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テクノロジー時代に適応する方法-今を悲観せず本質を時代に接続する-


AIに仕事が奪われる(仕事が変容する)。社会変化についていけない。

そんな言葉をよく耳にするようになりました。

ただその言葉は本やテレビで見るだけで、誰でも良いですが、当事者である個人の口から聞くことはほとんどありません。

しかし必ずその時代はやってきますし、銀行などもう変化している仕事もあります。

ベーシックインカムなど救いの提案は昔からありますが、そんなに甘くないというのが僕の見解。

でも社会は教育や社会構造を変えようとはしません。

僕には2人の子どもがいて、その子たちも「今」の教育を受けます(個人的に未来予測をした上で教育することも可能ですが)。

でも僕は親として普通に受験勉強をさせますし、できる限りの既存の教育を受けさせるつもりです。

しかし、自分の子ども時代と違うのは、未来の「ハブ」となる能力がそこにあるかを知っておくことが重要だと思っています。

ハブ:ハブ (ネットワーク機器) - イーサネット、USB、IEEE 1394 などにおいて、ネットワークの中心に位置する集線装置であり、複数のネットワーク機器を接続する装置。(Wikipedia参照)

例えば受験勉強で得られる現在の価値は「良い大学に入る」が主だと思います。

しかし10年・20年後、その価値に10代、20代という大切な時間を投資するだけの価値があるかは疑問です。

しかし、僕の子どもにはそれをするように勧めます。

なぜなら受験勉強で得られるものに「集中力」という価値があるからです。

集中力はどんな分野にも接続できる能力です。

子どもには集中力という能力を得るために勉強を勧めます。

だからもし子どもが勉強以外に自ら集中できる何かを見つけたら必ずそれをやらせます。

スポーツでも、伝統文化でも、ものづくりでも、なんでも。

これこそが多様性への対応になると思います。

この思考は今の30代、40代、50代の人にも当てはめることができます。自分が今やっている仕事が必ずAIに奪われると思う場合でも、その人は今の仕事で得ているお金や地位、技術以外に何か「ハブ」となる能力を得ていることがあると思います。

例えば、僕が人よりもコンセプト作りに長けているのでは、と気づいたきっかけがあります。

それは兄と昔話をしてた時。

「昔は両親共に本当に怖かったね。いつも言い訳を考えていたよ。」という会話。

その時ふと「人よりも多様な発想力で物事を見ているのでは」と思いました。

幼少期から少しのストレスをかけられていたことによって、脳が「発想する」能力を僕に与えてきたと考えました。

この「発想する」能力は多くの分野に接続できるものでした。

コニカミノルタソーシャルデザインアワード「プロジェクト賞」受賞作品

「障害を持つ方が手織りで織った生地を手のぬくもり(空間)に置き換えて作品化」

LEXUS DESIGN AWARD  2017 panel winner

「大量生産された陶器を移動可能な窯で焼き直して一点物に変える試み」

紙わざ大賞入選作品「右脳と左脳」

溶ける紙で溶けて有機的な(感覚的な)右脳、幾何学的な(論理的な)左脳を表現

手前味噌ですが、私は親が作ってくれた厳しい環境によって「発想する」能力を得て、色々な分野で多様に活躍することができています。

この「発想する」能力がハブとなっています。

仕事を奪われるのではなく、社会変化についていけないでもなく、今その人が持っている能力の本質をその時代に「変換する」能力こそが重要なのだと考えています。

TAKEHANAKE  design studio

竹鼻良文

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