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G2 2024年中山記念:中間考察

皆さんこんにちは。
バークレーでございます。
今回はG2中山記念の中間考察を書いていきたいと思います。昨年はヒシイグアスを本命にして的中できたレースです。直前でラーグルフも選べてちょっと大きな配当になったことを覚えています。今年もリピーターが多いようですが、昨年好走したから今年も好走するとは限りません。いつもよりもデータについても多角的に見ていきたいと思います。とはいえ文章が長すぎるとやはり読みにくいと感じる方もいらっしゃると思うので、なるべく端的に述べていきたいと思います。よろしくお願いします。では早速考察を始めていきましょう!

G2 中山記念:予想基本方針

G2 中山記念:中山芝1800m右回り
【コース形状考察】

中山競馬場芝1800m右回り:コース形状

こちらが中山記念が行われる中山芝1800m右回りです。内回りを使用します。このコースは非常に形状として特殊です。その一番の特徴はスタートから最初のコーナーまでの距離です。スタートから1ハロン進むとすぐコーナーに差し掛かります。1角を曲がってからしばらく真っ直ぐ進んでいく外回りと違い、内回りはコーナーが急になっています。したがって2ハロン目にはペースを落とす必要が出てきます。そして単純にコーナーではスピードが下がるということ以外にもペースが落ちる理由があります。それはやはり距離ロスに関わることでしょう。コーナーと直線では、コーナーを進む時の方がより距離をロスします。したがって「1角を迎える前までに隊列を決定しておきたい」と思うのが騎手心理と言えるでしょう。まずはここから考えていきたいと思うのですが、今回の中山記念で無視できない要素がもう一つあります。それは「天気」です。久々に天気予報を見てみましょう。

中山競馬場周辺:天気予報➊

週の初めから半ばまで結構天候的には荒れる予報になっています。金曜日には雨が上がり、最終的に土日は晴れるという予報になっておりますが、天気予報は変わりやすいもの。下手したら道悪になるかもしれないという風に考えながら予想を進めていかねばなりません。念のため違う天気予報もチェックしておきましょう。

中山競馬場周辺:天気予報➋

もう一つの天気予報を見てみても大差はないようです。天気予報というのは見るサイトによって結構差が出てきてしまう時があります。どなたかお勧めの天気予報があればぜひ教えていただきたいです。よろしくお願いします。

さて、一旦来週末の日曜日は晴れ、いわゆる良馬場での開催であるという仮定のもとに予想を進めていきます。話を戻していくとポイントになるのは「2ハロン目にペースが緩むかどうか」でしょうか。早速ですが全体的なラップを見てみましょう。

中山記念過去レース:ラップ

こう見てみると面白いことが分かります。中央競馬芝レースほとんどの場合、スタートから2ハロン目が最もラップが流れる傾向があります。しかし、中山記念というよりは中山芝1800mで行われるレース全体に言えることではありますが、2ハロン目が最も速いラップを刻むわけではないのです。なんと最も流れるペースを刻むのはスタートから5ハロン目、2番目はゴールから2ハロン手前で、2ハロン目は3番目に速いラップということが分かります。この時点で中山記念というレースの特殊性がお分かりいただけるのではないかと思います。ではこのラップが流れる部分が、実際にコースのどの部分なのかについては、次の断面図考察にて確認していくことにいたしましょう。

【断面図考察】
ではコースの高低差を見ていくことにいたしましょう。

中山競馬場芝1800m右回り:断面図

こちらが高低差を示す断面図です。そして先ほど紹介した中山記念でペースが流れる3つのポイントに関しても分かるようにしておきました。ここから皆様ならどんなことを想像しますでしょうか。スタートから2ハロン目に関してはハナの切り合いの延長上にありますので、多少流れるのは理解ができます。そして前半が緩いペースで進むからこそ、逃げ馬のスパートは本来あるべきところよりも手前になるということが言えます。向こう正面に差し掛かって下りが終わる部分で逃げ馬がペースを上げて、その後コーナーに差し掛かった時に息を入れ、最後のスパートをかけていくという展開が想像できませんか?

そして今回は最後の1ハロンラップに関しても注目してみました。ほとんどのレースにおいて最後の1ハロンのタイムは緩む傾向にあります。ましてや中山競馬場はゴール手前に日本一の傾斜を誇る急坂が待ち構えています。形状的な要素もあって最後の1ハロンが緩むということになるのでしょう。ただ、それ以外にも分かることがあります。ゴール手前2ハロン目が最も速いラップを刻んでいるのにも関わらず、最後の1ハロンは12.24秒と全体で2番目に遅くなっています。この時点で京都記念というレースは「前が結構粘っていくレース」であるということが分かります。ここで馬券に絡んだ馬の位置取りを確認していくことにいたしましょう。

中山記念過去レース:1着馬
中山記念過去レース:2着馬
中山記念過去レース:3着馬

このように、1角を5位以内で通過した馬の着内確率が非常に高いということが分かりました。良馬場開催で過去15年、着内に入った馬は全33頭。着内に入った馬は実に22頭おりました。実に3分の2ですから66.7%もの確率になります。直線が約310mと短いですから、やはり前目で競馬ができる馬が優先ということになるでしょうか。かつ前半が緩むわけですからね。この傾向は納得がいきます。そして後ろからの競馬になった場合においても、中山競馬場特有の「まくり」に近い形で直線に向かった馬も好成績を残していることが分かります。基本的には瞬発力勝負。ただ長く脚が使えるタイプの馬も要注意といったところでしょうか。なんかこれを見るとまくりを決める馬には重賞馬が多いようにも感じます。

G2 中山記念:逃げ馬考察

【逃げ馬考察】
それでは続いて逃げ馬に関して特定を進めていきましょう。まずは直近5走で逃げたことのある馬をピックアップしていきます。馬名横の数字は直近5走で逃げた回数を示しています。
■逃げ馬候補■
ショウナンマグマ
・テーオーシリウス
ドーブネ
・マテンロウスカイ
上記4頭が直近で逃げたことのある馬です。単純に逃げた回数だけで言えばテーオーシリウスが有力ではないかと思いますが、一応4頭ともどういう逃げ方をしていたのか確認しておきます。
ショウナンマグマ
→逃げたのは3走前のカシオペアSでのことです。京都1800mで開催されたレースです。京都1800m外回りコースというのは1ターンのレースとなっており、淀の坂に達するまではテンが速くなる傾向があります。その中で前3ハロンタイムが34.3秒。やはり行こうと思えば前につけられる脚質であることは間違いないのかなと思います。一方でどうしてもハナに立たなければならないわけではなく、前に行きたがる馬がいれば番手以降の好位から競馬をすることも多くなっています。今回鞍上予定の菅原明騎手は、2年前のラジオNIKKEI賞で見事に逃げて勝利を挙げていることを考えると小回りの1800mであれば仕掛けてくる可能性も十分にあるかなと思います。
テーオーシリウス
→直近5走のうち4回逃げている馬です。というか、キャリアのほとんどで逃げていると言った方が良いかと思います。25戦で14回も逃げていますからね。圧倒的に逃げ「たい」馬であるということは間違いありません。2000mのレース経験も豊富なので、実際にテンも速いようであれば、逃げてくるのはほぼ確実なのではないかと思います。
ドーブネ
→昨年3着という実績を持ちながら現在10番人気前後と人気は出ていないようですね。京都金杯での14着という大敗が理由なのでしょうか。私はこの馬は決して能力が低いとは思っていなくて、好位で競馬をしながらも直線が長い阪神外回りで上がり33秒台を出せる馬ですので。逃げたのは2走前のキャピタルSで前3ハロン35.9秒、前半1000m60.1秒とマイル戦にしてはスローなペースに落とし込んでの勝利でした。そのペースで進みながら最後の3ハロンは「11.2→10.9→11.1」と進んでおり、結構このレースはレベルが高かったのではないかと思っています。こういうラップを刻むタイプの馬は心肺能力に優れた馬が多いと思います。逃げ馬タイプとしては②パターンですね。強烈に道中ペースを緩めつつロンスパで後は粘っていくというタイプではなく、道中緩めながらも最後突き放したいタイプの馬というところでしょうか。タイプ②のトップホースがいわゆるタイトルホルダーだったと思います。そこまでの馬かと言われるとどうかなと思ってしまいますが、逃げ馬としてのあるいは好位から競馬をする馬としてみれば能力が高いと思います。
マテンロウスカイ
→逃げたのはケフェウスSでのことでした。エピファニーが勝利したレースではありますが、ペースは前3ハロンで34.4秒。前半1000mは57.1秒と2000mとしてはめちゃくちゃ前が速いレースだったと言えます。さすが典さん。とんでもない逃げ方をしてきます。しかし結果は9着。セントライト記念13着を除けば唯一掲示板を逃したレースとなってしまいました。その後はハナに立ったことはありません。デビュー戦を除いて15戦連続で典さんが騎乗してきました。この馬がこれまでに歩んできた経緯から考えれば、まず逃げることはないだろうと思います。

さて、ここまで見てみると今回はやはりテーオーシリウスがかなり高い確率で逃げるであろうと考えることができます。一方で枠順次第ではショウナンマグマもハナを主張してくる可能性があるのかもしれません。これこそ枠順次第なのではないかと考えます。では、続いて今回登録している馬のテン速さ比較を行っていくことにいたしましょう。次の表をご覧ください。

中山記念登録馬:テン速さ比較

まず、中山記念過去レースの前3ハロンタイムを見てみます。そうすると上記表にあるように36.02秒となっていました。これはだいぶ緩いですね…。中山記念の1ハロン目平均タイムは12.64秒、全体平均タイムは106.54秒ですからスタート1ハロンを除くと93.9秒ということになります。そしてスタートの1ハロンを除いた8ハロンで割ると平均11.73秒となります。これがこのレースの平均的な1ハロンの基礎スピードです。36.02秒に「11.73×2=23.46秒」を足すと59.48秒となります。おそらく標準的には1000m60秒前後のペースが中山記念の流れなのでしょう。さて、そう考えると今回の出走馬にとっては非常に楽なペースになる可能性があります。上記でお分かりの通り、中山記念平均よりもテンの基礎スピードが速い馬がなんと6頭もいることになります。話は変わるのですが、競馬の世界で基礎スピードという言葉はよく使われるものなのでしょうか?最近使っている方が多いように感じるので…。まぁそれは良いとして、上記赤字で示した基礎スピードを持っている馬が「やりあえば前のめり」「控え合えば通常の中山記念」という大方針が取れるのではないでしょうか。

【ペース考察】
それでは実際のペースを見ていくことにいたしましょう。

中山記念過去レース:前後半ラップ

このように見てみると、中山記念は後傾ラップが多いようです。しかし前傾ラップになった年も5年と少なくありません。その5年分を分析してみると、「前残りが顕著」であるということが分かりました。中山記念では前が緩むケースが多い、そうなるとこれくらい速いペースで逃げ馬が前に行くと「単騎逃げ」に近い形となります。そういう単騎逃げをする可能性があるのであれば、少し警戒をしておかなければならないかと思います。前1000mで58秒前後くらいで進んだ時が注意ですかね。ちょっとテーオーシリウスがどういうペースで逃げているか調べてみましょうか。
G3チャレンジC:2000m
12.5→11.3→12.5→12.1→11.5(59.9)
G3福島記念:2000m
12.1→11.2→11.3→12.5→12.4(59.5)
小倉記念:2000m
12.5→10.7→11.3→12.1→12.1(58.7)
OP巴賞:1800m
12.3→11.7→11.9→12.0→12.1(60.0)
直近で逃げた時にはこのようなペースとなりました。前残りの条件となる58秒前後というのを満たしているのは小倉記念のみとなっています。そしてその際は3着と好走しています。単騎逃げという形が可能性なしというわけではないことが分かります。ただ、この逃げた4走分のレースでテーオーシリウスに騎乗したのはいずれも永野騎手ではないようです。それがどう出るのか、注目したいところです。まぁただ基本的には前1000m60秒を少し切るくらいでしょうか。

G2 中山記念:能力比較

では続いて持ちタイムと上がりタイムを比較して能力比較をしていきます。フェブラリーSの際はダートマイルという条件だと平等な比較というのができませんでした。ただ今回は非根幹距離ではありますが1800mという距離であればレース数は多く、完全なる能力比較ができます。昨年もこの項目で該当している馬が馬券に絡んでいます。前で競馬をした馬が有利なのだとすると、より優先すべきは「持ちタイム」です。では早速見ていきましょう。まずは基準からです。

芝1800mタイム&上がり相関表

このように、中山1800mは他の競馬場と比べると最も時計がかかるコースであることが分かります。一方上がりのタイムに関してはスパイラルカーブで4角手前から加速しやすくなっていることから、直線が長い競馬場には敵いませんが全競馬場で真ん中くらいのタイムとなっています。では続いて持ちタイムを見ていきたいと思います。

能力比較:持ちタイム

昨年の記事に関してももちろん目を通してから毎回考察を始めるのですが、昨年もトップはヒシイグアスでしたね。2021年中山記念で記録した104.9秒というタイムが、とれだけ素晴らしいものだったかということでしょうか。ただ2021年に関しては結構前が流れる展開であった年でした。そういう前傾ラップの年の方がレース全体のタイムは出やすくなります。それを考慮にいれて冷静に判断をしなければならないことは分かりつつ…やっぱりこのタイムは本当に素晴らしい。そしてなんと今回ヒシイグアスには…キング騎手が騎乗するではないですか!?キング姉さん…期待しちゃう。マテンロウスカイもタイム的にはかなり優秀ですね。ここでは換算タイム106秒台までの馬を次点評価とさせていただきました。ただ、今回持ちタイム比較を優先すると申し上げましたが、これだけで決め切るわけではありません。残念ながら上位評価にはならなかった馬でも太字にしている馬たちがいます。これらの馬は持ちタイムとして数値を採用したレースの時期がかなり古くなっています。要するにデビューしてすぐに1800mを走っているけれど最近は走っていないという意味です。またタイムトゥヘヴンに関しては重馬場で記録したタイムということもあって太字グループに入れました。さて、これらの馬がその後どういう成長の仕方をしているのか、そこも考えにいれながら予想を組み立てていきます。

能力比較:上がりタイム

上がりは一方で判断が難しいです。1800mにおける上がり最速を記録したのが新馬戦や2戦目である馬が多くなっているからです。新馬戦や未勝利戦では全体的に前が緩んで上がり勝負になることが多いです。それでも33秒台前半を記録できる馬は土台の能力値が高いのだとは思いますが、それだけで評価はできません。前のペースがある程度流れるようなレベルになってから出せた上がりを優先して考えます。そう考えるとドーブネが今回は最も評価できる上がりを記録していました。結構意外ですね。次点にはホウオウリアリティ・マテンロウスカイ、そして現状では鞍上が決まっていないマイネルクリソーラあたりが次点評価となりました。

能力比較:総合

今回は上記の馬を能力比較としての当確馬とします。
★能力比較考察該当馬★
エルトンバローズ②・ショウナンマグマ⑭
ドーブネ⑩・ヒシイグアス③
マテンロウスカイ
・ラーグルフ⑫

G2 中山記念:ラップ考察

【ラップ考察】
それでは簡単ではありますがラップを分析していきたいと思います。まずはラップの視覚化をしていきましょう。

中山記念過去レース:ラップ

一応道悪の場合についてもラップを出してみました。
良馬場と道悪の比較としては2ハロン目の緩み方が道悪の方が大きいというところくらいでしょうか。中山記念では2ハロン目が緩み、そこからはある程度淀みないラップを刻むものの5ハロン目いわゆる坂を下り切ったあたりで逃げ馬が追走馬との間の距離を作るためにペースを上げ、コーナーで全体的なペースが緩んだところを利用して一気に直線入ってスパートという感じですね。これは以前述べたことと印象は変わりません。

隊列予想:枠順発表前

ここではテンの速さからある程度の隊列だけイメージしていきましょう。4列目くらいまでは自身がもつ基礎スピードよりも遅いペースで進みます。5~6列目あたりは標準スピードということでしょうか。これ以上前に行くとなると若干自身のペースよりも速くなります。そして後ろ2列に関してはそうはいっても自身の基礎スピードよりも速いペースとなりました。これを基本として、例えばショウナンマグマが前に突っかかったとするとテーオーシリウスの下に書かれている36.0という数字が小さくなっていくわけです。私が最終見解で述べる展開予想はこの数値の足し引きを基本に考えています。ぜひ参考になさってください。

考察部分は以上となります。
では最後にバークレー指数上位馬を確認していきます。

G2 中山記念:バークレー指数上位馬

【バークレー指数上位馬】
上がり優秀馬
1位 マイネルクリソーラ(1.7)
2位 ソーヴァリアント(1.6)
3位 以下の3頭が該当(1.4)
イルーシヴパンサー・タイムトゥヘヴン・レッドモンレーヴ

上がり指数ではマイネルクリソーラがトップになりました。
もしかしたら出られない可能性もありますがトップになったので今後のことも考えて分析していきます。キャリア21戦で15回上がり3位以内に入っています。しかも中山・小倉・などでも上がり最速を記録しているところからキレタイムなのかなとも思ってしまいます。しかもまくりに近い走りもできます。今回出られなかったとしても中山のような小回りのレースで狙ってみたいと思います。
2位にはソーヴァリアントが入っています。
この馬で印象に残っているのはやはり札幌記念の3着という結果でしょうか。昔は馬群に揉まれるともろさを見せていましたが、馬の成長とともに克服してきました。札幌記念でも1番という最内枠でありながら結果を出しました。ヒシイグアスにも先着をしています。札幌記念は近年多くの有力馬が集まることからスーパーG2と呼ばれています。ダノンベルーガ・ヒシイグアス・ジャックドール・ウインマリリン・シャフリヤールなどメンバーの力としてはレベルが高かったと思います。その中で3着という結果はこの馬の地力を感じます。この項目に入ったということは上がりの力があるということを意味していますが、近年では少し脚質が変わってきているとうに感じます。2年前のチャレンジCまでは上がり3位以内の脚を連発して着内に入ってきましたが、古馬との相手が多くなってからは立ち回りやまくりを決めてのレースが多くなってきました。そう考えれば中山は距離も含めてベストのような気もします。
3位には3頭入りました。
まずはイルーシヴパンサーから考えます。昨年京都金杯での勝ち馬となります。それから分かるようにマイル戦ではある程度安定した結果を残していますが、昨年中山記念では8着。どうしても直線短い中山のようなコースでのキレ勝負となると分が悪いところがあります。タイムだけで判断するならば長く脚を使っていくタイプのように思います。とはいえまくりを決めたような経験もあまりないのであまり器用なタイプではないのかなという印象です。
続いてタイムトゥヘヴンです。
忘れた頃に飛んでくるタイムトゥヘヴンが出走することになりました。上がりの力があることは間違いありませんが、どうしても展開に左右されてしまうところは変わりません。そして私が注目したのは昨年京王杯SCです。もちろん出遅れたことも大きかったとは思いますが、比較的後ろから競馬をした馬も馬券に絡んでいるような展開でした。そういう展開で17着というのはちょっといただけなかったかなと…。
最後にレッドモンレーヴです。
また好きな馬が出てきてしまいました…。昨年京王杯SCではしっかり稼がせていただきました。今回は久々の1800m戦となります。長く脚を使って着内を狙ってくる馬ではありますので、1ハロン程度であれば距離延長は歓迎といったところでしょうか。ただどちらかというと加速に時間がかかるようなタイプの馬ではありますので、追い出すタイミングが難しい中山の適性はどうかなというところでしょうか。積極的な騎乗をする横山和騎手との手は決して合わないわけではないと思いますので、和生騎手の技術とセンスに期待です。

コース適性優秀馬
1位 ヒシイグアス(1.8)
2位 マイネルクリソーラ(1.7)
3位 エルトンバローズ(1.3)

コース適性は昨年の覇者ヒシイグアスがトップとなりました。
私ヒシイグアス好きなんですよね…。あーだめだ。主観が入ってしまうww今年8歳にはなりましたが、それでもキャリアとしては20戦と大事に使われてきました。非常に身体が弱いタイプの馬ですので夏よりは冬の方が印象は良いです。そして昨年の同レースも非常に強い走りを見せてくれました。8歳という年齢になって、衰えも見えてくるのかなと思ったものの香港カップでは3着と結果を出しました。中山金杯、中山記念2勝から考えて、中山競馬場内回りの適性は間違いなく出走馬上位。3ただ3回目の勝利を果たすほどなのかなという思いもちょっとあり正直悩んでいます…。
2位はマイネルクリソーラですがすでに紹介しましたので割愛します。
3位にはエルトンバローズが入りました。
とにかく昨年の毎日王冠ではソングラインやシュネルマイスターをねじ伏せての勝利となりました。普通に強かったですよね。その後のマイルCSも4着と結果を出しています。距離的にはマイルだと少し忙しいかなと思いますので1800mはベストなのかなと思います。鞍上西村淳騎手もこの馬をよく把握していると思いますし、何としてもここでもう一度重賞を獲りに来るでしょう。特に右回りは強さというか安定感を発揮します。阪神好走歴もあるので急坂の対応も可能でしょう。あえていえば中山での出走経験がないというところだけが気になります。

距離適性優秀馬
1位 マテンロウスカイ(1.7)
2位 マイネルクリソーラ(1.3)
3位 以下の2頭が該当(1.2)
エルトンバローズ・ヒシイグアス

距離適性に関してはマテンロウスカイがトップとなりました。
考察部分でも述べましたが地味ではありますが非常に安定感のある走りをする馬です。過去16戦で掲示板を逃したのは2回のみ。そのうち1回はセントライト記念という少し距離の長いレースでした。こちらも先ほど紹介したエルトンバローズと同様に中山競馬場でのレース経験は1回しかなく、経験不足ではありますが、小倉など小回りでのレースを得意としているのであまり問題はないと考えられるでしょう。そして鞍上予定の横山典騎手にとっては中山競馬場は庭ですからね。今回人気しないようであれば狙ってみたいと思います。
2位と3位に入った馬はすべて今まで説明してきた馬となりますのでここでは割愛します。

総合指数優秀馬(途中経過)
1位 ヒシイグアス(14.245)
2位 エルトンバローズ(12.602)
3位 ソールオリエンス(12.360)
4位 マイネルクリソーラ(11.802)
5位 ソーヴァリアント(9.937)
6位 レッドモンレーヴ(9.676)

総合指数トップは抜けた数値をたたき出し、ヒシイグアスとなりました。
ここでは3位に入ったソールオリエンスのみ分析します。クラシック戦線から有馬記念を経ての中山記念。一気に距離が短くなります。そもそも2000mくらいがベストかなとも思っていたのでそこまで気にはしていないのですが、どうしてもスタートから行き脚がつかないレースが続いています。昨年京成杯のようにものすごい脚を使って勝ち切る!なんていうこともあり得ると思う一方で、より直線からヨーイドンになりやすい中山記念が合うかというと…ちょっと微妙なのかなという風にも思います。

G2 中山記念:中間考察該当馬

★中間考察該当馬★
エルトンバローズ②・ソーヴァリアント

ソールオリエンス
・ドーブネ⑩
ヒシイグアス③・マテンロウスカイ

ラーグルフ⑫・レッドモンレーヴ

今回はこの8頭を中間考察該当馬に指名したいと思います。今のところではありますが、私は1番人気をそのまま軸に…とは考えないと思います。軸を制すものが馬券を制します。今年のテーマは軸と馬券。しっかり考えに考えて本番に臨みます。

今回も私の記事を読んで下さりありがとうございます。
最近記事を書いている時間が楽しくてたまらないと思いつつも、身体的にはしんどくなってもきました。わがままではありますがぜひぜひ皆様から力をいただきたいです。記事に関する感想やお声かけなどぜひお待ちしています。記事を読んでくださった全ての方に幸あれ♪

予想には一切妥協しません!独自の指数データを日々改善させて的中率をあげていきます!