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美作八十八ヶ所霊場めぐり 78番札所 愛染寺

8月8日。
津山市西寺町の愛染寺におまいりしました。

ご本尊は、千手観世音菩薩
御詠歌は、絶えやらぬ 法のつづみも高室に 山の松風 調べあわせて 南無観世音南無観世音

きれいなお寺よ〜
と今まで何回も、何人にも聞いたお寺。
こちらの現在のご住職さまのお姉さんとは同世代で仲良くしていた。

本当にきれいなお寺。


こちらの門から入らせていただく。

岡山県指定重要文化財にもなっている、愛染寺鐘楼門及び仁王堂がある。

境内からの画像になるが、とても重厚でどっしりしていて
なかなかみることのできない威厳がある。
津山の大切な宝の一つだと思う。

門を入ると手水舎に風鈴が

この季節、風鈴の音色がホッとする。

龍の口から流れる水の音と相まって、ものすごく涼しげだ。
動画を撮ってFacebookには貼り付けたが、noteは動画の貼り付けができないのかな?
何かでリンクさせるのかな。
もっとnoteを勉強しなくっちゃ。
Facebookに貼り付けた風鈴の動画は音と共に風に揺れているさまがとても良いと、言ってもらえた。

手水舎

今まで愛染寺さまに来ても、この水子地蔵さまのところまでしか来たことがなかったのだが、今回はゆっくり見学させていただく。

慈愛に満ちている。

明治時代
明六一揆として、一部語り継がれている悲しい歴史により、当時僧たちの研修施設の寮が打ち壊されたと言う歴史もあるが、今ここにこの見事な愛染寺さまが残っているのは、住職さまや檀家の皆さんに努力に違いない。
明六一揆のことは、知られているような、隠されているような、、、

青々とした植物の陰に隠れているのは、、、

立派な、鬼瓦。
大きい。

庭も広くてゆっくりできる。
木陰がうれしい。

本堂に行くと、風鈴。。。
あと燈籠。。。

この季節、お盆前だからだろう。いい時に来たなと思う。


屋内にあるので風は受けにくいかもしれないが、風情があってこう言うの好き。

下の画像は
切子灯籠と言われるもので、お盆に精霊をお迎えする目印になるものだそう。
きれい
繊細
こういうの大好き。
きっと、お盆には灯を灯してぼんやりやさしい光をご先祖さまは見るんだろうな、それを頼りにこの世に帰ってこられるんだろうな。

宗派やその土地によって迎え火、送り火の風習は違うのだろうが、
私の実家では一枚の板に100本くらい108本かもしれないろうそくを立てて新仏さまを迎えたものだ、次の年からは、当主の伯父が、近くの川まで仏様をお迎えに行っておぶって帰ってきたものだ。
今の私の家(嫁ぎ先)は、田舎住まいの時は、お墓から自宅まで108本の松明を灯し新仏さまを迎えたという。

今は住宅事情や、家の人数なども変化して、その家なりのさまざまなお迎え、送りをしているのだろうが、我が家では門の外にコエマツを小規模に燃やしてお迎え、送りの時も同じ要領。

お寺がこう言う風鈴や切子灯籠などをしてくれている事はとてもありがたい。
うれしい風習。

愛染寺さまの庫裏の玄関がまた素敵。

可憐な花と
鉢の下の花台がいい感じでした。

この玄関を入って
ご朱印をいただきます。

こちらのお寺では
同じ住職さんが兼務されている国府臺寺のご朱印もいただくことができる。
また後日行ってみることにする。

ご朱印をいただき、本堂前の木陰で休ませていただき、気持ちを新たに頑張れる気がしてきた。

準別格本山 高室山 浄光院 愛染寺
津山市西寺町98。

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