先日、バイト先の先輩と飲みに行ったのですが、珍しいタイプの方で、ほぼ私が喋っていたんですよね。
たいていの方は「人の話を聞く」ことより、「自分の話を聞いてもらいたい」というタイプが多いように思います。

私は昔マンガを描いていたこともあり、人の話を聞くのが結構好きで、そこからその人の人となりを推察するのですが、今回は久々にあまり自分の話をしないタイプの方だ！と思って、実は緊張しました(笑)。
バイト先の先輩とは言っても、他店舗の方であまり絡みはなかったので余計に。
何となく、お互いウマが合いそうな雰囲気でしたのでお誘いしてみたのです。

ただ、猫様のお世話をされていると聞いていたので、とりあえずその話題は使える。
そして、私のような、元漫画家志望の人間は珍しいだろうし、そっちに興味がありそうならそれも使える。
私にとっても話題に事欠かない猫様とマンガ、それが使えるなら大丈夫だろう、という目論みであります。

しかし私は重要なことを見落としておりました。
猫様を飼っている人すべてが「猫様の下僕」という訳ではない、ということを。
ごくごく自然に猫様の下僕と化した同志の皆様にもお伝えしたい。

いいですか、猫様を飼っている人＝猫様の下僕、ではないのです！！

信じられないとお思いでしょう、よくわかります。
ですが現実はそうではないのです。
猫様は大切な家族であったり、我が子同然だったり、親しい友人のようであったり、その愛の形は様々で、皆様とても猫様を愛しておられることは間違いないのですが、だからと言って猫様至上主義、猫様の仰ることが最優先、猫様の思う壷に自ら入って喜ぶ変態ばかりではないのです。

私はそのことを、すっかり失念しておりました。
ハイ、先輩ドン引きです(笑)。
いや、できた人だからあからさまにドン引きした顔はしてませんでしたが、確実に引いておられました…。

「え？猫ちゃんが何言ってるかわかるの？」

…え？あれ？
いや、未熟者ゆえ、確実にわかるとは言えないですけど、大体こんなことを要求されてるのかな、と…
ごくフツーに思ってた…んだけど…違うの…？

その瞬間、私は自分が猫様教のやべー信者であることを思い出しましたね…。
というか、ここでも散々そのヤバさ全開な猫様語りしてたけど、もしかしてドン引きしてる方いらっしゃいました…？ごめんね…気づかなかったよ…。

鉄板だろうと踏んでいた猫様語りで失敗し、マンガに関してはそれ以上のヤバさを自覚しておりますので、その後はめちゃくちゃ慎重になったよね…。一旦アルコールやめてソフトドリンクで冷静さを取り戻すくらいには(笑)。

まあ、一般人が経験してない、クズな人生送ってるので、他の話題で何とか繋いだけども。
しかし、マンガオタクな自覚は常にあるから気をつけていられるけど、猫様信者は本当にうっかり出ちゃうなあ…これから気をつけよう…。

ただし、ここでは今後も猫様信者として猫様を崇め奉り生きていきますので、よろしくお願いします。もうバレバレだからいいだろう、うん。

さて、一応楽しんでくださった先輩ですが、果たして次回はあるのか。
そして先輩の語りを聞ける日は来るのか。
今後に期待であります。