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テレワークブースが息苦しくなるのはなぜ?原因と快適なテレワークブースを調査

こんにちは!小さな会社を経営している者です。

先日、テレワークブースの設置において「法律」の部分を調査してきました。
⇒テレワークブースの法律の記事はこちら

今回はテレワークブースを利用して違和感に思ったことを紹介していきます。

その違和感の内容が、

「テレワークブースを利用して息苦しくて頭がぼーっとする」

というものでした。

そして今後購入するテレワークブースの参考になればと、以下のことを調べてみました。

  • 息苦しさを感じる原因とは何なのか?

  • 息苦しさを感じないテレワークブースは存在するのか?

私のように、テレワークブース導入を考えている人や、快適にテレワークブースを利用したい人の役に立てたら幸いです。

テレワークブースで息苦しさを感じる原因は?

ことの発端は先日、利用したテレワークブース内で作業しているとき、ぼーっとする息苦しさを感じることからでした。その原因が何かを考察していきます。

原因の考察1:暑さ

まず私は暑さによる原因があると考えました。


テレワークブースを長時間使用していると、ブース内の温度が高くなっている気がする。暑さが原因で息苦しさを感じるではないだろうか?

そこで、某メーカーさんに問い合わせをしてみました。

メーカーさん
確かに、中の温度は1、2度暑くなります。

との返事がありました。

やはり暑さなのかと思ったのですが、実は別で利用したテレワークブースはこの対策がとれており、むしろ寒かったのに、頭がぼーっとするという現象が起きました。


まだ長時間利用すると、ぼーっとする。テレワークブース自体がそういうものなのかな?

ここまでの結論として、「ぼーっとする」原因は暑さではないということでした。そこで引き続き、他のテレワークブースを調べてみました。

原因の考察2:吸気ができていない

原因がわからずにモヤモヤしている中、また別の時に他のテレワークブースを利用してみると、なんと息のしずらさを感じなかったのです。

そこで、そのテレワークブースを調べてみると他とは違う「吸気」機能がありました。


排気機能だけのテレワークブースが多いなか、吸気を行っているのはなぜだろう。
もしかして、これにより「空気の流れ」ができているのか?

「吸気がしっかりされていない(空気の流れがない)から息苦しさを感じるのでは?」という可能性が高いと考えました。

この疑問を解決するために、「テレワークブースの排気・吸気機能があるのか」を各メーカーごとで比較してみました。

ちなみに余談ですが、他のテレワークブースと比べていて気づいたのが、ドアのすき間にあるパッキン(衝撃をやわらげ密閉するもの)がないテレワークブースもありました。ただこれは、空気の流れというよりも、音漏れするかしないかの違いです。

テレワークブースの吸気・排気性能を比較

テレワークブースの吸気・排気性能を各メーカー、ホームページをみながら比較してみます。
ここで重要なのは、吸気・排気機能をどちらも兼ね備えられているテレワークブースを探していくのがメイン作業です。

前述のとおり、テレワークブースに排気機能があっても、息苦しさを感じました。なので、排気機能だけではなく、吸気機能もあるのかをあわせて各メーカーのテレワークブースを調査していきました。結果が下記です。

One-Bo  ⇒ 換気ファンがあるブースもあり
OHACO(オハコ) ⇒ 換気扇・吸気機能あり
Priws(プリウス) ⇒ 換気扇あり
AdvaNceD IoTテレワークブース ⇒ 吸気・排気機能あり
テレキューブ by アイリスチトセ ⇒ 換気ファンあり

調べた結果、テレワークブースを提供しているメーカーは、換気には気をつかっているのがわかりました。ただやはり吸気機能(と排気)まで備わっており、空気の循環を意識されているテレワークブースは、1つだけでした。実際に私が頭がぼーっとしなくなったのも、そのテレワークブースです。

まとめ:テレワークブースにより空気の流れが違う

テレワークブースを利用したとき、「息苦しさ・暑さ」がなぜ起こるのかを調査・検証してきました。

テレワークブースを快適に過ごすには、排気・換気も重要ということが今回でわかりました。各社、空気の流れが違うのことは非常に興味深かったです。

ちなみに、この空気の流れについてももう少し調べてみました。すると飛行機でも、この吸排気で快適に過ごせているのがわかりました。飛行機は上空の空気を約3分で吸気し、機内の空気をいれかえられるようです。(1分間当たり=約200リットル(ドラム缶1本分)以上)
参考:機内の空気循環について

結果、「テレワークブースを提供している各社、換気には気をつかっているけど、吸気(空気の流れ)はしっかりされていないものが多い」ということがわかりました。原因のひとつにテレワークブースの歴史も浅いことがあげられるかもしれません。
飛行機のように「1分間で200リットルくらい空気が換気される性能」をたたき出していることから、吸排気で息苦しさが変わってくるのは非常に興味深く今後の、テレワークブース技術の進歩がとても楽しみです。

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