明け方から緊急速報メールが何回も鳴ります。
その度にスマホを手に取り、ちらっと見て寝る、というのを繰り返していました。
何回目の緊急速報メールでしょうか。
寝ぼけ眼で見ると、「○○で氾濫」という字が!
いつもだったらまだ寝ている時間ですが、私と長女は飛び起きました。
「お父さんは?」
「仕事行ったみたいよ!」
「危ないじゃん!!」
そう、夫は○○を通って隣のH市まで、山を超えて通勤しているのです。
○○からH市にかけては、大雨が降ると危ないところです。
以前からそういう時は仕事を休めと言っているのですが、融通がきかず、物事に頓着しない夫は平気で出かけていきます💦
今朝もあれだけ緊急速報メールが何度もなっているのに、その中に突っ込んでいく神経が分かりません💦
すぐ電話し、○○が氾濫したから危ないことを伝えました。
すると、
「通行止めになっていたから、休みをとることを管理職に伝えて引き返してる」
とのこと。
とりあえず良かった!
ひとまず安心したところで、長女とどうするか相談しました。
雨はざんざん降っていて、止む気配がありません。
ライブカメラを見ると、かなり増水した川が映っています。
「お母さん、大事なものを2階に運ぼう!」
長女はH市在住なので(現在病休のため帰省中)、大雨に慣れています(^_^;)
すぐさま2人で手わけして、父の遺影をはじめ、書類やらなんやら2階に運び始めました。
私の仕事道具であるパソコンやモニターも2階へ。
もちろん、飼っているミシシッピニオイガメもです。
二人でバタバタしているところに夫が帰ってきました。
「朝からかなり降ってて、緊急速報メールもきてる時は、行かない方がいいと思うよ。危ないよ」
と、今後のこともあるので言ったのですが、
「ああ、まあ·····」
みたいな軽い返事💦
この人は、一回流されないと分からないのかもしれません·····。
さらに長女と、あれこれ2階に運びあげたり、避難をどうしようかと話したりしていた間、夫は2階の自分に部屋で熟睡💦
雨のことを1ミリも心配している様子がありません(^_^;)
確かに私たちが住む下流域は、洪水の危険性は低いでしょう。
けれども上流の方は氾濫しているし、雨は依然として激しく降り続いているし、洪水の可能性がないとは言えません。
洪水になると車も心配です。
そのうちに、とうとう大雨特別警報も出されました!
長女がとにかく心配するので、駐車場が高いところにある近くのホテルをを予約しました。
それで長女も安心したようです。
ようやくお腹がすいてきたので、遅い朝ごはんを食べることにしました。
それまで心配で、食べる気持ちにもならなかったのです。
夫を呼びに行ったところ、まだ寝ていました(^_^;)
「食べない?」と聞くと
「腹が減ってないからいらない」
と言います。
既にチンしてあったので、お弁当にしてホテルに持っていくことにしました。
すると、お弁当箱に詰め終わった頃夫が降りてきて、食卓にどっかと座りました。
「ん?いらないって言ったからお弁当箱に詰めたんだけど」
「いや、腹減った」
@&%#!☆?
夫は不思議すぎます💦
その後幸い雨も止み、晴れ間が見えるようになりました。
ホテルをどうしようかと思いましたが、キャンセル料が80%かかるし、父の葬儀等で慌ただしかったので、骨休みの意味も込めて予定通り泊まることにしました。
16時頃ホテルにチェックインし、温泉に長女とゆったり浸かりながら、前回温泉に来たのはいつだっただろうかと話しました。
コロナもあって、たぶん3年振りくらいの温泉でしょう。
誰もいない温泉に長女とゆっくり浸かることが出来て、疲れが取れたように思います。
今回のことでつくづく、大雨特別警報が出された地域の方の思いがわかりました。
心配で何も手につきません。
今日は父の書類の分からないところを電話して聞こうと思っていましたが、とても、それどころではありませんでした。
これ以上の被害が出ないことを願っています。
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