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G2 中山記念:最終見解(G3阪急杯・L仁川S最終予想おまけ)

皆さんこんにちは。
バークレーでございます。
今回はG2中山記念の最終見解をお送りしていきたいと思います。また、G3阪急杯、そして土曜日の阪神メインで開催される仁川Sについても最終予想を載せたいと思っております。

3つのレースの予想を述べていきますが、的中を保証するものではありません。この記事は最終的に印を知るというよりも、見解をお読みになりたい方のみご購入ください。よろしくお願いいたします。

G2 中山記念:最終見解

G2 中山記念:芝1800m右回り
◎ ⑤ヒシイグアス
○ ⑨エルトンバローズ
▲ ④ジオグリフ
△ ②ソーヴァリアント
★ ⑦ドーブネ
紐 ①⑧

買い目(私のです)
➊単複…◎(2点)
➋馬連…◎→○▲△★(4点)
➌3連複…◎→○▲△★→○▲△★紐紐(14点)
それではまず、金曜に発表された枠順から見ていくことにいたしましょう。

2024年中山記念:枠順

このようになりました。
私が逃げ馬として想定したのはテーオーシリウスでしたが、15番と大外枠ということになりました。そしてテンの速さでテーオーシリウスに匹敵する馬はいないものの、2番目にテンが速いエエヤンがそのすぐ内側になったというのも気になるところです。エエヤンはスタートが良いタイプで、好スタートを切ってから様子を見て番手等に収まる騎乗が多くなっています。ということはテーオーシリウスは先週のドンフランキーのようによっぽど好スタートを切らなければすんなりハナを切れないということになります。そして内側のジオグリフに関しても気になります。改めて私が算出したテン速さ比較を「馬番毎に並べて」見ていきましょう。

テン速さ比較:馬番順

このように、テンが最も速い2頭が外側、3~5位という速さの馬が内枠側に入ることとなりました。3番目にテンが速いジオグリフがいる位置は内から4頭目。テーオーシリウスとは10頭分も外側ということになります。こうなると、テーオーシリウスの進路というものが気になってきますね。

テーオーシリウスの予想進路:スタート時

上記の図をご覧ください。大外に入った逃げ馬の進路というのは、大きく分類すると上記の3つに分かれます。これらの進路というのは内側のどの位置に張って出てくる馬がいるのかによってきます。今回はテーオーシリウスのすぐ内側にスタートの良いエエヤンがいることから、➌の進路を走る可能性はかなり低いのかなと思います。そしてイルーシヴパンサー、ドーブネ、マテンロウスカイなど前につける可能性のある馬が順々に設定されていることを考えると➋の進路を進む可能性もかなり低いのではないかと思っています。そうなると今回テーオーシリウスの進む進路は➊ということになるでしょうか。実は中山記念においてこの進路を進むのが逃げ馬にとっては一番避けたいと言えるのではないでしょうか。なぜならばスタートから1ハロンですぐに最初のコーナーを迎えてしまうからです。➊の進路をとって最終的にハナを切るために斜めに進むこの部分が少しでもコーナーに差し掛かってしまうと、大回りしてコーナーを進んでいかなければならなくなります。であるとするならば、斜めに曲がる前の部分で十分前に進んでおかなければなりません。テーオーシリウスにとってはかなりしんどい枠と言えるのではないでしょうか。例えば内側にいるジオグリフが中山記念標準ペース、で最初の1ハロンを進んだとしても、それを上回るペースでテーオーシリウスは進まなければならなくなるので、数字から表れるレーステンの速さは速く見えるようなものになるかもしれません。ここで大切なのは「テン速くなる」ということです。番手以降の馬が好走するためには、ある程度前半を緩めるようなペースにする必要があります。そのためには逃げ馬にスローペースを刻ませるのを防がなければなりません。

では、続いて枠順を踏まえたスタートしてから少しの時点での隊列予想を紹介します。次の図をご覧ください。

中山記念:隊列予想➊

私が考えた隊列予想➊は上記のようになりました。
しかし、今回は少し幅を持った展開予想をしていきたいと思っています。騎手の方々に色を付けてみました。これは「幅をもって考えておきたい騎手」となります。まず赤字になっている騎手から考えていきます。これらの騎手は「もしかしたらもう少し前に位置しようとするかもしれない」ということを表しています。エルトンバローズは前での競馬を基本として結果を出してきた馬です。さらに今回はテーオーシリウスがスタート直後のペースを上げると考えたとしても、この馬にとってはそこまでテンが速い展開にはならないと考えれば、ある程度位置を強引にでも取りに来る可能性があります。決してキレる脚を持った馬ではありませんので。そして同じ観点で前につける可能性があるのはドーブネです。ドーブネの今までの戦歴を分析するならば、ハナか番手に収まらないレースは成績があまり良くありません。そうであるならばエエヤンとジオグリフの間あたりに位置を取りにくる可能性もあるのかなと思います。そして最後はヒシイグアスです。キング騎手は前につけた競馬をした時の方が成績が良い、予想家の皆さんは漠然とそういう風に思っているかもしれません。確かに中山記念の過去レースを分析してみると、私が考えた隊列予想の位置だと少し不安が残ります。それでも昨年のような強烈なキレ脚を発揮することができるのならば、この位置でも勝負にはなると思うのですが、衰えが見えないこともありません。8歳でキャリア20戦、このレース数の少なさは彼のフレッシュさを維持しているとは思いますが、馬体を見ても昨年以上のようには思えません。であるならば多少脚を使ってでももう少し前の位置を取りに来る可能性はあるのかなと思います。

中山記念:隊列予想➊

では続いて青字の騎手たちのことを考えていきます。こちらは一転、もう少し後ろで競馬をする可能性のある馬となります。私がテン速さ比較の基礎スピードを考える際に、参考にしているのは国内直近3走ですが、ジオグリフはその中に昨年の宝塚記念が入ってきます。この宝塚記念というのはユニコーンライオンがハナに立った関係もあって、非常にテンの速いレースとなりました。改めて考えるとそういうレースの時に後方から競馬をしていたイクイノックス鞍上ルメール騎手の体内時計は本当に素晴らしいですよね。天性の感覚というものを持っているように思います。さて話を戻します。その他のレースにもさかのぼって調べてみた時、ジオグリフの基礎スピードは果たしてこの位置につけられるほどのものなのか、これは正直疑問です。もう少し後ろ、下手したら4列目くらいからの競馬になる可能性もあるのではないかと思います。そうなると最も展開が向きそうな馬は…エルトンバローズになってしまうのでしょうか。そしてもう1頭にはレッドモンレーヴです。騎手の方の中でも積極的な競馬をするのが横山和騎手です。一方で横山家の血統なのか分かりませんが極端さも兼ね備えています。良い意味でも悪い意味でも馬に合わせていくのが横山家。今回こそ私はレッドモンレーヴが中段あたりにつけられるチャンスがあると思っていますが、それは過去のレースでもありました。過去はそれでもやはり後方からの競馬に徹していたところを見ると、もう2列くらい後ろで競馬をする可能性も十分にあると思います。そうなるとヒシイグアスあたりがやはりもう1列前で競馬をすることになるのでしょうか。

中山記念:隊列予想➊

さて、最後に「紫色」の騎手について説明します。といっても紫になっているのは武豊騎手のみとなります。なぜ色を付けたのかというと「馬込みを避ける」可能性があるからです。中間考察では馬込みに入るのを嫌がる同馬はその弱点を克服しつつあると記載しました。一方でもともと持っていたその弱点に関して、再び嫌がる可能性が0になるということはありません。三つ子の魂百までですね。そうすると武豊騎手は「ドーブネ」を前に行かせて、外側に張り出す可能性があるのかなと思いました。そこにヒシイグアスが来るのか、それともボーンディスウェイあたりが好位につけようとするのか、その辺が今回のレースのポイントになるような気がしています。

中山記念:隊列予想➋

直線に向かって少ししたくらいの隊列予想です。エルトンバローズは好位から競馬をしていて早めに前へ出ます。後ろからはヒシイグアスが最後急坂手前くらいから前に出るために好位へ進出、ジオグリフが無事前で競馬ができたとするならば戸崎騎手も前をキープするでしょう。後は武豊騎手が縫うように競馬ができるかどうか、そして外から脚を溜めていたレッドモンレーヴやソールオリエンスなどの馬のどれかが前につっこんでくるようなイメージでしょうか。番手以降のスピードはさほど速くないと予想するならば、基本は好位からの競馬をする馬が軸候補ということになるでしょう。

G3 阪急杯:最終予想

G3 阪急杯:芝1400m右回り
◎ ⑦スマートクラージュ
○ ⑮ダノンティンパニー
▲ ⑱メイショウホシアイ
△ ⑨サトノレーヴ
★ ①ウインマーベル
紐 ④⑧

買い目(私のです)
➊馬連…◎→○▲△★(4点)
➋ワイド…◎→△★(2点)
➌3連複…◎→○▲△→○▲△★紐紐(12点)
本命はスマートクラージュです。
自分の力不足ではあるのですが、仁川Sがどうしても納得がいかず悔しかったので阪急杯の最終見解をしっかり書いてなんとしても勝利をもぎ取りたいと思います。少しではありますがお付き合いください。まずは枠順から見ていきましょう。

2024年G3阪急杯:枠順(SPAIA引用)

このような形となりました。阪急杯は中間考察を書いていないので、逃げ馬をどの馬で考えていたのか、参考までにテン速さ比較を紹介していきます。

阪急杯出走馬:テン速さ比較と過去の前半ペース

上記からお分かりになるように、今回の出走馬の中ではやはりアサカラキングがテンは最も速く、逃げる意思もありそうだと踏んでいました。しかし、中山記念同様こちらも逃げ想定の馬が大外枠ということになり、正直アサカラキングは厳しい展開となります。内側にはワールドウインズがいますが、マイル系で多く出走してきた馬というのもありますのでそこまで無理はしないのかなと。ただ5番メイショウチタンはどうでしょうか。事実直近5走では2回逃げている馬で、コンスタントに34秒台で前につけています。これだけ並びの優位性があるのであれば、思い切って前に出るのではないかと思いました。ただアサカラキングは現在3連勝、いずれも逃げて勝利をつかんでいます。そしてその積極策を用いているのが主に斎藤新騎手であるというのも見逃せません。ある程度前に突っかかっていくと考えられます。そうです、中山記念だけではなく阪急杯も前が流れそうであるということです。

もう一つ考えなければならないことがあります。天気です。アサカラキングは稍重こそ経験はあるものの、重馬場の経験がありません。ストライドが大きくなくピッチ走法っぽい走り方をする馬ではあるのである程度対応はしてくると思いますが、未知数なところがあります。そして前が流れる展開になった時にどこまで脚を残せるかは不安だなと感じます。一方メイショウチタンは条件戦ではあるものの重馬場という道悪で勝ち切る経験を持っています。陣営のコメントを見てみても芝の方が行きっぷりが良いので仕切り直しと言っているところから前は流れるのはほぼ確実で、かつ道悪で進むことによりかなり前2頭はしんどいペースで進まなければならなくなるでしょう。私が考えたスタート直後の隊列は以下の通りです。

阪急杯:隊列予想

赤の2頭がペースを速めていきますが、そこは1400mという短距離戦。2列目もそこまで離されない状態で隊列は決まるのではないかと考えます。そうなると、正直1~2列目はペース的に厳しい。テン速さ比較のところで載せましたが、阪急杯はスタートから3角までの距離が長い関係で、前半は流れる傾向にあります。平均すると34.07秒です。もちろん重馬場での開催となるでしょうから34秒台後半、34.7~34.8秒程度で進むと思われます。ただこれは良馬場の時よりも遅いペースで進む=楽なペースということではありません。いわゆる良馬場34秒のペースと道悪34.7秒のペースの「負荷が同じ程度」と考えています。唯一阪急杯が不良馬場で開催されたのは2015年。この時の前3ハロンは34.9秒でした。ここが一つの基準。並び的にはこれよりも若干流れるだろうと考えると正直2列目までは厳しいです。2015年は2列目に入ったミッキーアイルが2着という結果でした。このレベルの馬でないと着内は厳しいと言えるペースになるでしょう。

そうなると色をつけてある3~4列目が今回は「好位」ということになります。バークレー指数、そして道悪好走歴を見ていくと…?
タマモブラックタイ(指4.160:11位)道悪◎
エンペザー(指4.117:12位)道悪?
ダノンティンパニー(指10.131:3位)道悪?
スマートクラージュ(指10.925:1位)道悪○
デュガ(指0.316:16位)道悪△
カリボール(指-0.930:18位)道悪

このようになります。バークレー指数は馬と騎手をレース環境に置き換えた場合に、どれだけ能力を発揮できるかの力を測るためのものとお考えください。そして私が今回好走するだろうという風に考えた位置で競馬をする馬の中で最も能力値が高く、そして道悪も対応ができるだろうと考えたのが本命のスマートクラージュだったというわけです。

さて、本来対抗評価だったウインマーベルですが、今回は評価を落とさざるを得ません。やはり馬場が理由です。昨年キーンランドCの際に、道悪は得意ではないとレース後に松山騎手自身が述べていました。ただ能力的にはこのメンバーであればやはり上位にくるだろうということもあり、消すというところまでは私にはできませんでした…度胸がないのですwww そして何よりも松山騎手自身が最近乗れていません…。これも理由の一つでしょうか。土曜には少し身体を痛めた可能性もあるので…。ちょっとマイナスの要素が多くなってきてしまいました。それであれば遅れてきた大物、ダノンティンパニーの底力に賭けてみようかなと。ルメートル騎手も乗れていない感じがしますが…www

大まかではありますが見解を述べました。
単穴以下の馬で見解を知りたい方はDMくださいwww

土曜メイン L 仁川S:最終予想

L 仁川S:阪神ダ2000m右回り
◎ ⑪バハルダール
○ ⑯アイコンテーラー
▲ 
リチュアル
△ 
ゼットリアン
★ ⑧フルヴォート
紐 ②

買い目(私のです)
➊馬連…◎→○▲△★(4点)
➋ワイド…◎→▲△★(3点)
➌3連複…◎→○▲→○▲△★紐紐(9点)
久々に平場参戦です。ちょっと勝負してみます。

今回の最終予想は以上です。
重賞は2つですが両方ともに非常に難解なレースとなりました。まぁ競馬で簡単なレースなど存在しないと思いますが…。リバティアイランドやイクイノックスのように抜けた馬が1頭いる場合はある程度相手だけを考えれば良いので、それはそれでほんの少し楽なのだとは思いますが、基本は難しいです。それでも何とか答えにたどり着くために今回も頭を働かせました。人事は尽くしたので天命を待ちます。今回も私の記事をご購入いただきましてありがとうございます。ご購入いただいた全ての方に幸あれ♪ってか幸騎手こないかなwww

予想には一切妥協しません!独自の指数データを日々改善させて的中率をあげていきます!