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AIを、契約書チェックに取り入れよう【あらためてAI-CONがすごい】

契約書のチェックが負担ではありませんか? 実は「契約書のチェック」という業務についても、リーガルテックが目覚ましい進歩を遂げています。なかでも僕がおすすめしたいのはAI-CONです。(ステマと思われるのも嫌なので一応言っておくと、本投稿は完全に僕個人の感想です。)AI-CONは、2019年には日経優秀製品・サービス賞も受賞している、リーガルテックの急先鋒。リリース後も進化を遂げ、直近のニュースは上位版(エンタープライズ向け)にAI-CONPro が登場したことでしょうか。この分野において常に目の離せない存在です。

ここが素晴らしい

比較的早い段階でお見かけし、僕も実際使っているのですが、いちファンユーザとして、具体的にメリット等を。超おすすめポイントとして、なにしろチェック結果の「読みやすさ」が素晴らしいです。これまで似たようなサービスをつかってがっかりしたことがある方にこそ、使ってほしい。AI-CONは、契約書のファイルをアップロードし、待っていると、たいていは1営業日で、チェック結果のレポートが返ってきます。

有利性の判定

「チェック結果」とはなにか? というと、条文ごとに有利なのか不利なのか(それとも中間なのか)という意味での判定を行い、結果を見やすく表示してくれるものです。もちろん、たとえば用語の「定義」のように、もともと有利/不利の問題ではないため判定不能のものがありますが、それ以外の条文は、すべてなんらかの判定結果を返します。

そして、これはこういう趣旨の条文だから「中間」とか、こうなっているから「やや不利」のように、判定理由も簡潔に表示されます。さらに、修正例も表示されます。さすがに完全にその契約書に沿った文言(人がなおしたような修正)とまではいきませんが、一般的な条文例が「有利なもの、中間のもの、不利なもの」と、参考例文として表示されます。これ実は、人間がその都度参考書を片手にやっていた作業とそっくりでして、起案するのにもとても便利です。

もしも人間の手でこれをやったら? ひとつひとつの条文を有利、不利、・・・と切り分けて、かつそれぞれに修正例を3パターン添える、なんてやっていたらとても1日では間に合いませんよね。

AIによるチェックにデメリットはあるか

このサービスを契約書チェックに使うことに、デメリットはありません。ただ、念のため付け加えておくべきこととしては、これ「だけ」でチェックが完了したりはしません。つまり完全におまかせすることは、目指すべきでないと思います。AIと人間は、補完し合うものではないでしょうか。

AIは、まさに「機械的」に、忖度なしのチェック結果を返してくれるからこそ、有益です。逆に人間のほうは、得られた情報を鵜呑みにするのではなく、あくまでも「セカンドオピニオン」として活用すれば、劇的な「効率化ツール」になります。

人間の方が得意な部分

そもそも契約書の「チェック能力自体」は、人間にまだまだ勝ち目が残っていると感じています。なにしろ人間はその契約の「背景」を知っているわけですから、AIとは持っている情報がスタート地点から違います。また、条文間の矛盾や、契約書全体をみたときの意味上の「ズレ」をみつけるのも、まだ人間の方が勝っている気がしています。やはりその条文ひとつひとつの意味ではなく、契約書全体の、その取引における存在意義、いきさつや「大人の事情」みたいなものまで把握しているのは、ほかならぬ人間だから。まだまだ最終判断には差がつくのです。

ですが、AI-CONがやっている半自動的な有利不利の判断や、参考条文例の提示、修正意図の説明例の提示などまで作成するスキルは、特に限られた時間のなかでそれを正確に行えるかとなれば、やはりAIに軍配があがるのです。

まとめ

とにかくリーガルテックを活用して、契約書チェックも効率化をおすすめします。そしていまのところAI-CONがそのファーストチョイスという気がしています。


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