無器用な話し方でもいいんだ

いつでもさよならだと思って生きているから、また会えたときは、また会える約束ができたときは、とても嬉しい。

約束だけを守る人生でいいと思ってる。だけど約束は、守られるまでは不完全だから、臆病な僕はもしかしたら最後かもしれないと予防線を張ってしまう。

ひととひとの関係が完全だと思うなよ。いつでもさよならだ。


これからの10年、本当に楽しめるかな。

もちろんとっくに覚悟は済んだ。呪いも解いた。つもり。

これからやってくるどうしようもない大好きな仲間との別れの覚悟もできた。いつまで君と僕が君と僕でいられるかを想いながら、それが失われるかもしれないことを覚悟して、祈りのような気持ちで次の10年を迎えることになる。

幸いにも、やりたいことはある。やれる算段もある。行きたい場所も、見たい景色もある。その先の景色はきっと今とまったく違うことだろう。


あぁ、こういうのを寂しいと言うんだな。だけど絶対振り向いてはやらない。


人生に正解はない。

その中でできるだけの時間、大好きな君との時間があればいいなと思う。

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