内戦・イギリスのEU離脱に対してロック・ホッブズ・ルソーが何をつぶやくか。インスタのイメージで考えるワークにしました。#(ハッシュタグ)がヒントになっていることに生徒は気付くかな??この部分の核は何といっても、
今、起こっているニュースや生徒が自分事として考えやすい素材を扱うこと。ワークはプリントの言葉を写すのではなく、とにかく自分の力でまとめることを意識させます。
・相互チェックの上、ランダムで説明を生徒にしてもらいます。高校1年では全員がiPadを持っているので、Jamboardを使って情報の共有ができるけど、高校3年生は事情が違うので、アナログでいきます。
・最後に次回の概要をCanvaスライドで説明して終了。

③プリントにちょっと一工夫
プリントのワークは必ずしも全項目を網羅できるわけでなく、それが生徒の不安を招くのは良くないので、Quizletというサイトで作成した正誤問題
のURLをQRコードにして、貼り付けておきました。「スマホでスキャンしてみてー」と最初の授業でいったところ、「おー!」なかなかの反応。これで従来型学習もできることで安心は一定程度、担保できたかなと思っています。

明日で3回目の授業です。
今後、必ず微調整が必要になるだろうし、1つの方法だけに固執することはありませんが、基本的な進め方については、多少不安があっても今年はこれでやってみる!!と決めてスタートしました。改めて、自分の授業の目標は「楽しく社会を知る授業」。それが受験生であっても、そうでなくても基本の考えは変えずにいきたいと思っています。言い換えれば、受験という明確なモチベーションがなくても、意味合いを感じ取れる授業が理想です。
最初の時間に「読む」ことの重要性、単純な暗記では対応できないこと、私の意図や授業が目指すものなど丁寧に説明してスタートしました。
これからどうなるか…分かりませんが、今年はこれでチャレンジです!!









この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?