見出し画像

「立ち止まり力」というスキル


今週はだんなの実家に帰省していました。


大阪と京都の間のベッドタウンで、両親ともに高齢なこともあり、

毎年特別なこともせず、のんびり過ごす三泊四日。


コルクの夏休みは皆揃ってではなく、それぞれ3日間の有休が付与されて、それを7-9月の間でいつでも使って良いというもの。

あらかじめ持っている有休と合わせて長めに取るのも良し、1日ずつ小分けで取るのも良しのフリースタイルです。


私は元々が時間貧乏というか、じっとしているのが性に合わず、

「休みは休みなりにリターンが欲しい」タイプ。

休みの日もできる限り時間を有効活用しようとして予定を詰め込んだり、仕事も投げられたボールはすぐに打ち返したい、自分で持っていたくないがために、

「土日以外に休みを取ること」があまり得意ではありません。

「だんなの実家に帰省」も、あちらの両親は本当に良い方で私も大好きなものの、やっぱり、世の大多数の嫁と同じように、一つも嫌な要素はないのに若干憂鬱になるというか、正直心浮かれるイベントでないため、行く直前まで

「東京で仕事してたい」「一人で東京に残って、映画見たり本読んだりしてたい」「しばらく会ってない友達に会っていたい」と思ってました。

でも、半ば強制的にいつもの環境から身を遠ざけて、義父や義母と他愛もない話をしたり、いつもは行くことのない場所や食事をすることで、

自分の仕事の進め方を見直したり、

刹那的に見ていたものを俯瞰で見れるようになったり、

子どもをいつも以上に愛おしく感じられるようになったり、

ぎゅーっとしていたものがふぁーってなったり、

余計なショッピングを諦められたり、

コルクの皆がキャワキャワしているのを社内イントラで見て「いいな。。早くコルク行きたい」と思ったり(これ本当)、

別に乱れていないと思ってた心が意外とごちゃついていたことに気づいて、

少し整いました。

で、来週からまた仕事もプライベートも(子育ても)がんばるぞ、と思えました。


マグロやカツオなどの「止まると死んじゃう」回遊魚タイプにとって、いつもの世界から離れて立ち止まったり、一息つくのは勇気が要るし、元々好きでやってることなので、「なんで止まらなきゃいけないんだ」という葛藤もあります。

自分を含め、そういう人は「完全に休むこと」自体がストレスになるので、

「休む」ではなく「立ち止まる」という表現にすれば気も楽になります。

「立ち止まる力」は明日からのパフォーマンスを高めるための力でもあります。

立ち止まることは悪いことじゃない、

むしろ、本来の自分を取り戻してもっと好きになるための不可欠なステップ。必要なスキル。

ただ、ポイントは「By when」を自分で設定しておくこと。

仕事と同じで立ち止まることも「いつまで」を決めておかないと、うまく進められない。

上手に立ち止まることも自分のパフォーマンスをあげるスキルのひとつだと思って、

昔から貯めがちな有休をうまく使っていこう(笑)。


(唯一行った観光、奈良公園の鹿も、しかせんべいを持った人間以外には見向きもしませんでしたよ・・)

タケダ








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?