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【猫様】丸三年

本日でSさんが旅立ってから丸三年になりました。

あれ?と思われた方もおられると思いますが、SさんとMさん、それぞれ12月の旅立ちだったのです。
どちらも私が休みの日を選んでくれたようで、下僕孝行な猫様でありました。

それにしても、年齢の近い猫様と暮らしていると、お別れの日も近かったりして…なかなかしんどいものだとわかりました…。
(SさんとMさんは1歳ちがい)
兄弟猫様と暮らしておられる下僕さんもいらっしゃるかと思いますが、ダメージ深いのでご覚悟を…マジで本当に落ち込んでました…。

Sさんは、Mさんを引き取ってから間もなく、10月の半ば頃、向かいのマンションの植え込みでひとりで鳴いているところを見つけ、もしかしたらお母さんが迎えに来るかも…としばらく様子を見ていたのですが、日暮れ近くになり、気温も下がってきたので、とりあえず保護しました。
野良っぽかったので、申し訳ないけどまずシャンプーしたところ(過去にノミでエラい目にあってまして)、でっかいノミが数匹おり…

見たところ、生後1ヶ月ちょいかな?くらい。
ふわっふわで美しいキトンブルーの瞳を持つ、天使様でした。
その頃のお写真を見せられないのが本当に悔やまれるのですが(当時のガラケーの中)(そのガラケーは行方不明)、マジで天使…あんなに可愛い子はそうそういないだろうと今でも思います。

成長して多少黄味がかり、
エメラルドグリーンの瞳になりました


ミルクも飲んでましたが、離乳食も全然食べてくださってたので、割とすぐ子猫用フードになりました。
病院へも連れて行きましたが、寄生虫や感染症もなく、隔離せずに済みました。

が、やっと新しい環境に慣れてきたところだったMさん、突然見知らぬ子猫がやって来たので、それはもう、怒る怒る。
Sさんの方は、Mさんをお母さんだと思っているらしく、近寄ってはフーとかシャーとかされ…時にはパンチやキックをくらいながらもめげることなく…

結局、「ものすご〜く納得いかないわ!」という顔をしながら、出ないおっぱいをSさんに吸われるMさん、という光景を見ることになりました。
Mさんには申し訳なかったけど、下僕は笑いを堪えるのが大変でした。ごめん(笑)。
ただ、Sさん用の子猫フードが美味しかったらしく、よくMさんが勝手に食べてしまって、この時期にかなりふっくらしてしまいました。スタイル良かったのになあ…。

子猫時代はそこまでヤンチャすることはなく、おとなしくて良い子でしたね。
一瞬目を離した隙に、調理中の魚焼きグリルを覗きこんで、おヒゲをチリチリにした時は血の気が引きましたが。
好奇心旺盛で、でもビビりで、猫様大好きな優しい子に育ちました。

反面、嫌なことは断固拒否!というとこもあり、引っ越しの際には深い引っ掻き傷を下僕に残してくださいました(今も傷跡が残ってます)。
実家に引っ越してから、ハゲが出来てしまい、病院へ半年ほど通いましたが、結局原因わからず、あれはおそらくストレスだったのかな、と思います。結局ずっとハゲてました。ごめんね。
人間嫌いで、下僕以外の家族には懐くどころか姿を見せることも稀で、完全レアキャラ扱いされてました。

Kさんを拾った後は、よく面倒をみてくれる良き兄貴分に。Kさんは少ししつこくし過ぎるところがあり、Mさんには嫌われてましたが(泣)、Sさんは我慢強くかまってあげてました。時々教育的指導もありつつ(笑)。
本当に良い子だったなあ…。

余談ですが、Mさんを引き取るキッカケになったのは、初代Cさんが家出してしまったことなのですが、SさんはCさんと似た雰囲気があって、高齢だったCさんの生まれ変わりなのでは、と結構本気で思っていました。
Sさんの持って生まれた可愛さもありますが、そういう意味でも私にとっては特別な猫様でした。

14年と少し、過ごした時間は本当に幸せで特別だったと思います。
今頃は天国でようやく自分の時間を持てて、やれやれ…と思っているのかもしれません。
Mさんは一緒にいるかなあ…でもMさんは猫様嫌いだからなあ(笑)。たま〜に一緒にいるかも。

こんな感じで

MさんもSさんも、下僕が苦しい時代を一緒に過ごしてくださった救世主です。
おふたりがいたから私は生きてこられたのだと思います。

今は、のんびり楽しく過ごしておられるのだと思います。
いつか、もしまた会える時がきたら、どれだけ感謝を伝えたら良いのでしょう。
Mさんも、Sさんも、本当にありがとう。大好きです。

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