基本にして奥義!?武道空手の短打法!其之弐─「短打法」体得の稽古法とは!?

私の記事を読むのが初めての方は、先に下の記事を読んでください。

 こちらの記事は、『月刊空手道』の2015年8月号に掲載されたものです。武道空手の「短打法」の具体的な鍛錬法について解説しています。

『月刊空手道』2015年8月号 表紙

以下は当時、編集者に付けていただいたキャッチコピーの引用です。

柳川理論、再起動!
中国武術でいうところの寸勁、つまり柳川昌弘氏が提唱する武道空手の「短打法」は、決して秘技・奥義といったものではない。「短打法」とは、相手に応じて千変万化する「変化技」に必要不可欠な技術であり、組手における戦術・戦略を大きく様変わりさせる極めて重要な基本技術といえる。今回は体得のための稽古法、鍛錬法を愛弟子・宮路健文氏が紹介する。

『月刊空手道』2015年8月号 P27

 もし宜しければご購入のほど、よろしくお願いいたします。

はじめに

 先月号では、相手に拳を密着させた状態、あるいは僅かに離した状態からでも威力ある打撃、つまり武道空手の「短打法」が、単にそのような状況下でしか使用できない技なのではなく、千変万化の「変化技」の基礎となる大事な技術であることを説明しました。

 本稿では、その「短打法」体得のための具体的稽古法、鍛錬法についてご紹介します。

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