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ACL 決勝 第2戦 ペルセポリス-鹿島 プレビュー


AFCチャンピオンズリーグ ノックアウトステージ 決勝 第2戦
ペルセポリスFC-鹿島アントラーズ
11/11(土) 24:00キックオフ ※日本時間
@アサディ・スタジアム

いよいよ本当の意味でタイトルの懸かった試合を迎えることになる。しかし、舞台は8万人の大アウェイ。イランで日本のチームが試合をするのは3年前の日本代表戦以来とのことで、かつその時の日本代表に現在の鹿島の選手は誰も選ばれていない。小笠原と曽ヶ端が13年前のW杯予選で同じスタジアムを経験しているのは心強いが、鹿島にとっては初の中東での試合ということも含め、様々な未知が待ち受けていることになる。

2点のビハインドを負って試合に入るペルセポリスはホームの地の利も活かして、序盤から積極的に来るだろう。第1戦でも序盤に押し込まれたように、彼らの鋭いプレスからのカウンターは大いに警戒しなければならない。序盤は耐える展開になるかもしれないが、ここを耐えられないようでは目標達成には程遠いだろう。安易にボールを失うことを避け、ボールを持たせても相手を中央に入れさせない、入れさせても跳ね返せるロングボールに限定させる、といった劣勢の中でも出来ることを確実にこなしてペースを握りたいところだ。

もちろん、守っているだけでは厳しい。攻めに出て、相手を突き放すゴールを奪いたいが、狙うべきは相手の守備陣の繋ぎだ。相手のDFラインは高さや強さはあるものの、足元の技術は決して高くない。第1戦でも鹿島のプレスに慌てて、ミスをする場面が見受けられた。鹿島としては、ここにしっかりプレスをかけて、ボールを奪ってショートカウンターに繋げたいのはもちろん、相手の攻撃に上手く繋がせないようにもしていきたい。アウェイゴールは相手が奪えなかっただけに大きな意味を持つし、鹿島がアウェイゴールを奪った瞬間に延長戦の可能性は消える。未知のアウェイで試合を長引かせるのは得策ではないだけに、90分で試合を決めてしまいたい。

ここ3試合、チームはまさに「全員で」戦い抜き勝利を手にしてきた。その戦い抜いた成果を形に変え、クラブの更なる栄光に繋げられるものが目の前にあるのが今節だ。鹿島のすべての力を合わせ、悲願達成に挑む。

<予想スタメン>

<鹿島>
GK
1クォン・スンテ
DF
22西大伍
35チョン・スンヒョン
3昌子源
16山本脩斗
MF
4レオ・シルバ
20三竿健斗
25遠藤康
30安部裕葵
FW
9鈴木優磨
18セルジーニョ
SUB
GK21曽ヶ端準
DF32安西幸輝
DF39犬飼智也
MF6永木亮太
MF8土居聖真
MF40小笠原満男
FW14金森健志
監督
大岩剛

<ペルセポリス>
GK
1アリレザ・ベイランヴァンド
DF
3ショジャー・ハリルザデー
4サイド・ジャラル・ホセイニ
15モハンマド・アンサリ
69アリ・モスレー
MF
11カマル・カムヤビニア
21アダム・ヘマティ
8アハマド・ヌーロラヒ
5バシャル・レサン
FW
90ゴッドウィン・メンシャ
70アリ・アリプール
SUB
GK44ボジダル・ラドシェヴィッチ
DF38エフサン・ホセイニ
MF18モフセン・ラビアハー
MF22オミド・アリシャー
MF25エフサン・アルヴァンザデー
MF26サイード・ハセインプール
MF37ハミド・レザ・タヘルハニ
監督
ブランコ・イバンコビッチ

遠征費とスタグル代に充てるので、恵んでください