2DF反転

ニジゲンフリークス!!に深く関わってくださる演者、お客様へ

ごあいさつ

ニジゲンフリークス!!というイベントを立ち上げてもう2年が過ぎました。
折に触れ協力してもらいまくっているBAR、ガノータの10周年を祝うべくちょっとでかい事にも挑戦する余裕が出てきました。
演者の数ですが、「一度出演したよ〜」という方も「毎回でてるよ」というヘビーユーザーも含めるとそれだけでかなりの人数になるのではないでしょうか。本当にいつもありがとうございます。
いつもヘラヘラと軽口叩いてばかりいる主催者FITTですが、ここ最近お客様や演者とのアクセスが雑になってきてしまい(距離が縮まったということなので嬉しいのですが)、きちんと答えられていない感があるので自分の考えを一度書いとこうと思います。僕も成長しますので今後変化していくとは思いますが芯の部分はおそらく変わらないです。
普段現場にいる自分とは随分違いますのでご注意ください、理解を促す意味でわざと嫌な書き方をしている部分もあると思います。読みたくない方はブラウザバックをお願いします。読まなくたってぼくは一切扱いを変えたりしません。
イベントを愛してくれて、もっとよりよくする手伝いが演者として、お客としてできないか?と考えてくださっている特別な方に向けて書いていますので、否定的に捉えてしまいそうなメンタルの方はどうかご遠慮ください。





ニジフリ、青と緑

ご存知の方がほとんどだとは思いますが、ニジフリには二つの顔があります。
◎完全公募型、ショーケース主体の「ニジゲンフリークス!!」
皆様が「ニジフリ」と呼んでくださっている青いフライヤーの方です。

もうひとつは
◎DJ主体のいわゆるアニクラ、「ニジゲンフリークス!!clubGREENS」
ハッシュタグなんかで#ニジフリ緑 と書かれるアレです。来たこと無い方も、Twitterなんかで見たことくらいはあると思います。
ニジフリ青に対して、緑色のフライヤーになってます。多くは平日深夜、本当にありえないタイミングで開催してます。

☆ニジゲンフリークス!!青について
まず青に関してですが、青は平均130名ほど、演者も含め160名以上に毎回集まっていただいております。四国のイベントとしては大盛況といっても差し支えないのでは無いでしょうか?盛り上がりも凄まじく、汗だくになって出てくるお客様もいるほどです。
会場のキャパ的にこれ以上の集客が難しい(入らないわけではないです、居住性を考えた場合という意味です)ので、僕としては今『大きくする』より『楽しくする』『居心地をよくする』方に力を注いで、皆様に長く愛して頂ける工夫をしたいと考えています。結果人が増えればそれが成功かと。

そもそもこのイベント、アニクラというつもりは全く無くて、アニソンを踊ったり歌ったりということを個人で、グループで楽しんでいる方々が沢山いるという事に感銘を受けて、「そういう人が集まってなんでもやってみる事ができるパーティ」があったらいいな、と考えたのが最初です。幸い自分はキャパ350名のライブハウスのブッカーですし、披露する場が無い人たちに向けてステージという提案をできる立場にいましたので、動き始めたら早かったです。高知の「アニステーション」主催のVJ aith君にも、地元で長くアニクラを主催している「ヲタスコ!」のsoni君からも多大な協力を受けて、勝手がさっぱりわからない自分がなんとか上手に第一回をこなす事ができました。

そこで見たものは、自分が考えていたものよりはるかに創造的で、ハイテンションで、にこやかなものでしたね。初めて会う演者の方々から、「こんな素敵なイベントを作ってくれてありがとう」「絶対続けてください」「ニジフリ最高」と矢継ぎ早に声をいただいて、実質ほとんど何もしてない自分は戸惑ってしまったのを今でもよく思い出します。
実際、演者の99%は素人さんなので、歌も踊りもそんなに上手ではなかったりするんですよ。でも、一生懸命練習してきて、盛り上げる工夫をして、ひざこぞう震わせて舞台袖から飛び出して、ライト浴びて演じて、すっごい笑顔で帰ってくる演者達を見てたら下手なこと、経験不足な事の何が悪いんだろう、と真剣に考えてしまいました。どうしても出てしまう間の悪さをカバーする司会のZOO様とパイセン(当時)、様々な映像でお客さんの盛り上がりを煽るVJ aith、沢山の音源、キッカケ、すべての演目を把握して的確に仕事するPA。そしてそれを信頼して思いっきり舞台へ出て行く演者達。
めっちゃエンターテイメントやなあ...と主催の自分が一番感動する仕上がりでした。
そしてその技術と信念は、今も受け継がれ、進化し続けています。

ですがその中で問題点も多く出てきました。解決されないまま続いている事も多いです。

●過去大きく取り上げられた問題①:コスプレイヤーさん
色々ありますがここでは荷物の件ですね。クローク、コインロッカー、用意してるんですが使ってる方ほとんど居ないです。着替えるのはあなただけではないです、出番を控えた演者も居ます。演者は出番30分前からの楽屋入室という事にさせてもらってます、レイヤーさんの荷物でぐちゃぐちゃになった楽屋で充分な準備ができるでしょうかね?すごく重要な問題です。

●過去大きく取り上げられた問題②:楽屋
先ほどと被る話題ですが、楽屋の使い方ですね。混雑を避ける為、演者は出番の30分前、レイヤーさんは着替えの時だけと決めさせてもらってます。ですが現状はずっとたむろしてる方が多いのではないでしょうか。楽屋ではニジフリスタッフほんのこさんによるキャスなども行われておりますし、ライティングや転換、司会進行のスタッフが頻繁に行き来します。動線を塞がれるとスムーズな仕事ができません。演者やレイヤーさんに言う事でもないんですが彼等はめちゃくちゃ忙しいです。常に時間に追われています。それもこれもイベントを定刻で進めるため。あなたたちの為でもあるんです。協力できませんか?

●過去大きく取り上げられた問題③:再入場、飲食物持ち込み
再入場を求める声が多かったので半券を見せてもらってドリンク代を再度いただく事で可能にしました。ですがこれ欠陥があって、きちんと同一人物かどうか確認できないんですよね。この事に関しては今後検討します。ご指摘いただいた方、ありがとうございます。
これはGREENも共通の件なんですが、飲食物の持ち込みに関しては、基本的にNGです。これはニジフリではなく、ライブハウスサロンキティの決まりです。居酒屋にビール持ち込まないでしょ。それと同じです。水もダメです。ドリンクカウンターをご利用ください。
演者もイベントオープン後はこれに従っていただくようにします。どうしても必要なら事前に一声いただきます。
差し入れと言われるものですが、楽屋に溜まる原因になりますので今後は禁止させていただきます。もらったら家に帰ってから開封してください。お酒の差し入れ、振る舞いに関しては容量によって持ち込み料金をいただきます。それでも振る舞いたい方のみお申し付けください。
これらは新しいルールです。今後告知いたします。(2017年3月)

●●以上の問題に関して
色々ありますがこれを演者、レイヤーさん自身で自治して欲しいんです。ルールを増やしたくないんですよ。ルールだから守る、よりもみんなが過ごしやすくするために守る、ほうがカッコ良いじゃないですか。ニジフリユーザーはそういう事のできる人達だと思います。
それに、ルールを作る事で、僕が「こうしなければいけません」と大声で言う事で、守らない人を攻撃する人が出てくるでしょ。あれが非常に嫌いなんですよぼく。ワガママですみません。自然にできたルールを、自然に守れるチームニジフリ。理想です。何度も出演してるつよい演者達が率先して守る事で自然にそういうチームを作れないですかね?どうか頑張ってみてください。お願いします!

☆ニジゲンフリークス!!club GREENSについて
次に緑に関してです。動員は平均50名、大体8〜12名(多い!)のDJさんで約6時間のパーティ。
こちらはブッキングを私がします。DJに集客ノルマを課す事も無く、ニジゲンフリークス!!の看板で集客、運営しています。
ハコの売り上げ的に毎回綱渡りなんですが、青の稼ぎでなんとか維持している感じですかね...毎回胃が痛いです
ですが、その多くが水曜深夜という特殊な環境である事を考えるとまあ成功と言えるのでは無いでしょうか?本音を言えば、土曜日にやりたいです。お客様の負担にならない運営をしたいのですが、以前土曜開催した折に動員が一切増えなかったのが致命傷でした。
DJも含め、自分の努力が足らなかったと思います。次のチャンスは絶対に生かしたい...

緑について語っている口調が青の時と違う事にお気づきでしょうか。そう、緑は自分主導で動いてるんです。僕がやりたいからやろう、仲間(DJとお客様両方ですね)がやりたい限りやろう。大げさに言うと、自分のアニソンDJとしての、アニクラ主催者としての、挑戦なんです。
どれくらい仲間が集まってくれるのか、どれくらい仲間を楽しませられるのか、そのためにどうすればいいのか。ずっと考えてます。


●ニジフリに出たいDJ様へ
ここんとこ多いです、地元愛媛で「ニジフリ出してください」と言ってくださるDJ様。なかでも新規参入者、というかDJ機材購入して1年未満の初心者の方ですね。「いつもスルーされる」「全然出してくれない」と思っている方もいるのではないでしょうか。他のイベントでも同じなのではないかと思いますが、私オーガナイザーが何を考えてるのかお伝えしますね。

1.DJの技術
これに関してですが、僕はそんなに求めてません。小難しいロングミックスやマッシュアップ、やっていただいて結構なんですがそれ、お客さんは楽しいんでしょうか?という事を考えてみてください。ニジフリに関しては、そういうプレイを求めてるお客さん少ないんじゃないでしょうか。今後増えて行く可能性もありますが、現状居ないといっても過言ではないように思います。そういうプレイの素晴らしさを伝えたい、普及させたい、その想いは大切にしてください。僕も尊重します。でも、そればっかりにならないよう、周り見てくださいね。
どうしてもそれで盛り上げたいのなら、そういうのが好きなお客さん連れてきましょう。一番確実ですし僕も喜びます。
また、DJという行為は本来シンプルです。PCDJの普及とともに敷居はこれでもかというほど下がり、たかだか数万円の機材とiTunesに入ってる音源データでいっぱしのDJらしい事ができてしまう。そうなるとなんでもいいから曲をつないでいく事くらい、ぶっちゃけちょっと練習すりゃ誰でもできます。だからこそ、もっと他の、知らないところで差がついてるんじゃないでしょうか。

2.「アニソンDJ」という仕事
「ぼくはロボットアニメしか興味ないけど知識は誰にも負けない」いいですね。「90年代しか認めない」いいですよ。「アニメ見ないけどアニソンは好き」いいと思います。結構いますよねそういう人。そういうお客さん大好きです。盛り上げ甲斐があります。
でも待ってください、そういう人はDJはできません。正確には『出番があまりありません』。
ロボットアニメオンリーイベント、90年代縛り、そういうイベント以外ほとんど出番はないです。当たり前ですね
まずお客さんという一かたまりの相手は幅広い趣味をお持ちです。DJの好みを押し付けるのがアニソンDJではないです。
それからアニソンDJは音楽的な要素よりも、作品基準で選曲している事の方が多いです。何故かというとアニクラのお客さんはアニメというコンテンツが好きで集まっている方々なので、あまりにも荒唐無稽な繋ぎはついていけないんですよね。
例えば、00年代美少女アニメ→80年代スポコン→10年代ラノベって繋ぐには、それなりの説得力ある理由、演出が要るんです。
面白ければいいですよ、でもそれをするには幅広い知識、理解が必要です。多くの作品を見てないと絶対にできないです。
上記の方々はお客様としてはイベントを発展させるパワーユーザーになり得るでしょう、ですがニジフリDJには向いてないと思います。是非お客様として力を貸してください。

3.イベントとしての性格、志向
アニクラって一言でいいますけど、イベント毎に様々な性格を持ってるんですよ。それは何回も来て、楽しんで、関わっていないとわからないレベルの話です。いいところ、悪いところ、全部ひっくるめてそのイベントの魅力ですので、その中で何をしようか?というビジョン持ってない人にはお願いしづらいんですよね。だから、まず来て、楽しんで、関わってください。どう楽しかったの?どうしたらもっと楽しくなる?そのために自分、こんな事したい!そんな話を聞かせてください。

4.仲間
ニジフリDJ同士、実はものすごく仲いいです。普段から一緒に飲んだりするし、イベント中もテキラーやイエガー飛ばしあったり、同好会作ってマイクラマルチやったりしてる奴もいます。だからニジフリDJが他のイベント出るときはみんな出来る限り行くし、飲みますし盛り上がります。義務的にやってるんじゃないんです。楽しいんです。だって仲間だもんげ!
そういう事が自然にできる人間関係、それがDJにとって一番大切なんじゃないでしょうか?「お金ない」「友達いない」「忙しい」わかりますとも。でも、そういう事ばかり言う人邪魔なんですよ。だってつまんないじゃないですか。
友達いないなら作ったらいい、お金無いんなら他で倹約しなさい、時間は与えられるもんではないです、作るもんです。そんなに忙しいなら頑張って働いてください。DJやってる場合じゃないでしょ。いいんですか?人生において本当にどうにもならないくらい忙しい時期というのは必ずやってきます。その時後悔するの、自分ですよ。
少なくとも自分のイベントのCREWとしてそういう後ろ向きな人が関わるの、本当に嫌です。

5.CREWとしての立場
DJはCREW、クルーです。チームです。運営です。例えるならお客様をもてなすパーティのホストです。お客さん気分のDJさん、いませんか?
イベントの告知、集客は充分ですか?出番じゃない時、楽屋でふんぞり返っていませんか?全てはお客様を楽しませるため。努力してますか?言わないけど見てますよぼく、意外と。別に率先して騒げって言ってるわけじゃないです、ホールに居て、イベントに参加しましょ。お客さんの相手もしましょうよ。自分の家に遊びに来てくれた友達ほったらかしたりしないでしょ。

6.イベントで一番エライ!人
僕が一番感謝してるのはお客様です。別にタテマエやシャコウジレイではありません、本気です。一番大切にしたい仲間です。
だって自分がやりたいイベントに賛同してお金払って自分と一緒に遊んでくれる。神様かと思いますよ実際。
だから一緒にもっと遊びたいし何か返せるものはないかっていつも考えるわけです。飽きさせない工夫をしたいしリクエストにも出来るだけ応えてあげたいしお安く飲みたいだけ飲んで欲しいし飲み足りないなら打ち上げも付き合うし。
だからお客様大事にできないDJさんはお断りです。セックスしたいだけならお客様以外をターゲットにして欲しいしお金に困ってるなら理由を聞いた上でぼくが貸してあげます。トラブルの種になるそんな一つ一つ、当たり前の事を当たり前にできる人であって欲しいです。
簡単に聞こえますけど、結構難しい事です。

●●●なんか色々書きましたが、自分もできてない事ばかりです。でも書いた事は嘘偽り無い自分の考えです。気持ちです。ニジゲンフリークスは、こういった考えに基づいてハンドリングされてます。ボンクラオーガナイザーですが、皆様の協力あって今、楽しくイベントが行えています。今後いつまで続けられるかわかりませんが、時期により催されるスピンオフも含めずっとニジフリと、僕と遊んでくれたら本当に嬉しいです。
どうぞ宜しくお願いします。


ニジゲンフリークス!!代表、総支配人
FITT

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